ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

それぞれの居場所へ

2011年06月29日 22時32分00秒 | 社会
ガイアの夜明け、観ました。
三陸海産再生プロジェクトを始め、
一人一人が損得を度外視して、
本当に頑張っていらっしゃる姿に
何だかとても感動してしまって。

使われなくなって寄贈されることになった、
中古の漁船が届いたとたんに
船を流されて沈み込んでいた猟師さんの目が
生き生きと輝くのを見るにつけ、
真の復興は、被災した方々それぞれが、
それぞれの居場所に戻れるようにすることだと
改めて、思わずにはいられない。



ああ、わたしが石油王の大金持ちなら
船をなくした猟師さんすべてに
船を1艘ずつ贈らせて頂くのに。
三陸海産再生プロジェクトの木村さんに
今すぐ10億円を出資させて頂くのに。

自分の無力があまりにもどかしいけれど
せめてこのブログを読んで下さった方が
一人でも多く、協力して下さるよう
繰り返し繰り返し、お願いしてみます。
そして私もプロジェクトの一会員として
心から応援しながら、三陸の復興の行方を
この先もずっとずっと見守ってゆきますから。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MP3デビュー

2011年06月26日 21時45分00秒 | フランス語
今さら?とびっくりされそうだけれど
今頃やっとMP3デビューしました。
ラジオフランス語講座では物足りなくなったので
時々、ネットでニュース番組を見たりしてたけど
朝夕の通勤時間を活かせないかと考え、
思いついたのが、ポドキャスト。

というわけで今月から、もらいもののMP3で
ニュース番組のポドキャストをダウンロードし、
通勤時間や、家事をしながら
フランス語のニュースを聞いています。

(この週末はわたしのB's dayでした)

NHK Worldは内容も知っているニュースが多く、
だいたいは聞き取れている気がするのだけれど
全然facile(簡単)じゃないRFIの francais facile、
24H en France は、更に難度が高くって。
何のニュースかくらいは見当がつくものの
あとは分かる単語を、頭の中で結びつけて
意味を連想しながら・・・といった感じ。

でもC1レベルだと、その内容をきちんと理解して
自分の言葉で要約出来るくらいじゃないとダメかも。
道のりは遠いけど、毎日懲りもせず聴き続けることで
聞き取りの力と連想力との両方アップを期待しつつ、
MP3ってなんて小さくて便利なの!と
世間から10年遅れ位で、大喜びしている私なのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三陸再生プロジェクト発進

2011年06月24日 22時35分00秒 | 社会
三陸海産再生プロジェクトがいよいよ発進。
公民館の屋上に大型バスが乗り上がった、
石巻市雄勝町の大須漁港で、
地震直後に命がけで沖合に逃れた不動丸が、
さまざまな苦難を乗り越えて、再び海へ。
すべてを奪ったのに、なんてきれいな海。
猟師さんが船に乗って漁に出る、
ただそれだけの風景なのに、何か胸に響く。

(写真は共にプロジェクトHPより)

会員には、この不動丸の猟師さんが捕ってくる、
ヒラメ、マガレイ、銀鮭、アイナメ、ホウボウ等
時価1万円の獲れたてのお魚4-5kgを詰めて
半額の5千円で、順次送って下さるのですって。
うわあ、何て立派なヒラメ。本当においしそう。
出荷の様子は「ガイアの夜明け」でも紹介されるみたい。



安くておいしいお魚をいっぱい頂いて、
その上、復興の一助になれるなら
ここは一つ、魚をさばく練習をして、
魚を分け合う有志を募って、注文したいな。
頑張れ、頑張れ、三陸海産再生プロジェクト!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんな状況でも

2011年06月20日 21時25分00秒 | 生活
昨年末に自己最高の5を記録した、
同時多発心配事のうち3つは今も継続中だけど
2つは無事に解決し、新たに2つが加わって
今も、自己最高記録5を連続保持中。

どれ1つ取っても、眠れなくなるくらい、
十分に、重大なことばかりなのに、
わたしの力でどうにもならないことばかりで。
家族のこと、仕事のこと、そして友人のこと。
家族のことでは、2週連続で実家に帰省。

一番最近加わった心配事も、精神的にはかなり辛い。
一番幸せでいてほしい人たちに
起こりつつある悲劇を、知ってしまった。
曇りなき幸福なハーモニーを奏でていた日々が
おそらく、二度と戻ってこないことも。
そしてわたしは、その日々が瓦解していくのを
胸を痛めながら、見ていることしか出来ない。



自分では何一つ変えることが出来ないのなら
せめてこの状況の中で「ベストの自分」でいよう。
それが、思い悩み、行きつ戻りつした後に
わたしがたどり着いた、自分なりの答え。
1つ1つのことに対して、なにがベストなのか
それを見定めるのは簡単なことではないし、
ベストなつもりで、失敗もするだろうけれど。

そして忘れないでいたいことは、どんな状況でも、
人は「幸せ」を感じることが出来るということ。
幸せは主観的なものだから、感じられたもん勝ち。
実際わたしも、この同時多発心配事の中にあっても
幸せを見つけない日は、一日もないから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バカロレア試験始まる

2011年06月16日 22時18分00秒 | フランス語
フランスでは今日からバカロレア試験が開始。
哲学を重んじるお国柄のゆえか、
試験はいつも哲学から始まるのが毎年の恒例。
しかも日本と違って、殆どが論文形式。
哲学に至っては、4時間ひたすら論文を書くのだとか。

例えば昨年の出題の幾つかは、こんな感じ。
"Le rôle de l'historien est-il de juger ?"
(歴史の役割は、判断を下すことにあるのだろうか)
"Une vie heureuse est-elle une vie de plaisirs ?"
(幸福な人生は、快楽に満ちた人生なのだろうか)



日本語で自分の意見だけを書くのも大変そうなテーマを
記憶してきた、幾人もの哲学者の見解を引用しながら
一つの論文にまとめるのは、どうしたって至難の業。
日本式の丸暗記では、歯が立たないこと間違いなし。
高校の頃から、こんな論文を書く訓練をしていれば
自分で考え、まとめる力がつくのもうなづける。

日本の教育改革をもし本気でやるとすれば
マークシート方式の大学受験を改めるべきかも、
なんてことを思うのは、わたし自身が今、
フランス語のDALF C1の筆記試験の論文問題に
こんなの、日本語でだって出来ないよー、と
心底、苦しめられているからなのだけれど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする