自然と風を感じて…

BMW F650GS&R1200RTでのツーリングや季節の移り変わりなどを話題に、愛知・三河地方周辺を紹介しています。

2008ラストツーリング

2008-12-31 17:09:26 | ツーリング

 

 昨日12月30日(火)は、今年のラストツーリングとして、渥美半島の伊良湖岬まで行ってきました。

 急遽決まった話なので、参加者はCB1300に乗るT君との2人旅です。

 目的の一つは、やはりグルメ。昼食は、いつもの「玉川」の煮魚定食です。

 

 お魚はワガといいます。三河湾では、カサゴ類などの根魚のことを「ワガ」といいますが、ここのワガは「ユメカサゴ」のようです。

 甘い脂がのっていて、とっても美味です。ここに来るといつもこればっかり…。やめられません。

 

 さて、「玉川」から30分ほどで伊良湖岬に到着です。この日の渥美半島は、時折強い風が吹きましたが、岬周辺で休憩しているときは、本当に穏やかな暖かな日でした。

 

 灯台の遙か遠くに見える「神島」は、小説&映画「潮騒」の舞台になった離島です。年末から正月は、お祭りが何日も続くそうです。一度この島の年越しを経験してみたいものです。

 この日の走行距離は、約200km。平均燃費27km(オンボードコンピュータ上)でした。

 愛知周辺の平野部では雪に降られることはほとんどありません。冬季のツーリングは確かに寒いのですが、ちゃんと防寒装備をしていれば、気持ちよく走ることができます。

 これからもまだまだ走りますよ(^_^)v。

 さて、初乗りはどこに行こうか…。

 

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あとがき:つたないブログにおつきあいいただきありがとうございます。来年もがんばって更新していきますので、おつきあいください。

 皆さん、よいお年をお迎えくださいね。

 


キャッチINライダース・Z

2008-12-30 05:58:01 | バイク&レース

 キャッチINライダース・Zとは、東海エリアのバイク情報誌「月刊 BIKE GUIDE」http://www.bikeguide.jp/kiji/index.htmlの読者イベントで、ほぼ毎月東海地方のどこかで開催されます。

 今年最後のキャッチINライダース・Zが、幡豆郡一色町の一色町B&G海洋センターで行われたので参加してきました。

 

 このイベントは、自分たちのバイクの写真を撮ってもらって、本誌に掲載してもらうというもの。

 会場には、いたるところにバイク・バイク・バイク…。こんなに多くのバイクを見たことはありません(^_^;)。いったい何台が集まったんでしょうねぇ…。

 これだけ集まったのに、Twinのエフロクの姿は、私の以外見あたりませんでした。やっぱりまだ出回ってないようで、少し優越感(^_^)v。

 さて、エフロクの写真と一回目の集合写真の撮影後、ツーリング仲間たちと昼食のために途中離脱しました。

 

 今回の昼食は、矢作川を挟んでお向かいの、半田市の「かわらよし」。 

 いつもの1,050円のお任せ定食を頼みました。 

 

 

 いつも驚くのですが、これで…という内容です。しかも会席のように一品一品出てきます。素材の魚は地元の漁師さんから入手されているそうですし、料理にもすごく細やかに仕上げられています。

 上の写真の筋子にしても、表皮が気にならないようにと、あえてイクラではなく半熟卵の筋子を使い、ていねいにほぐして、出してくれます。

 このあとは、シュークリーム目当てで東海市の「旭軒」に。(このお店は、別の機会で紹介します。)

 

 少し寒かったですが、楽しい仲間たちとのプチツーリング&グルメ。バイクってやめられないですね。

 あと少しで大晦日ですが、走り納めはもうすこし先になりそうです(^_^)。

 

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ペット税導入論について

2008-12-29 19:45:24 | 日々のできごと

 ペットに税金??。ネットを見ていたら、新たな税金のニュースが載せられていた。

無責任な飼い主減らせ、自民議連が「ペット税」導入論
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081227-OYT1T00834.htm

 我が家にも「家族としての柴犬」がいるので、とても関心深い内容である。

 税金を導入する目的としては、「動物を飼ってもすぐに捨ててしまう飼い主を減らし、ペットを取り巻く環境改善につなげる狙いがある」とのこと。また、課税方法は「ペットを購入する際に一定額の税金を全国一律で課すことを想定している」とある。

 ここで少し疑問を感じた。果たして、税金を課税することで、「動物を飼ってもすぐに捨ててしまう買い主」が減るのであろうか?

