身の程知らずの独り言

音楽的にも文学的にもダメダメな♀が、身の程もわきまえず、好き勝手な戯言(主に、中島みゆきさん)を記しております。

ミーハーの独り言"ファイト!"

2014-06-30 22:49:00 | 中島みゆきさん(その他)
"応援歌ランキング30"でも書きましたが、みゆきさんがランキングに入っているとウレシくなるんです。

それは、基本的に私がミーハーだからですが、それ以上に、みゆきさんがやってきたことが、認められることが、ウレシイからなんです。

特に、「ファイト!」がランクインしてたことが、ウレシくて。(^^)

前にも書いたように、発表当初
「ファイト!」(「予感」)は
評論家達に
『この歌には"自分"がいない』
とボロカスに言われたんだと、糸井重里氏との対談で語っています。

『当時、メチャクチャ言われたんですよ。
特にあれが出たころって、まだフォークソングからニューミュージックにどうたらこうたらって時期だったから、
本人の生活から歌まで一貫して、人格を丸出しみたいなふうに曲が成立する感じがあったでしょう。
けれど「ファイト!」は自分の言いたいことをなにも言ってないで、人の言葉を借りて、ただ歌っているだけじゃないか、オールナイトニッポンに来たハガキとか、あれをそのままパクって書いているだけじゃないのかと。
言っちゃなんだけど、
パクリは一個もありませんよーって(笑)。』

この対談では、みゆきさんは糸井重里氏の振りに答えるみたいな感じで、松山のコンサートの話以外、あまり長くしゃべってないんですが、ここは長めに訴えてます。

悔しかったんだと思います。

未だに、この時の寸評を鵜呑みにして、ネットで悪口書いてる人もいますしね。

『それと、時期。
アルバムで出したときには
ボロッカスにしか言われなかったのが、なんかの世の中の流れで、
ボーンとはまったゃうときってあるのね。
突然、いいって言う評が出てくる。
でも前は、ボロカスに言ったじゃなーい、って。
これ、わかんないよ。』

自分も自分がやってきたことも変わってないのに、評価だけが180度変わる。

『これ、わかんないよ。』に、ちょっと拗ねたような、怒りを感じませんか?

この後は、糸井氏の
『それはつまり、
自分ひとりで作っていない、
っていうことですよ。』に
『だね。』
と答え、詞作の話になっていきますので、本当に拗ねてるのかは、わかりませんが、私にはそう感じられるんです。

そんな「ファイト!」だから、15位にランクインしてたことが、嬉かったんです。

別に、評論家を見返すとかじゃなくて、時流に乗ったでもなくて、みゆきさんが試行錯誤しながらも、変わらずやってきたことが、多くの人に認められ、共感を得たことが、嬉しいんです。

何度も書いてますが、みゆきさんの本質って変わってないように、私は思うんです。

本質っていうか、言ってることは、ズーと変わらない。

いろんなランキングでランクインしているのをみると、そこが評価されたような気がして、単純に
『良かったね』
って、気持ちになるんです。

"みゆきさんの声、その13 海よ"でも書いた
『良かったね』
って、言い方は、それこそ不遜で身の程知らずに聞こえるかもしれませんが、一番素直な気持ちなんです。

『良かったね、今までやってきたことを認めてもらえて』
っていう気分です。

まあ、ビックネームの"中島みゆき"に、何を今さらなんでしょうけどね、、、
(^^;

勝手なことを、今回も長々書いてしまいました。

ナンノカンノ言っても、根がミーハーなんで、またランクインしてるのを見つけたら、ネタにすると思いますので、よろしくお願いします。(^-^)/

ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)


















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みゆきさんの声、その13"海よ"

2014-06-29 00:48:00 | 中島みゆきさん(声)
『ひっくり返りそうにがんばって、キー違いもテンポ違いもがまんして、ハイハイッて何曲も歌いましたとさ。おしまい。―バカみたい』
(『楽園』中島みゆき著「泣かないで・女歌」より抜粋)

上記は、"みゆきさんの声、その12 いまのきもち"でも書いた、初期のレコーディングに対する、みゆきさんの感想(不満)です。

この前段として、初めてレコーディングスタジオに入ったところから、歌入れに入るところまでがあるので、それも抜粋します。

『てなもんでスタジオ内へ案内されて、その広さにびっくりした田舎もんは、ヘッドホンを通して流れ出て来たカラオケを聞いて、またびっくり、なんとテンポはド早いし、キーときたらそれはそれは高いものでありましたとさ。』

