身の程知らずの独り言

音楽的にも文学的にもダメダメな♀が、身の程もわきまえず、好き勝手な戯言(主に、中島みゆきさん)を記しております。

反省してますm(__)m

2014-03-30 23:50:55 | 独り言&みゆきさん
"読む、中島みゆき節"なんぞと大上段に構えて、偉そうなことを書きました。

しかし、実を言いますと、愛読書として挙げた6冊を読み返してから書いた訳ではなく、どの本も少なくとも2~3年は読み返していなかったのです。

そしたら今日、無性に「伝われ、愛」が読みたくなり、読み返してみて、びっくり(+o+)

このブログで書いたことで、自分の思い違いがいくつかあることが、わかったんです。

まず、一番大きな思い違いは、“雛まつり3”の「歌姫」。

“座り直すところを後ろから撮っているシーンになると、「“おまえは、尻が語る”と斉藤ノブに言われた」と、昔よくお尻の大きいのを嘆いておられたことを思い出します。”

などと書いたのですが、「おまえ、シリが物語るなあ」とおっしゃたのは、斉藤ノブ氏ではなく、タムジンこと写真家の田村仁氏でした。

ちゃんと、「伝われ、愛」に書いてありました。

「シリ」の話をするのは、てっきりノブさんこと斉藤ノブ氏に違いないと思い込んでいたのでした。

スミマセン。m(__)m

また、“君の昔を”で書いた、桂文珍師と笑福亭鶴瓶師についても、「伝われ、愛」で構成作家のポチこと寺崎要氏を介して知りあった旨の記述がありました。

本当に何を見ていたのか、自分の記憶力のなさにあきれてしまいます。(>_<)

反省してます。m(__)m

これからも、間違いに気付いたら、訂正していくつもりです。

元のブログを書き換えることも考えます。

こんないい加減なブログですが、読んでくださった方、本当にありがとうございます。(^^)

懲りずに、では、またm(__)m
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みゆきさんの声、その6"Tell Me, Sister "

2014-03-29 01:36:20 | 中島みゆきさん(声)
みゆきさんの声シリーズ、何故かまだ続きます。(笑)

自分でもこんなに"声フェチ"だと思ってなかったので、驚いてます。(^^;

「Tell Me, Sister 」(短編集)。

何故か、無性に聴きたくなる曲です。

そう、"何故か?"なんです。

今までに曲名を出した曲は、結構ハッキリとした理由付けができる曲なんですが、この曲は抜きん出た理由がないんですが、好きなんです。

どうしても一番好きな曲を選べと言われれば、最後まで迷う曲の1曲と言ってもいいほど、好きなのに。

で、よくよく考えてみました。

結論は、メロディーも好きですが、やはり"声"です。

この曲、歌声と歌い方にストーリーに合わせた「起承転結」があるんです。
(いつもながら、この曲の事は周知の事実として話は進みます(笑))

歌い出しの子供の頃の回想(?)。

「♪自分が嫌いだった ~ ♪」

は、幼声(いわゆるアニメ声)に近い歌声と歌い方。

次に、彼女との出会い。

「♪時は流れ ある日突然 全て備えた彼女に会った ~ ♪」

歌声も、歌い方も少し大人になった。

そして、サビ。

「♪Tell Me, Sister 真似させておくれよ ~ ♪」

少しドスの利いた節回で、切ない歌声。

2番は彼女と出会った後から始まるので、

「♪全ての男は彼女に夢中だった ~ ♪」

彼女と出会った少し大人の歌声。

彼女への羨望の気持ちは、

「♪悪口を言われない運命って ~ ♪」

幼声に近づけて、少し拗ねたように歌う。

次に、

「♪時は流れ ある日突然 この世にいない彼女を知った ~ ♪」

切なさと、優しさの混じった歌声。

そして、サビ。
 
「♪Tell Me, Sister 教えておくれよ ~ 「そのままでいいのに」と微笑みだけが残った♪」

切なく、徐々に激しく、力強く、ドスの利いた節回しで、後悔の念が滲み出る歌声。

そして、一番最後の

「♪残った♪」

一番の優しさを込めた歌声。

こんな細かな分析は、野暮だと思います。
(本当は、もっと細かく書きたいのですが、さすがにこれ以上歌詞を載せるのは問題があるだろうと自主規制しました)

しかし、みゆきさんの声の凄さをわかってほしくて、野暮を承知で書きました。

また、自分自身の"何故か"にも答えが出せた気がします。

さりげない歌声や歌い方の変化で、歌の表情をくっきり浮かびあがらせているから、明るめのメロディでサラリと聴けるわりに、強く魅かれたんだと思います。

何より、私が好きなみゆきさんの歌声が、全て入っていますしね。
(^^)

他にも表情豊かな曲はいっぱいあります。

でも、だいたい劇的なんです。

幼声から切なく劇的に歌うあげていく
「お月さまほしい」(ララバイ SINGER)
のような曲とか。

しかし、「Tell Me, Sister 」のさりげなさが凄いと思うんですね。

まあ、私の思い入れ、思い込みかもしれませんが(笑)。

この曲もコンサートでは歌われていないんですよ。

是非とも聴きたいのに、、、(>_<)

やはり、私の好みって、天邪鬼なのかもしれませんね。

「過ぎゆく夏」(短編集)を"縁会"で聴けた時には、感動しました。
(「♪清(すが)しきものよ」が好きなの)

あの感動を
「カーニバルだったね」(心守歌)と
「Tell Me, Sister 」(短編集)
でも味わいたいんですが、無理でしょうかね。
(-_-;)

また、妄想で遊んでしまいました。(笑)

読んでいただき、ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)


















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反射鏡

2014-03-27 06:54:21 | 独り言
送別会がありました。

送られる彼女は、まだお若い方です。

ウチの会社に入られる前から希望されていた職種に移られます。

初めは悩まれたようですが、やはり本当にやりたい事に、チャレンジしたかったと、すまなそうに話しておられました。

急に決まったことにも拘わらず、
自然発生的に送別会が行われました。

彼女のためにと、幹事を買って出てくれた同僚が、素敵なお店を探してくれて、本当に暖かく、にぎやかな会になりました。

欠席者がないばかりか、何年か前に諸事情で辞めていた仲間も彼女のために駆けつけてくれました。

また、仕事の都合がつかなかった元同僚は、かわいい花束を送ってくれました。

お店のご厚意で、時間制限なしに、ゆっくりと思い出話に花を咲かせられました。

本当に明るく、元気で誠実な人柄が、みんなに愛された人でした。

何より他人のために、走り回れる人でした。

だから、彼女との別れを惜しむためにたくさんの仲間が集まったんです。

参加して、彼女の人柄が、行動が、仕事ぶりが、そのまま暖かく反射されたような集まりだなと、感じました。

自分の行動や言動をどこかで映している鏡があって、どこかでいつか、反射してくる時がある、そんなことをふと思い、彼女への餞の言葉とさせていただきました。

上手く伝えられたかは、わかりません。

そして、最後には惜別の会というより、彼女の人柄そのもののように、明るく、新しい門出を祝う会として、お開きになりました。

寂しいけれど、嬉しい、そんな気持ちで、今日のブログを書いてます。(^.^)

あまりにも、個人的なことで失礼しました。

いつもありがとうございます。(^^)

では、また(^-^)
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やさしき者ほど

2014-03-25 07:23:47 | 独り言&みゆきさん
"読む、中島みゆき節"を書きながら、パラパラと「この空を飛べたら」を読み返してしまいました。
(そんなことするから、睡眠時間がなくなっていく~(>_<))

その時に、頭の中に響いたのが、
「やさしき者ほど  傷つく浮世」
(「百九番目の除夜の鐘」DREAM ! ) 。

このワンフレーズが頭の中をグルグル回るんです。

そのワンフレーズを響かせながら、
「この人の本質は変わらないんだなあ」と思ってしまいました。
(ここで言う本質は、輪廻転生ではありませんので念のため)

単なる私の連想、妄想、思い込みかもしれませんが。(笑)

インタビュー記事を読んでると、音楽という仕事に対する考え方や取り組み方は、変わってきてると思います。

ただ、その見据える先は変わってないんだなと、身勝手に納得してしまいました。

前に発表順に全曲聴いた時にも、言葉の選び方や表現方法は、変わっても本質的なこと、伝えようとしていることが、変わってないなあと思ったんです。

デビュー曲の「アザミ嬢のララバイ」で、

「ララバイ ひてりで 眠れない夜は
 ララバイ あたしを たずねておいで」
と歌い、

"夜会"VOL. 17 2/2の
「ささやかな花」では、

「声を荒らげて人は我を通す
 黙る人は置き去られる」
「ささやかな花 傷つくな
 気弱な花 傷つくな」
と歌わせ、(圭が歌う)

「風の笛」(常夜灯)では、

「言葉に出せない思いのために
 お前に渡そう風の笛」
と歌う。

私たちに対して(ご自分に対しても)、ずーと変わらぬメッセージを発し続けていてくれるんだなあと。

抽象的な話で、上手く伝えられなくて、スミマセンm(__)m

なんとなく、しんみりと、そんなことを思ったというだけの話でした。

お読みいただいて、ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)


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読む、中島みゆき節

2014-03-24 07:18:16 | 中島みゆきさん(本)
これまた、訳のわからんタイトルで、失礼します。m(__)m

"ストリッパーと遊女"(しかし、なんちゅうタイトルや(--;))
で、少しだけ触れたみゆきさんの本の話です。

みゆきさんが直接関わった書籍は、残念ながら絶版かそれに近い状態です。

「伝われ、愛―月曜のスタジオから―」(エッセイ)
「女歌」(小説?)
「泣かないで・女歌」(小説??)
「この空を飛べたら」(小説)
「ジャパニーズ・スマイル」
(エッセイ)
「もっぷでやんす」(絵本)

私は、上記6冊を"読む、中島みゆき節"として愛読しております。

この6冊は、"夜会"本とは違い、大変軽快に書かれています。

言葉がとてもリズミカルなんです。


その要因は、小説、エッセイ関係なく、すべて語りかけてくる感じだからでしょう。

「ジャパニーズ・スマイル」の解説文で柳美里さんが、「読むラジオ」と書いておられますが、正に言い得て妙と言えましょう。

エッセイは勿論、「女歌」と「泣かないで・女歌」も、みゆきさん本人と思われる人物の視点で語られるので、みゆきさんがラジオから語りかけてくる感じに似てます。

「伝われ、愛―月曜のスタジオから―」は、タイトル通りオールナイトの始まりから1983年までの「録音テープや山のような葉書、キューシート(進行表)」からエピソードを拾い、振り返ったエッセイでした。

発売も昭和59年とエッセイ集としては一番古く、語り口もオールナイトの全盛期のハイテンションではなく、ラストの葉書に近いテンションです。

それに比べて、柳美里さんが「読むラジオ」と評した「ジャパニーズ・スマイル」は、平成6年発行で、語り口もオールナイトの名調子と言った軽やかさがあります。

文章にもDJ 経験が反映されている、と言ったところでしょうか。

また、小説である「この空を飛べたら」は、章毎に主人公がおり、一人称、一視点で語られます。

独白だったり、語りかけだったりと、その主人公に合った語り口と言葉使いがなされており、鮮やかに書き分けられています。

そして、それぞれの主人公たちが、交錯して物語は終焉を迎えます。

その最終章に普通の作家は、やらないだろう手法がとられてますが、それが効果的にラスト一行へと繋がります。

私は勝手に、この最終章が、"シャングリラ"や"2/2"でやられた、ある演出に繋がっていると思っています。

直接的にではなくて、いかに予想外のことを仕掛けるかという精神が繋がっているように思うのです。

(詳しく書くと、ネタばれになるので、ご想像下さい)

因みに、「この空を飛べたら」は、平成3年発行ですから、上記夜会上演より前です。

「もっぷでやんす」は、2002年に出版された絵本です。
(奥付の日付をそのまま記しているので、和暦・西暦が入り交じっています。スミマセンm(__)m)

文は勿論、絵もみゆきさんが描かれてます。

絵はお好きみたいで、何かのインタビュー(色々読み返したけど、見つけられませんでした。出典不明です)で、音楽の道に進んでいなければ、美術にいってたかもしれないようなことを、仰ってた頼りない記憶があります。(--;)

また、「おだやかな時代」(歌でしか言えない)のPVに出てくるスケッチもご自分で、お描きになったみたいです。

文字もみゆきさん直筆です。

短いながら、絵と文を合わせて、中島みゆきの世界を見事に表しています。

「読むラジオ」と評される軽やかな筆致は、その軽やかさ故に、軽んじられがちです。

それこそ、高村薫女史の重厚な文章の対極にあるのかも知れません。

しかし、プロの作家である柳美里さんも「私には、どうやたっても喋るように書けない」と述べておられるように難しいことのようです。

これは、"みゆきさんの声、その4"で書いた、アニメ声にも通じるものが、あると思います。

一見軽んじられがちなことほど、余人の真似られぬ領域なのかもしれません。

あの歌声と歌い方ができることが、みゆきさんの凄さだと書きましたが、あの文章と書き方ができるみゆきさんも凄いと思います。

もし、興味を持たれた方がいらっしゃったら、古本でお探し下さい。

"読む、中島みゆき節"と書いた気持ちがお解りいただけるかと思います。(^^)

ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)


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