 ペットとしての犬に関しての扱われ方ひとつとっても、我が家のように家族同然の扱いを受けている犬もいれば、ファッションとして飼われている犬、番犬や猟犬のように使役のために飼われている犬、販売のため繁殖目的で飼われている犬…etc。飼い主の考え方や思い入れによってその扱い方は千差万別である。

 私などは、何百万円で譲って欲しいといわれても「うちの子」を手放すことはない(もちろん、あり得るはずないことだが…)。
 しかし、飼いきれないからといって簡単に処分しようとする飼い主がいるのも事実だし、望まず生まれてしまった子犬や子猫を、野外に放置する飼い主がいるのも事実である。
 さらには、犬猫以外の国内にいない外来種の多くも、飼育しきれないことが理由で野外に放されことで野生化したものも多くいる。

 また、ペットの購入する際に課税するとあるが、個人的な譲渡はどう考えているのであろうか。不幸にして生まれた子犬や子猫の里親が少なくなっいてしまうのではないか不安に思う。

 税金を課税することで、無責任な飼い主の意識が変わるとは思えない。飼ってもすぐ捨ててしまうような飼い主は、「税金を払ったのだから」ペットの処分は行政の仕事」といってはばからないだろうし、「大義名分」を与えてしまうような気がしてならない。

 個人的には、ペットに課税することを反対するものではない。
 しかし、税金を納めるのであれば、ちゃんとペットたちの福祉に役立てて欲しいと思うし、ペットたちにも正当な権利を与えて欲しい。また、人間の役に立っているペットたちには減免措置もしっかり考えて欲しい。

 本当に無責任な飼い主を減らすことが目的なら、自治体に引き取るときに相当の費用を負担させるようにするとともに、もし無責任に捨てた場合には、厳しい罰則を与えた方が現実的だと思う。

 みなさんは、この税金をどのように考えられますか?

 

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アライグマと回虫の話

2008-12-28 07:08:43 | 自然

 12月23日の名古屋哺乳類研究会の研究発表会で、特に気になったのが「アライグマ」に関する調査研究の話です。

 野呂講師の「矢作川河畔林における哺乳類の基礎調査報告」の中で、矢作川では平成16年頃を境にして、急に全域にわたって確認されるようになったのことです。
 また、藤谷武史先生のお話では、名古屋市内でも平成16年から有害鳥獣駆除が始まったとのことです。

 アライグマというと「ラスカル」というほどアニメの影響が強く、かわいい動物のイメージがあります。気が「荒いグマ」などというジョーク(?)をよく言っていますが、実物は、ジョークのとおり非常に気が荒い動物で、まず人になつくことはなく、全国各地で飼いきれなくなって放獣され野生化されたといわれています。
 アニメの中でも、成獣になったラスカルは近くの農場を荒らすようになり、飼いきれなくなって、もともといた自然の中に戻されます。日本に輸入されたアライグマたちは、飼いきれなくなって、もともといなかった自然の中に放され、トラブルを起こしています。

 ところで、アライグマが抱えている問題で一番恐ろしいのは、アライグマに寄生する「アライグマカイチュウ」です。回虫は特定の動物(宿主)に寄生していれば大きな問題を起こしませんが、異なる宿主の体内にはいると、激しい拒絶反応を起こすことがあり、寄生した動物を殺してしまうことがあります。アライグマカイチュウはこの症状をもっとも激しく出す種類で、北米では死亡事例がいくつも報告されています。
 回虫の感染(移動)経路は、アライグマから人に直接的に感染するわけではなく、アライグマの糞が土壌を汚染して、食物を経由して口から感染します。

