台風14号進路
http://www.jma.go.jp/jp/typh/0714l.html
資料:気象庁ホーム・ページ内
台風14号の被害
ベトナムでは、少なくとも58人が死亡、15人が行方不明となっている。
またベトナムの災害対策局は、家屋・建物に12万8000棟の倒壊被害が出たと報告。さらに、農地や水田の被害は16万2000㌶にのぼると見られる。
台風14号は、3日の夜にベトナムに上陸。
瞬間最大風速が約32mで、ベトナム中央部と北部の各地で大雨による洪水をもたらした。最も被害の大きかったのは、中央部のゲアン省で、数か所にわたり大規模な洪水が発生した模様。(同地区を襲った洪水の被害は、過去45年間で最大規模)
台風14号によるベトナムの被害は推定で約48億円とみられている。
この台風の発生前の、熱帯低気圧においてもフィリピンで、死者9人、行方不明者と負傷者各1人を出している。
10月4日 夜
中心気圧998hPa。熱帯低気圧に変わりラオス国内に中心があるようです。
暴雨風域、強風域ともに消滅した模様です。
10月3日 夜
中心気圧 は980hPa 。 暴風半径60km 強風域の直径は、約750km
予想よりもさらに南西側に進路をとり、ハノイの南に約300キロの位置にまもなく上陸する見込みです。
当初の想定よりも勢力は弱まり人口密度の低い地域に上陸し、ラオスを通ってタイに入る頃には、熱帯低気圧に変わる見込みです。
勢力が予想以上に弱まった理由として、教科書通りに判断すると、台風が巨大すぎて(超大型)自らの回転運動を維持する力が、海上から大陸に近づくにつれて、回転運動を阻害する力が働き衰退する。そのため、この手の台風は一度バランスを崩すと上陸とほぼ同時にさらに衰退し、暴雨風域がなくなることもあります。
ただし、まとまった雨雲はあるので、台風通過後も注意の必要性は、変わりません。
10月2日 夜
中心気圧は975hPa。暴風半径190km。強風域の直径は約1400km。
予想よりもさらに西に進路をとり、ハノイの南側を通過して、ラオスに到達後、ミャンマーにて熱帯低気圧に変わると予想が出ています。
ベトナム北部の山岳地帯からラオスに入るために、東から西に吹き付ける雨の行く先を防ぐ山脈で大雨が降ると予想され、かつ速度も遅く、長時間の暴風雨は思ってもいない被害を出す可能性があるようです。
ベトナムにとって最悪のコースでこの台風は、北西に進んでいます。
10月1日 夜
980hPa。暴風半径90km。強風域は、直径で1700kmとアンバランスな台風14号は、勢力を強めながら当初の予報とくらべ、やや西よりに進路をとっています。
予報では、3日の夜にベトナム北部に上陸し、暴風域を伴ったままハノイ周辺を通過しそうです。
9月30日 夜
南シナ海にあった熱帯低気圧が、午前に台風に変わりました。
992hPaと非力ながら、超大型の強風域を持つ台風14号は、日本の天気には、ほとんど影響なく北に進行し、ハイナン島~中国南部に近づく予報がでています。
強風域が巨大なために、香港からベトナム全土にかけて数日間にわたり強い風が予想されますので渡航の予定のある方は現地のお天気情報にお気をつけください。