mimi-fuku通信

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NHK-BS2 【怪談夜話2009】:怪談映画/話芸/Jホラーの秘密。

2009-08-21 21:00:00 | テレビ番組


 NHK-BS2:ホラーナイト2009
 ~2009年8月22日の夜9時~翌日:丑三つの頃。

 <mimifukuから一言>

 NHKでは2009年の夏に2週連続の怖~いお話。
 先週のお盆の真夜中に放送された、
 『日本怪談百物語』は好評だったようです。
 ~実は別番組を録画していて未視聴で再放送お願い!

 そこで私のように見逃したあなたのために
 今回NHKーBS2が用意したプログラムが
 *ハイビジョン特集「異界百物語~Jホラーの秘密を探る~」
 *恐怖の話芸:最恐!怪談夜話
 *衛星映画劇場「東海道四谷怪談」
 *日本の話芸:落語「お化け長屋」
 *日本の話芸:落語「藁人形」
 の5本。

 mimifukuの一番のお薦めは、
 衛星映画劇場「東海道四谷怪談」
 名優:天知茂さんの傑作映画として誉れの高い1959年の作品。
 でもカルトっぽい様式美は昭和34年の作品で、
 CG慣れした現代人の目にはどう映るか?

 一般的論として一番興味深そうなのが、
 <恐怖の話芸:最恐!怪談夜話。>
 ゲストの怖い体験談(?)が聞けそうです。

 専門マニア向け番組としての、
 ハイビジョン特集:「異界百物語~Jホラーの秘密を探る~」
 は学術的な匂いがします。

 その他2本の落語は恐~いお話の後の清涼剤。
 のんびりと聞いてください。

 落語と言えば六代目:三遊亭円生さんの『死神』を最近CDで聞きました。
 『死神』は明治の名人:三遊亭円朝さんがグリム童話をもとに創作した作品。
 ~冴えない男が死神と契約することで名医となり…。
 
日本の怪談作品の多くは道徳作品としての価値もあります。
 悪いことをした者や約束を破ったものに天罰を下す。
 「東海道四谷怪談」等は怨霊による復讐劇。
 考えようによっては民話としての『鶴の恩返し』や『浦島太郎』等も、
 怪談(怪異物語)としての価値を見出せるかも知れません。
 
 怪談とホラーの違いを友人と語ったことがあるのですが、
 「江戸~明治に創作された怪談物語には対象人物が存在するのに対して、
 現代のホラー映画は世間に対する呪縛こそあるが対象人物が無差別で、
 道徳的な価値を見出すことが難しい。」
 との意見になりました。
 私自身はホラー映画をほとんど見ないので真意の判別はできませんが、
 社会通念としての善悪の基準が怪談時代と比較し曖昧になっている?
 そんなことも話しました。

 創作され続ける怪談物語やホラー映画。
 世界を見渡せば西洋のオカルトには必ず宗教観が存在しますが、
 日本の怪談話は個人と個人や家と家の問題等も多く、
 道徳観や啓蒙的な役割も果たしているように感じます。

 恐~いお話もそんな風に学術的に見れば怖くない?
 そんな見方は嫌だ!
 全国から反対意見が聞こえてきます(笑)。
 と言うことで各々の感覚でお楽しみください。

 <ブログ内:関連記事>
 *NHK2010『日本怪談百物語&妖しき文豪怪談』:怪談の考察
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/544c4efe56a189ac8dbc93d332d46e9c

 *『最恐!怪談夜話』&『LIFE・井上陽水』:番組感想と国宝怪異絵巻。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/8927cebd5bf538ca3026eb85a79ad842

 *日本の怪談/名作映画放送:NHK-BS2(番組情報)。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/863101c25b35f2b88761533d1e711e5a

 
 ~以下、NHKホームページより記事転載。

 *ハイビジョン特集「異界百物語~Jホラーの秘密を探る~」
 ~2009年 8月22日(土)午後9:00~午後10:53(113分)

