mimi-fuku通信

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DENON :CDプレーヤー【DCD-1500AE】 購入&試聴レポート

2007-10-16 23:34:36 | 経済・産業・mono


 先週の水曜日に注文してたSACDプレーヤーとLDプレーヤーが、今日届いた。
 CDプレーヤーは、DENONのDCD-1500AE-SPが、53820円。
 LDプレーヤー(レーザー・ディスク)は、パイオニアのCLD-R5で、34000円。
 自分では満足のいくお買物。
 (5年保障をつけて、総額92211円のお支払い。)

 9時半に自分の部屋に入って、早速にCDプレーヤーを設置。
  待望の音質のチェック。
 
  最初は、ビル・エバンスの定番「ワルツ・フォー・デビィー」から、最初の3曲。
 思った以上に分解度も良く、特にスコット・ラファロのベースがイイ感じ。
 シンバルも音がぶれずにイイ感じ。でも、エバンスのピアノの音が少し曇ってるような?
 そして、このアルバム最大の特徴のライブ・ハウス内の、人々が出す音をどれだけ拾えるか?
 ウン。食器の音も、しゃべり声も、楽しく食事をしている様子が手に取るように聞こえる。
  1961年のニューヨークでの一室がこの部屋に引っ越してきたようだ。
 それにしても、いつ聴いてもこのアルバムは、いい音だよな~。
 そして、うまいよな~。
 iPod等の携帯プレーヤーじゃ絶対にこの感じは伝わんないよ。

 次は、SACDの音質チェック。
 クライバーのベートーベンの7番の4楽章。
 アレッ?弦の音が安っぽく聞こえる。低音は出ない。音の膨らみがない。
 木管の音はよく聞こえるんだけど・・・なぜ?
  一般にクリアで解像度が高いと、クラシックは一本の糸に聴こえず、音のバランスの好みは分かれるんだけど、それが理由でもないようだし・・・。
 多分、輸入版なんで、リマスターの仕方かな?
 国内の通常版の方が、いい音のような気がする。
 
 次は、ボブ・ディランの楽曲「ハリケーン」。~アルバム『欲望』内。
 これは、いいよ。最高 !!
 この曲は、演奏楽器が多く、8分以上の大曲。
 有名なビオラのうねるような響きや、ギターの切れ味の良さ。
 その上に乗るディランの歌声は、楽器のひとつでもあるかのように、投げかける言葉はまるで連射砲。

 最後は、ホィットニー・ヒューストンの楽曲「オールウェイズ・ラブ・ユー」。
 
言わずと知れた【ボディー・ガード】のテーマ曲。
 驚いたのは、この曲での完璧と思えたホィットニーの歌声に、数箇所のミス・トーンがあること。
  音の透明感が、息づかいだけでなく、声の微妙なうわずりをとらえてる。
  でも、それがライブ感を高めてて、いい味になっている。
  ボーカルの技量は、やっぱ日本人では歯が立たないよ。
 これは、前のプレーヤーでは気が付かなかったな~。

  で、今流しているのが、カーペンターズのベスト盤。
 流してるだけなのでサウンド・チェックはなし。
 夜中なので小さな音なんだけど、それなりにクリアに聞こえる。
 5万円~6万円台で、この音がでれば満足。満足。
 オーディオは凝り始めるとキリがない。
 でも、多少は凝ったほうが、長い人生に潤いが持てる。

 LDプレーヤーは、12年前に買ったのが現役で活躍してるので、設置は日曜日かな?
 古い方も、嫁入り先が決まっているのでヤレヤレ。
 今日は、この辺りで。オヤスミナサイ。

追記・後日のレポート。

 SACDはもう一枚、偶然に所有していたバーンスタインのショスタコービッチの交響曲第5番から、3・4楽章を視聴したが、やはり横の広がりしか感じられず部屋全体には響き渡らない。18年前の古いアンプなので、端子がアナログしかなく、デジタル端子でないとSACDはうまく鳴らないのかな?

 しかし、通常のCDだと、クラシックも良い音がする。
 手持ちのCDの中で高音質チェックによく使用する、カラヤンの指揮したリヒャルト・シュトラウスの楽劇「サロメ」より、7つのヴェールの踊りでは、今までに聴こえなかった木管のアンサンブルに絡む細かい打楽器の音が鮮明だったし、クライバーの指揮したヨハン・シュトラウスの歌劇「こうもり」序曲のサウンドの豊かな広がりはこの1曲を聴けただけで、53820円の元を取った感じ。
 
 歌唱の方では、プッチーニのトゥーランドットでのドミンゴの音程の確かさが確認できた。ガーディナーのモンテヴェルディでは、このプレーヤー独特の少し硬い音が、この曲の持つ優しさを損なう感じもするが、すべてを求めるのは無理。
 レオンハルトのバッハ「ミサ曲ロ短調」は、これまでの演奏とは違い緊張感が緩和されたふんわりとした演奏で、以前のプレーヤーでは捉えることのできなかった輪郭が浮かび上がり、心地の良いバッハを堪能できる。
 
 さらには、懐かしのマイケル・ジャクソンのスリラーや、プリンスのパープル・レインを聴くに至っては、家族からウルサイと苦情が出るほどにヴォリュームを回してしまうほどのゴキゲンなサウンド。

 前のソニーの初期型CDプレーヤーが15万以上したことを思うと、選択しの少なくなったオーディオ製品でも、買いやすい価格での高品質が保たれており、今後も希望が持てる。
 オーディオに懲りだすとキリがないが、アーティスト達の創造と努力に対して、できるだけいい音で聴く環境は整えたいものだ。 

 

コメント
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