ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

忘れないこと

2012年03月05日 20時58分00秒 | 社会
間もなく東日本大震災から丸1年。
職場のあるビルの1階でも
津波被害の展示が行われていて
津波に引き裂かれた大漁旗や
泥まみれの小さなクマのぬいぐるみは
見るたび、胸がしめつけられる。

毎日のように放送される、
さまざまな震災の特番を見ながら
いろいろなことを考えてしまって。
あまりにも多くの課題を抱えた政府に対して、
批評家は、こぞって批判を展開してるけれど
批判するだけというのも、何か違うような。
当事者意識があれば、反省しこそすれ、
批判だけでは終われないはずでは、と。

(満開になった大阪繁盛亭の梅)

確かに間もなく1年になろうとする今、
当事者意識を共有するのは
ますます難しくなりつつあるのかも。
震災直後のように、街の到るところで
募金が行われているわけではないし、
今自分に何が出来るのかを
切実に考えることも少なくなってきたり。

でも、「3.11を忘れない」というのは
ただ単に記憶しておく、というだけじゃなくて
当事者意識を持ち続けるってことじゃないかしら。
それは「お気の毒に」と「つらいなあ」の違い。
「かわいそうに」と「何か出来ることない?」の違い。
ただそれだけの違いでも、それを持ち続けること、
それが、大切なことのような気がして。
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