 【内容】
 世界を魅了する日本のホラー映画。
 秘密は千年以上続く異界にある。
 過去から蘇る魂が百物語で異界の魅力を伝える知的ドキュドラ。
 日本人は古代から異界を語ってきた。
 夜、ロウソクの火を囲んで幽霊の話を語り、
 怪談を書き残し次世代へ伝えてきた。
 そして異界を題材にした能や歌舞伎の作品が創作され、
 妖怪や幽霊が描かれ怪談映画や漫画、
 そしてJホラーが生み出されたのである。
 呪いのビデオ、家に棲みついた霊、水道から溢れる髪の毛・・・。
 ここ数年、日本のホラー映画=Jホラーの恐怖が世界を駆け巡っている。
 きっかけは「リング」のリメイク作品。
 世界で100億円を超える興行収入を上げた。
 さらにオリジナルを撮った日本人監督を起用した、
 「呪怨」ハリウッド版も大ヒットしブームを決定付けた。
 では、
 Jホラーはなぜ世界を魅了するのか?
 その秘密を解明しようとアメリカの映画関係者や研究者は分析を続ける。
 背景には、「理屈を超えた怪異」「不滅の怨霊」「湿気の中の恐怖」など、
 日本人独特の文化があると指摘する。
 *2008年4月にBSハイビジョンで放送された番組の再放送。

 番組データ
 ・原題:Skeletons in the Closet
 ・制作年:2008年
 ・制作会社:NHK/Plug-In 2(アメリカ)

 【出演】
 桂 歌丸(三遊亭円朝 役)
 竹中直人(安倍晴明 役)
 ダンカン・ハミルトン(小泉八雲 役)
 井上真紀(小泉節子 役)
 新妻聖子(怪談ドラマで女の幽霊など1人3役)

 【作曲】
 ゲーリー芦屋(「呪怨ビデオ版」「富江・Re-Birth」「CURE」「LOFT」ほか)
 冷水ひとみ(「ウォーターボーイズ」「頭山」ほか)


 *恐怖の話芸:最恐!怪談夜話
 ~2009年 8月22日(土)午後11時~翌日午前0時30分(90分) 
 ~2009年 8月30日(日)午後4時~午後5時30分(90分)

 現代を舞台にした怪談の名手たちが,
 夏の夜を涼しくするような怖い話を続々と披露。
 司会・佐野史郎、荒俣宏、ゲスト・つまみ枝豆、中澤裕子の,
 恐怖の実体験話にも注目です。

 【出演】:つまみ枝豆,中澤裕子,安曇潤平,加門七海,中山市朗,東雅夫,
 【司会】:佐野史郎,荒俣宏,中川緑


 *衛星映画劇場「東海道四谷怪談」
 
~2009年 8月22日(土)翌日午前0:30~翌日午前1:50(80分)

  【映画の内容】

 四世鶴屋南北作の歌舞伎狂言を怪談映画の巨匠:中川信夫監督が映画化。
 妻・お岩を毒殺し、別の女性と所帯を持った浪人・伊右衛門が、
 お岩のおん霊にたたられ破滅の道をたどる。
 お岩と所帯を持つことを懇願した際、
 彼女の父親にののしられた伊右衛門は激情に駆られ父親を斬ってしまう。
 そこを直助に見られて以降、何かと弱みに付け込まれ・・・。
 何度も映画化されている中でも最高傑作との呼び声高い一編。

 【監督】:中川信夫                   
                              
 【出演】:天知茂、北沢典子、若杉嘉津子、江見俊太郎、池内 淳子
                              
 ~1959年 新東宝制作~
            
                               

 *日本の話芸 落語「お化け長屋」
 
~2009年 8月22日(土)翌日午前2:00~翌日午前2:30(30分)

 【出演】:柳家小三治 
 ~東京・ニッショーホールで録画~

 *日本の話芸 落語「藁人形」
 
~2009年 8月22日(土)翌日午前2:30~翌日午前3:00(30分)

 【出演】:桂歌丸 
 ~東京・ニッショーホールで録画~

 

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【世界陸上ベルリン】:ウサイン・ボルト/驚嘆の世界新記再び!

