自然と風を感じて…

BMW F650GS&R1200RTでのツーリングや季節の移り変わりなどを話題に、愛知・三河地方周辺を紹介しています。

バイクの免許取得までの道(普通自動二輪AT編:その1)

2008-07-31 02:54:10 | バイク&レース

 バイクはとても魅力的な乗り物です。風を切り、周囲の環境と一体になって走る感覚は、自動車とはまったく異なるものです。
 正直なところ、私自身も免許を取り、乗ってみて、初めて知りえた別世界でした。

 最近では、自動車学校に通えば、結構鈍くさい私でさえも自動二輪の免許が取得できるようになりました。

 私の実体験を掲載しますので、ミドルエイジの方で、バイクに関心のある方。これから自動二輪の免許にチャレンジしようか悩んで見える方。これから再び、バイクに乗ってみようかという方がおられましたら、ぜひ参考にしてください。
 ぜひ、バイクで「自然の風」を体感しましょう。きっと、これまでとは違う、まったく新しい世界が開けます。

 長文になりますので、何回に分けて掲載します。よろしければおつきあいください。


 私が生まれ住んでいる愛知県は、毎年年末になると交通事故死者数全国第何位というのがニュースになるほど交通事故の多いところです。(昨年もワースト1です。)

 当然、警察も厳しく、私の若いころは大型自動二輪(当時は限定解除といっていましたが…)の免許取得はほぼ絶望的な状況でした。
 当時、自動二輪の限定解除は、名古屋市天白区「平針」にある運転免許試験場で試験に合格しなければなりませんでしたし、しかもその合格率は2%(同世代の自動車学校の教官談)。
 何十回も「平針詣(もう)で」をしないと限定解除できないといわれていました。

 私自身は免許を取って約1年後に、当時発売されたばかりのAE86 レビン 3ドアGTAPEXを手に入れ(年齢がばれますね。笑)、夢中になっり、週末になるとあちららこちらに同級生たちとツーリングしていました。

 さらに当時は暴走族全盛期。自動車からみると、無謀な運転が多いバイクは「危険な乗り物」という意識が強く、自動二輪の免許を取ろうなどとは夢にも思いませんでした。

 ただ、バイクに対する興味や知識がまったくないながらも、マンガは大好きで、新谷かおるの「ふたり鷹」や「左のオクロック」などは、楽しく読まさせていただいていました。

 特に「左のオクロック」の主人公が乗っている「YAMAHAセロー」は、私の中で「旅するバイク」として潜在的な意識にすり込まれ、「あんな旅をしてみたいなぁ…。」という、ある種のあこがれを感じていました。

 しかしながら、その後の趣味は、スキー、写真(仕事でもありましたが…)、自動車(特にスバルの水平対向四駆)、登山、野鳥、そして自然…。
 残念ながら、つい最近まで「旅するバイク」のことなどすっかり頭の中から消えてしまっていたのですが…。


 さて、永い月日は流れ、平成19年4月に知多半島を担当する半田市内の職場に転勤になりました。

 そしてちょうどそのころのことです。半島の先端、師崎のフェリー乗り場で、これまで見たこともないバイクの存在を知りました。原付きでなく自動二輪の免許がないと乗れないスクーター、そう、これがビッグスクーターとの出会いでした。

 そして、自動二輪の免許に、AT限定つまりビッグスクーター専用の免許があることも知りました。

 さらに、不幸なこと(?)は続くもので、出張の帰りに職場のすぐ近く(徒歩10分のところ)にバイクの専門コースがある自動車学校を見つけてしまったのです…。

(その2に続く)


アリゲーター・ガー

2008-07-29 22:08:42 | 自然
地元の中日新聞の地域版に大府市内のため池で捕まったアリゲーター・ガーの記事が載っています。
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20080729/CK2008072902000039.html

このアリゲーター・ガーは外来生物法の特定外来生物に指定されていませんが、日本の自然や生態系に大きな影響を与える生き物です。

でも、けっしてアリゲーター・ガーのような外来種が悪いわけではありません。むしろ、彼らが一番の被害者なのでしょう。彼らは故郷から遠く離れた土地で懸命と生きようとしているだけなのですが、その存在そのものが否定される「哀しい生き物」たちなのです。

 なにより悪いのは、あまりよく考えずに彼を入手(おそらくペットショップなどで購入)し、飼育できなくなったからと、ため池に放った犯人(?)であす。そして、飼育し続けられない人対してアリゲーター・ガーを輸入し販売した業者なのです。

 でも、このことは普通の人にはなかなか理解してもらえません。哀しいことなのだけれど…。

 もし生き物を飼おうとするなら、これだけはお願いしたいのです。
・自分が飼育している生き物は最後まで面倒をみてほしい。
・どうしても飼えなくなったら、辛いかもしれないけど自分の手で処分してほしい。
・もし、自分の手で処分する勇気がないなら、生き物を飼わないでほしい。

 日本には「放生会(ほうじょうえ)」という風習があります。生き物を野(自然)に放すことは、徳を積むこと、自分が犠牲にしてきた生き物の霊を慰めるものとされています。
 誤解をしている人が多いようだけど「放生会」は、その場所にいた生き物を、元いた場所に生きたまま返してあげることであって、飼育していた生き物を自然の中に放すことではないのです。
 外来種だけでなく、たとえ日本固有の生き物であっても、ペットとして流通している生き物たちは、ほとんどのものが今飼われている場所で生き続けてきた生き物ではありません。彼らを野に放つことは、自然環境や生態系の破壊、遺伝子の混乱につながることになります。

 また、ペットを自然の中に放す人の多くは、自分の飼っていたペットが自然の中で永遠に生き続けていてほしいと願っていると思います。
 しかし、残念ながら、野に放たれた生き物たちの多くは、他の生き物に襲われたり、餌がとれずに飢え死にしてしまうでしょう。厳しい自然の中ではわずかな幸運な生き物たちだけが生き残ることのできます。
 そして、生き残ることのできた生き物たちは、在来の生き物たちの生息場所を奪い、あるものはを在来の生き物たち襲い、自分たちが生息する場所を広げようと、摩擦を発生させるのです。

 ペットを自然の中に放すこと、放されるペットも、そこにいる在来の生物の両方を被害者にしてしまうものです。

 今回のアリゲーター・ガーのような、哀れな生き物がいなくなることを願っています。

初ツーリング

2008-07-28 05:22:43 | ツーリング

 バイクの免許を昨年7月に取り、ヤマハ グランドマジェスティ250に乗り始めはや1年。これまで愛知県内をひとりで走ることばかりで、何人かで県外にでたことはありませんでした。

  先日大型自動二輪を取得したときにお世話になった自動車学校の教官のお誘いで、7月27日(日)、はじめてのツーリングに、岐阜県関市洞戸栗原の板取川に行ってきました。

   豊田鞍ヶ池PAにて

 参加者は5名。9時に半田市内に集合し、知多半島道路-伊勢湾道-東海環状-東海北陸道経由で美濃ICで降り、長良川沿いを北上。正午過ぎに目的地の板取川に到着しました。 

 

  板取川

 

  観光ヤナで鮎を食べ、板取川で遊んでいると、にわかに黒い雲がわき上がり、激しい雷鳴。しばらくすると突風が吹き、大粒の雨。 ここのところ経験したことのない激しい「夕立ち」におそわれました。幸い本降りになる前にヤナに駆け込んだので、ズブ濡れにはならず助かりましたが…。

      激しい夕立ち(写真に写るほどの雨でした)

 

 しばらく休憩していると、次第に空が明るくなり、今までの夕立が嘘のような天気にもどりました。

  再び来た道を戻り、東海北陸道-東海環状経由で伊勢湾道の刈谷ハイウェイオアシスで解散。途中渋滞もありましたが、高速道路区間のスピードは80km-100kmの高速クルージングでした。