これを読んで、ファーストアルバム「私の声が聞こえますか」の声が、全体的に苦しそうな原因は、「これか!」と思いました。

今聴いても、このアルバムは
どの曲も苦しそうで、一番スムーズに歌っているように聴こえる「時代」も、ハモりが苦しそうです。

それでも、「時代」の声が、このアルバムの中では、一番好きです。

"みゆきさんの声、その2"で書いたように、セカンドシングルの「時代」の声は、苦手なんですよ。

苦手と言えば、「私の声が聞こえますか」の「時代」以外の歌声は全て苦手ですね。

それに、アルバムとしての統一感みたいなものもないように思うんです。

落ち着いて聴けないというか、、、(--;)

「中島みゆき オフィシャル・データブック」の「私の声が聞こえますか」の解説を読むと、
「カントリー・ロックタイプ」、「ホンキートンク・ブルース風」、「ジャジィーなシャッフルタイプ」など「アメリカン・フォーク・ミュージック的ニュアンスの楽曲」だったり、「イージー・リスニングにもなりそうなメロディラインをもった曲、バロック的構成美を感じさせる曲などヨーロッパ的なイメージのある楽曲」だったり、日本的な情感を感じたりと、「多彩なニュアンスをもったメロディ」の楽曲が、収められており、「その後中島みゆきが展開していく世界が、すでに豊かに息づいている」というようなことが、書いてあります。

この解説のように聴けば、多彩なアレンジを楽しめるアルバムと言えるかもしれません。

アルバムの主旨としても、良く言えば、可能性を探る多彩なアレンジと言えるんでしょうね。

でも私には、
『なんだかわけのわかんない芸能界用語いっぱい使ってダーッとまくしたてて』、『もう帰っていいよ。あと、こっちで適当にやっとくワ』と言った、『海千山千のベテランおっちゃんたち』に、いいように試されたっていう風に思えるんですね。

どんな曲調が合うか、どこまで歌えるか、また、反響がいいのはどんな曲か、そんなことを探るための多彩なアレンジに思えるんです。

なので、私には落ち着かない、アルバムに聴こえるんです。

試行錯誤の結果、やはり無理があると思ったのか、半年後に発売された、
セカンドアルバム「みんな去ってしまった」では、苦しく聴こえるほどの無茶な要求は、しなかったんじゃないかと思います。

アルバムとしての統一感もありますし、歌声も安定していると思います。

実を言いますと、一番初めに買ったアルバムは、「みんな去ってしまった」です。

「私の声が聞こえますか」は、その後に買ったんです。

という訳で「私の声が聞こえますか」は、一番聴くことの少いアルバムで、収録曲も印象が薄かったんです。

そんな中で「海よ」は、意外な再会をして、印象深い曲に変わったんです。

"ギャルギャル神戸"というラジオ関西の番組で、谷山浩子嬢が歌ったのを聴いたんです。

浩子嬢でも、少し苦しそうに聴こえたのが、印象的でした。
(YouTubeにupされているのを発見した時は、驚きましたが、久々に聴いても、その印象は変わらなかったですね)

だから、「海よ」は、一際苦しく聴こえる曲としての印象が強いんです。

それが、「おとぎばなし―Fairy Ring ― 」で、セルフカバーすると知って、どう歌うのか楽しみにしてました。

そして、アルバムラストの「海よ」を聴いて、「やられたぁ~!」と、ウレシイ悲鳴をあげたんです。

みゆきさんの"幼な声"の中で、一番好きな歌声で、歌い方なんです。

そして、これを聴いた時、『楽園』のレコーディング話の後半を思い出したんです。

『いつかはもっとレコーディングにたずさわれるようになりたい、って思ったわ。』
『自分の曲や詞を産んでそれきり預けっ放しなんて、せつないじゃん。』
『才能ある育ての親ってやつに、希望くらい言ったっていいじゃん。言いたいじゃん。』

『育ての親』は、アレンジャーですよね。

この最初のレコーディング時の強い思いが、自分でアレンジしたり(「予感」)、"ご乱心の時代"を経て、瀬尾師匠に至る原動力になったんでしょうね。

瀬尾版「海よ」を聴いて、上記の記述を思い出して、心底「良かったね」と思ったのでした。

『才能ある育ての親ってやつに、希望くらい言ったっていいじゃん。言いたいじゃん。』

「言えて、良かったね」ってね。

「言える相手に会えて、良かったね」ってね。

本当に、この「海よ」の歌声が好きなんです。

"幼な声"が、せつなくて、いとおしくて。

『ひっくり返りそうにがんばって、キー違いもテンポ違いもがまんして、ハイハイッて何曲も歌いましたとさ。おしまい。―バカみたい』

この時感じただろう理不尽さ、悔しさを、あの愛らしい声で鮮やかに晴らした、ようなイメージがあるんですよ。

だから、なおさら好きですね。

まあ、ここまでいくと、いつもの妄想ですね。

また、暴走しそうなんで、ここまでにします。

長々とありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)


