今朝、何気なくYahooニュースも見ていたら、目にとまったのがこのニュース。
「大型バイクの卒業検定で塀に激突、自動車学校で男性死亡」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000044-yom-soci
つい最近、自動車学校で免許を取得したばかり、それも他の方よりも自動車学校の経営に貢献した身としては、他人事に思えない事故です。
事故の内容は、3回目の卒業検定の受検中、クランクコースを出るところで脱輪し、アクセルをふかしすぎてコースを逸脱して、壁にぶつかったということです。
自分自身の卒業検定の時も緊張しまくりで、スラロームで転倒するなど散々な状況でした。今思うと、ケガなどがしなかったのが幸運だったのかもしれません。
卒業した自動車学校では、ヘルメットや手袋はもちろんのこと、胴体と手脚のプロテクターの装着が義務づけられていますが、教習中に教官から聞いたお話ですと、自動二輪の教習中には事故が起こることがあるそうで、救急車で搬送された教習生もいるとか…。
私の通った自動車学校ではありませんが、知人の娘さんも、普通自動二輪の教習中に事故を起こし、本人は骨折。バイクは全損となり、免許取得をあきらめられたそうです。
事故のあった自動車学校では、「安全対策の検証が終わるまで二輪車の教習を中止する」とのことですが、バイクの特性上、どうしても限界があるように思えてしまいます。
そもそも自動車学校の教習では、安全にバイクに乗ることはもちろんですが、低速時でバイクをいかに取り回せるかということに重点が置かれていてるように感じました。時に曲芸とも思えるような技術も求められました。
そして、バイクの教習では、自動車のように教官が隣に乗って危険時にはブレーキをかけてくれるなんてことはありませんし、今の技術なら無線でブレーキをかけることはできるでしょうが、それはそれで危険なことでしょう。
最近では、バイク用のエアバックもありますが、これも立ちゴケでも開いてしまうことがあるようなので、検定の時はともかく、通常の教習で使うことは難しいでしょう。
バイクに乗っていると、事故にあったときの搭乗者のダメージは、自動車とは比べられないものになります。まず、この事実を教習生に徹底的に教え込むことしか、事故を防ぐことはできないのかもしれません。
最後に、今回の事故で亡くなった方のご冥福をお祈りします。