  初めての高速ツーリングで不安もありましたが、さすがに自動車学校の教官がトップを走られただけにとても順調なツーリングでした。

  走行距離は約280km。グラマジェの燃費は約31.4kmでした。初の長距離連続走行の効果か、エンジンのレスポンスも良くなったような気がします。

  ところであの激しい夕立と突風は、福井や滋賀をおそった突風の余波だったのでしょうか?。


BMW F650GS の納車予定日

2008-07-26 20:53:50 | F650GS
 今日は、この7月1日に注文した BMW F650GSの納車予定日とオプションの確認のためにディーラーに行ってきました。

 ネットやディーラーの話ですと、このバイク、通常は注文してから3ヶ月以上かかるようですが、私の場合は、幸運な事情があって比較的速く入手できるです。

 大型二輪免許取得のために自動車学校に通っていた6月中旬。ネットでこのバイクのことを知り、一番近い(といっても25km以上あります。)ディーラーに、実車を見に行ったところ、私が希望していたF650GSの赤・ハイライン・ローダウン仕様の車両を、あるお得意さんのために見込み発注していることを知ったのです。
その後、(口を滑らせた?)セールスに拝み倒して、無理無理、先に回してもらうことができたのです。ただ一つだけ条件が。そのお得意さんがローダウン仕様の実車をまたいで足つきを確認したい。もちろんOK。

 しかし、比較的早く入手できるといっても、現在海上輸送中。税関手続きなどから8月7日頃にディーラーに到着予定。何でも一度車検場に持ち込む必要があるそうで、登録手続きに約1週間。登録完了の時期ちょうど世間はお盆休み…。

 というわけで、いまのところ、お盆明けの8月23日土曜日(大安)にやっと納車となりそうです。それにしても、あと4週間とは長いよなぁ…。

 なお、この車両は4月中に発注をしたものだそうで、やはりディーラーに入るまで3ヶ月以上かかっています。また、ディーラーの話ですと、これからドイツはバカンスの時期。長期の夏休みに入るそうで、もちろんラインはストップ。今注文しても9月以降の生産で、日本に入ってくるのはいつになるかわからないといっていました。

 それにしても、今日は暑い日でした。グラマジェ250で走ったけど、今日の名古屋の最高気温は37.7℃。走っているときはいいけど、信号待ちはまさに…。汗をかいて少しは痩せたかなぁ。(無理無理)

インタープリターと自然観察指導員

2008-07-25 04:59:02 | 自然
 先週のことですが、山梨・清里で行われた、環境省主催の「自然解説指導者研修会-基本研修入門コース」に参加してきました。
 俗にいう「インタープリター」の養成講座なのですが、この研修でこれまで持っていた「インタープリター」という言葉の認識を全く改めなければならないことを知りました。

 「インタープリター」というと、自然公園・国立公園などにおかれているビジターセンターといった施設で、周辺の自然やその施設の案内をする人というイメージでいました。
 しかしこの研修を受講してみて、「五感を通じ自然を感じ取る」という手法や「実際に観察できることや体で感じられることから、自然の基本的な理念や概念を理解してもらう」ことを目的とし、「環境教育」の一環として認識されていることを理解しました。

 今回の研修会では、講義とフィールドワークを繰り返すことで、理解度を深めていくという考えのもと、実際のフィールドワークでは、具体的な自然解説の全体プログラムを構成する個別のアクティビティを研修者に与え、その内容を時にインタープリターとして、時に参加者として体験し、相互評価を行い、メンバーを変えてもう一度「練り上げたアクティビティ」を相互に体験する。というものでした。
 3泊4日という長期の日程であるからこそ、できる内容のものともいえるのですが、基本的に「つかみ」「本体」「まとめ」のアクティビティをいくつも組み合わせ、観察会全体を構成するということ、一度行った観察会を反省し、そして見直し、次につなげていくという考えは、この後も自らも行っていかなければならないものであることと感じとってきました。

 実は、この手法や理念は、基本的には日本自然保護協会(NACS-J)が行っている「自然観察指導員講習会」の中で伝えたいことと、なんら変わらないもののように感じました。