 原産国の北米では、感染率は40%ほどといわれていますが、幸いなことに、今のところ日本で野生化したアライグマから、アライグマカイチュウの発見例はないとのことです。

 また、酪農大学の浅川教授からは、「アカネズミの回虫」についての報告がありました。日本のアカネズミには2種類の回虫が存在していて、本土には2種類の回虫が存在していますが、周辺の島には、両方存在する島、小型の種類のみ存在する島、両方とも存在しない島の3形態があるそうです。そして、アカネズミに回虫がいる・いないは、本土からの距離や島としての成立年代とは関係がなく、島の降水量などの気候との乾期があるとのことです。

 私たちはどうしても、回虫といえば、宿主の動物の方にしか目がいきませんが、回虫は卵などのある時期、自然の中で生きていかなければなりません。そこの自然環境が回虫の生息条件に合わなければ、生きられないことを知ることができました。

 さて、アライグマの回虫の話に戻りますが、輸入されていた個体には、寄生虫が発見されていたそうです。しかし、国内で捕獲されたアライグマでの発見事例がないとのこと。
 あくまでこれは私個人の仮説ですが、もし、アライグマカイチュウが日本国内の気候に合わず、卵などの時期を過ごせないのであれば、すごくありがたいことです。
 研究が進み、アライグマカイチュウ日本で生活できないことが実証されることを心から願っています。

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許されざること

2008-12-27 22:05:01 | 地域情報

 昨日のブログで紹介した名古屋哺乳類研究会の閉会あいさつで、この会の会長の織田教授から信じられない情報がもたらされました。
 「名古屋市守山区の志段味で、百数十年にわたり造られたてきた農地が、本人の承諾のないまま、土地区画整理事業の名のもと、突然十数台の重機によって踏みつぶされ壊されてしまった。名古屋市にも事前に知らされておらず、農場からの連絡を受けた市の職員が、工事の中止に入ったのだが…。」
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/081224_5.htm

 土地区画整理事業というのは、宅地や商業地域として利用価値の高いと認められる農地などを区画としてまとめて開発すること。もちろん開発は地権者の承諾なくできるものではありません。開発予定の区画内に農業を続けたい農家がいる場合は、代替農地を提供し、平和的に移っていただかなければならないものです。

 日本は私有財産が認められた法治国家です。
 国や地方自治体が行う公共事業でさえ、勝手に他人の土地を利用することはできませんし、強制的に土地収用を行うこともありますが、その場合は複雑な法手続を経なければなりません。

 今回の暴挙ともいえる行為は、いち土地区画整理組合が行ったもので、この団体が法的に認められる強制的な土地収用を行うことなどできません。他人の財産を侵害するというあきらかな違法行為です。

 あとから聞いたところによると、なぜこんな無謀なことが行われたかといえば、この土地開発がされる場所には、地元大手スーパーの出店が予定されているそうで、早期に開発を行う必要があったとか…。

 私たちが生きていくためには、多くに生命の犠牲によって成り立っています。そして、健全な食のためには健全な農業が必要です。
 今回は破壊されてしまった畑は、長い年月をかけて多くの生きものとともに造られた場所であり、畑にいた多くの生きものたちは、表土とともに重機に踏みにじられてしまったのでしょう。

 法律的には、損害賠償請求の対象になり、相当額の賠償が行われることになるでしょう。しかし、失われた畑を取り戻すのには、このあと何十年もの歳月が必要でしょうし、失われた生命はもう取り戻すことができません。

 本当に信じられない話です。

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P.S.破壊される前の野田農場のニュースはこちらです。
  http://goodnews-japan.net/news/cop10/2008/10/05/485


名古屋哺乳類研究会

2008-12-26 21:43:06 | 自然

 12月23日(火・祝)に名古屋市内に出かけた理由は、名古屋大学農学部で行われた「名古屋哺乳類研究会」の調査研究交流会に参加するためでした。

 名古屋哺乳類研究会は、名大祭と天皇誕生日の年2回、定例会である講演が行われます。
私にとっては、自然や生物に関する生の情報をいただける貴重な場であり、同じ考えを持った仲間作りの機会です。