2009-08-21 05:31:00 | 芸能・スポーツ

 20日(日本時間21日早朝:3時30分頃)、
 ベルリンで開催されている陸上の世界選手権:男子200メートル決勝で、
 昨年の北京オリンピック覇者:ウサイン・ボルト選手(22歳)が、
 19秒19の驚異的な世界新記録で優勝(速報タイムは19秒20だった)。
 100m同様に前記録を0秒11(約1m)更新した。
 レースは1度目のスタートで他選手のフライング。
 その時ボルト選手はまるで反応できずどうなるのだろうと危惧したが、
 2度目のスタートでは瞬時に反応。
 100m同様にレース序盤から独走し他を寄せ付けない強さを示した。
 向かい風0・3メートルと条件での世界記録達成は、
 今後のさらなる記録更新に期待を持たせる。
 1位:ウサイン・ボルト(ジャマイカ)19秒19
 
2位:アロンソ・エドワード(パナマ)19秒81
 3位:ウォレス・スピアーモン(米国)19秒85
 
 このレースはタイソン・ゲイ選手(米国)が欠場したものの、
 5位までの入賞者が19秒台を記録する高速レースだった。
 レース後のボルト選手は恒例の勝利のポーズを忘れたかのように放心。
 胸で十字を切り神に感謝していた。
 よほどレースに集中していたのか大の字に寝そべると世界陸上ベルリンの、
 マスコット・キャラクターに促されて勝利のポーズを披露。
 嬉しそうに何度かマスコットと共に勝利のポーズで歓声に応えた。

 前回の100mの放送は録画で6時起床後即時に見たので、
 やはり生でしょってことで今回は3時に起きて観戦。
 男子200m決勝以上に手に汗握ったのが、
 女子走り高跳の3選手のドラマ
 優勝候補のブランカ・ブラシッチ(クロアチア)
 地元ドイツのアリアネ・フリードリヒ(ドイツ)
 北京五輪銅メダリストのアンナ・チチェロワ(ロシア)

 何れも陸上界を代表するような美人アスリート達の闘いは、
 それぞれの自己演出も素晴らしかった。
 観客に静寂を求めるフリードリヒ選手。
 観客からの手拍子を求めるブラシッチ選手は対称的。
 ロシアのチチェロワ選手は至って穏やか。
 特にフリードリヒ選手の自己演出は観る者を魅了したし、
 ブラシッチ選手の勝負にかける表情に飽きることはない。

 ソウル五輪の女王:フローレンス・ジョイナー選手に始まり?
 イシンバエワ選手に代表されるパフォーマンス豊かなスポーツ・ウーマン達。
 ウサイン・ボルト選手もまたレース前後のパフォーマンスに長けており、
 時代の変化はスポーツの世界でも自己アピールが顕著なようだ。

 ボルト選手の世界記録がレース前の既成事実(大方の予想)だったことで、
 私の心に残ったのは女子走り高跳びの熾烈な戦い。
 優勝はブランカ・ブラシッチ(クロアチア)の2m04cmだった。
 ブラシッチ選手は世界記録の2m10センチにも挑戦。
 惜しくも記録は達成されなかった。
 1位:ブランカ・ブラシッチ(クロアチア)
 2位:
アンナ・チチェロワ(ロシア)
 
3位アリアネ・フリードリヒ(ドイツ)


 <関連記事>
 
*世界陸上ベルリン:ウサイン・ボルト/驚愕の世界新記達成!
 
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/5c3b3c04fb6e1b6b591d7abf1d362a76

 

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