 もちろん、「自然解説指導者研修会」でも「自然観察指導員講習会」であっても、個々の生き物についての説明は、ほとんどありませんでした。

 「インタープリター」も「自然観察指導員」も、ほとんど同じ考えのもとにあるものであることを、知ることができたのは大きな収穫であったと思います。
 そして「インタープリター」と「自然観察指導員」の違いですが、私は今回の研修を通じて「施設」に所属しているか、「地域」に属しているか、そこのところの違いしかないように感じました。

 ところで、自分たちの行っている自然観察会を「観察」し直してみると、私たちの方が「自然解説」を行っているように感じてしまいます。観察会の下見の時でも「ここで『なに』を説明しようか」という相談をしている光景をよく耳にします。もちろんここでいう「なに」というのは特定の生き物のことが多いのですが…。

 「自然観察会」というと堅っくるしいイメージがあります。しかしながら、そのイメージを打ち壊すためだけにゲーム的なものだけで観察会を構成することは現実的できないでしょう。しかし、生き物の説明をすることだけが「自然観察会」ではないことは、「自然観察指導員講習会」の中で学んできているはずです。

 ここのところ、「参加者もが楽しめる観察会」というところが少し薄くなっているような気がします。
 今回の研修で学んだことを生かし「誰もが気軽に参加でき、楽しめる観察会」をめざして、「意識改革」と「仲間作り」から始めないといけないのでしょうね。

P.S.直接仕事につながりのない研修に参加させてくれた上司と環境省の担当官の方に感謝しています。

佐久島の研修(?)会

2008-07-24 02:35:51 | 自然
 7月19日(土)に三河湾に浮かぶ「佐久島」に西三河自然観察会のメンバーで研修(あくまでも名目だけです。)に行ってきました。参加者は13名。尾張の観察会からも3名の参加がありました。

 観察会の様子

 以前海浜植物の調査をしたことがあるのですが、実のところ、愛知県には、知多半島や渥美半島の一部、島しょにほんの少しだけ海浜の生き物たちが生きる場所が残されているだけなのです。
 ほとんどの海岸には海との境いっぱいのところに堤防が整備(しかも場所によっては2重に)されていて、海浜生物(特に植物)は壊滅状態です。もちろん、干拓や防災上の問題を否定はしませんが、失われた自然を想うと少し哀しく感じてしまいます。

 ハマナデシコ

 幸いにも、今回訪れた佐久島には、自然の海浜やタイトプールが残されています。今回の佐久島では、多くの海辺の生き物たちと出会えました。

 ギンポ&ハゼの仲間?

 ちょうど梅雨明け宣言が出された夏の空のもとで、久々の潮風を感じ、網を片手に磯の小魚たち戯れることができました。子供の頃の夏休みが戻ってきたような一日でした。

 もちろん、ここ数日間は日焼けした腕の痛かったこと…。   

はじめまして

2008-07-24 01:20:20 | 日々のできごと
はじめまして。

 このたび、このプログを立ち上げました「mikawajin」です。
 生まれも育ちも愛知県の三河地方。仕事も愛知県内から出たことがない「井の中の蛙」です。

 主に愛知・三河地方の自然の中で遊ぶことを趣味にしています。ここのところは地域で自然観察会などを企画&参加していますので、この情報を中心にお伝えしていきます。一応(ですが)、日本自然保護協会(NACS-J)の自然観察指導員講習会の受講者です。

 また、別の趣味のバイクや車、写真などの情報も掲載していきたいと思っています。ちなみに、バイクはYAMAHA グランドマジェスティ,BMW F650GS(Twin)〔ただし8月中旬の納車待ち。〕、車は、スバル フォレスター(TA-SG5)、スズキ ジムニー(JB23W)に乗っています。
昨年の夏、自動二輪(中型・AT限定)の免許取得をきっかけにバイクにはまっています。そして、つい先日、大型自動二輪の免許を(しかも相当苦労して)取得し、その足でバイクを注文してきてしまいました。

 自然に関すること、趣味のことなどの、よい情報交換の場にしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。