 今回の例会では、11名の方の調査や研究の発表がありました。

 まず最初は、ビオトープを考える会の長谷川明子先生の「生物多様性条約ってなあに?」でした。 

 

  愛知県は、2010年に行われる「生物多様性条約」の第10回締約国会議の開催が決まっています。地元では、COP10と省略されていますが、せめて、生物多様性条約のCOP10といっていただきたいですね。
 また、生物多様性条約というと=「自然保護」ととらえられがちですが、内容をよく確認すると、生物資源や遺伝子資源の有効利用と各国間の利益の衡平な配分のための「多様性の維持」を強く感じてしまいます。

 「愛知のホットスポット 奥三河哺乳類編」「矢作川河畔林における哺乳類の基礎調査」「岐阜大学ツキノワグマ研究会の紹介」などなど、とても関心のもてる発表が続きました。
 結局終了時間は、発表者の熱がこもりすぎて予定よりも30分以上オーバーしてしまうことに…。

 

 

 講演会の後は、お約束の懇親会が行われました。

 

 いつもの懇親会では、普段口にすることのできないような食材が出てくるのですが、今回は、名大農学部の付属施設で生産された牛肉中心でした。

 発表者の方々と親しくお話することもでき、とても有意義な講演会でした。

 その内容については、また日を改めて…。

 

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ETC初体験

2008-12-25 05:36:51 | F650GS

 12月23日(土)、名古屋市内に行く機会があったので、さっそくETCを体験しました。

 

 ETCカードは、自動車用のように差し込むのではなく、本体を開け右下の端子がETCカードのICチップの部分に当たるよう裏側にセットして閉めます。

 

 しばらくして本体のスタンバイのLEDが青く点灯したら使用可能になります。

 

 ETCの初体験は、名古屋高速3号大高線を利用したので、大高入口から入りの星崎料金所を通過しました。

 ETCが本当に機能してゲートが開くか不安でしたが、意外とあっさりとという感じでした。

 バイクでの高速道路の利用は、どうしても料金所の通過に時間がかかってしまい、面倒に感じて、下道を使いがちでしたが、これからは、利用しやすくなりそうです。 

 

 昨日のブログで、一体型ETC車載器の電源がプラグ式だったら…と書きましたが、ETC車載器は車両1台に付き1台が原則ですから、簡単に移設できるポータブルタイプはありえないんですよね。

 あたりまえですが、バイクを複数台持っていても1台の車載器を兼用はできないそうです。とっても残念!!

 

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ETC装着しました

2008-12-24 07:04:37 | F650GS

 

 ETCの車載器については、一体型が発表されてすぐに予約しましたが、取り付け金具の発売が遅くなったことから、やっと2週間前に入荷の連絡をいただきました。

 今度は取り付けの日程がなかなか合わずに、やっと12月20日(土)に取り付けることができました。

 ETCの取り付けをお願いしたのは行きつけのYSP刈谷。ETCの販売店の中にはBMWを断ることも多いのですが、顔見知りということでお願いできました。なお、ここのShopでも、ハーレーなどは店長の判断でお断りされることがあるそうで。

  

 取り付けは意外に簡単そうでしたが、以外に配線に手こずられたとのことで、約3時間かかりました。

 何でも、車幅灯の配線から電源をとろうとされたのですが、コードの色が途中から変わっていたりして、全てテスターでチェックした上での取り付けられたとのことです。

 一体型というので、電源コードはシガライターからとれると思ったのですが…。やはり甘かったですね。

 なお、キーの脇にある電源プラグは、常時通電しているとのことですので、これから取り付けられる方はご注意ください。

 

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一色漁港の朝市

2008-12-23 07:31:25 | 地域情報

 

 12月20日(土)は、早朝から幡豆郡一色町にある一色漁港の「朝市」に行ってきました。

 この一色漁港には、一般観光客向けの「一色さかな広場」という市場もありますが、地元の人たちはセリで落とされた直後の鮮魚が手に入る「朝市」に集まります。

 この日は、年の瀬も近づいているということもあって、早朝にもかかわらず、買い物客でとっても混雑していました。

 さかなの量もここのところ穏やかな日が続いているので、まあまあの量がありました。

 

 ここの朝市には自動車の免許を取得した直後から買い物に来るようなりましたが、昔は、原則トロ箱1箱買いで、セリ値が書かれている短冊の価格に「口銭(こうせん)」という手数料(15%)を上乗せして支払うというものでした。

 次第に買い物客が集まるようになり、すぐ近くに「さかな市場」が作られ、さらに、隣接する場所に、競り落としたさかなを小分けして販売する小売店が集まった場外市場もできました。

 そして、数年前にはセリ場が500mほど移転したのに伴って、メインのさかな市場も移転し、販売形態も売値がそのまま書かれている形に変わりました。

 個人的には、昔の形の方が好きでしたが…。

 

 さて、上の写真はクルマエビ。普通の魚屋では絶対に見られないようなサイズです。時期的なものもあって、値段も……です。もちろん手が届かないものです(苦笑)。 

 

 実は今回のお目当ては、このイチゴ「クインベリー」でした。

 大粒で色も鮮やか。食感も、香りが高く、酸味が少なく、とっても甘いイチゴですが、買った翌日には痛みが出始めるという非常にデリケートな品種です。

 お隣の碧南市でしか作られておらず、しかも日持ちがしない。つまり流通性がないということで、私の知っている限り、ここの場外市場の八百屋でしか入手できません。

 もちろん美味しく完食しました。

 このイチゴでクリスマスケーキを作ったら、最高だろうなぁ。

 

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冬芽と木の実の観察会

2008-12-22 00:19:25 | 自然

 ブログへの掲載が遅くなってしまいましたが、12月13日(土)の午前中は豊田自然観察の森で西三河自然観察会の定例観察会がありました。

  なにの形に見えますか?

 今回のテーマは「冬芽と木の実」です。 

 

 このあたりの雑木林では、まだ木の葉が残っている樹木も多いのですが、冬の寒さを耐え、来春の芽吹きに備えている樹木も多くあります。

 下は、ある樹木の冬芽の姿ですが、結構おもしろい形をしています。

    

 植物好きの人たちは、この冬芽の形と樹皮から樹木の名前を識別するそうです。

 私はあまり識別にこだわることよりも、形のおもしろさに着目したいと思っています。みなさんにはこの冬芽の形は、何に見えますか?

 また冬というと、色彩が乏しいように思いますが、冬に実をつけ力のみの中にも、極彩色のものもあります。

  

 ルビー色はフユイチゴ。紫色はムラサキシキブの仲間の実です。

 なお、冒頭の写真は「コツクバネウツギ」の実です。まさに名は体を表す…ですね。

 文章や写真ではお伝えできませんが、この日の森はタカノツメの落ち葉の芳しい香りで包まれていました。みなさんにも、ぜひ嗅いでいただきたいと思うのですが、こればかりは、実際にこの森に来ていただくしかないのが残念です…。

 

 冬の自然のというと、茶色一色の単調な色彩と枯れ枝や落ち葉しかないように思われがちですが、しっかり腰を据えて観察すると、意外なほど鮮やかな色彩やおもしろい形のものを観ることができます。

 そして、よく注意を払っていると、いろいろな生き物の冬の暮らしをかいま見ることもできます。

 残念ながら、実際の自然観察会では、どうしても生き物の名前の識別中心になりがちです。

 個人的には、もっと自然のなかにある形や色彩にこだわり、五感を使って自然を感じることで、自然と一体感を持つことで、私たちは常に自然の中にいることを感じてもらうことを、大切にしたいと思っています。

 実はこれがすごく難しいことなのですが…(^_^;)。

  

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