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応援歌ランキング30

2014-06-27 23:28:00 | 中島みゆきさん(ランキング)
Mステ豪華2時間SP
"あの有名人も選んだ
応援歌ランキング30"の中で、
みゆきさんの「ファイト!」が、15位に入ってて、びっくりしました。

入るなら、TOKIOの「宙船」か、
みゆきさんなら「地上の星」だと思っていましたので。

予想に反して、この2曲は入ってませんでした。

「宙船」は、TOKIO20周年SP メドレーで歌ってましたが。

満島ひかりさんのCM の効果もあると思います。

しかし、ファンの間では有名でも、1983年発表のアルバム曲(「予感」)で、シングルA面曲(「空と君のあいだに」のカップリング1994年)でもない曲が、選ばれたのに驚いたんです。

『深い歌詞に対する想いが、30代以上の票を集めました』とナレーションが入りましたが、コーナーワイプに写る30以下の人も知ってるみたいなのが、少し嬉しかったりしました。

ブログには、書かなかったんですが、1番ソングSHOW 、世代別人気カラオケソングの40代・50代の確か6位に「地上の星」が入ってました。

やっぱり、みゆきさんってメジャーなんですね。

こういうランキングを見ると、いつも認識を新たにします。

で、こういうランキングに入っていると、ウレシくなる私は、やはりミーハーなんでしょうね。

とにかく、みゆきさんが今も現役で闘っていてくれることが、なによりなんですけどね。

前回に引き続き、ご報告でした。

ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)







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究極のフォークシンガー???

2014-06-26 23:49:49 | 中島みゆきさん(ランキング)
「音楽ライブと音楽視聴に関する調査2014」
(スカパーJSAT)
10代~60代男女1000名
2014年5月23日~30日実施の
インターネットアンケート

上記アンケートの
《ひとのココロを動かす"究極のフォークシンガー"だと思うアーティスト》
総合1位 中島みゆき
男性20代~50代 1位 中島みゆき
女性10代~60代 1位 中島みゆき

"究極のフォークシンガー"という言い方は、どうかと思うのですが、、、(^^;

今どき、フォークシンガーって言葉を使いますか?

スカパー!エンタメ情報館で、このアンケート結果を見ると、どうも井上陽水氏の
『氷の世界ツアー2014』
を放送(6月29日)する関係で、この質問を設定したんじゃないかと勘繰ってしまいます。

"ココロ動かされた究極のフォークシンガー 60代シニア男性では1位「井上陽水」さん"
というのが、この項目の見出しになっているんです。

普通は、総合1位のみゆきさんが、見出しじゃないかなあ?

しかし、陽水氏もみゆきさんも"フォークシンガー"というくくり方をされると違和感があるんですよね。

そこまで、限定的だから出た結果かもしれませんが。

特に、男女とも20代~30代で1位というのは、この限定のなせる技かもしれませんね。

でも、この世代に認識されているのは、単純にウレシイです。

この他にも、
SMAP / 嵐 / AKB 48 / きゃりーぱみゅぱみゅに楽曲を提供して欲しいアーティスト
というのもあります。

SMAP 4位 中島みゆき
嵐 2位 中島みゆき
AKB 48 6位 中島みゆき
きゃりーぱみゅぱみゅ 8位 中島みゆき

これは、ももクロ効果でしょうか?

上記アンケート二つは、前に紹介した"恋人にしたい音楽アーティスト"の10位よりは、違和感ありませんがね。

こういうのを見ると、みゆきさんて、やっぱりメジャーなんだと思ってしまいますね。

確かに、メジャーな存在なのは認識してるんですが、どこかでパーソナルな存在だと思っているんです。

これって、いわゆる危ないファンですかねぇ。

う~ん、妄想し過ぎかな?

取り敢えず、こんなアンケートがありました、と報告まで。

ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)



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みゆきさんの言葉選び、その13"小さき負傷者たちの為に"

2014-06-25 00:29:39 | 中島みゆきさん(言葉選び)
『♪傷ついて 小さき者たちは
己が身の 落度かと詫びる』
(「小さき負傷者たちの為に」真夜中の動物園)

「小さき負傷者たちの為に」と
「お月さまほしい」(ララバイSINGER ) は、一昨年亡くなった愛猫を思い出して、涙腺が刺激されるので、通勤時には避ける曲です。

それを取り上げる気になったのは、今まで意識してなかったことに、上記フレーズがピッタリハマるなと、思ったからです。

それは、仕事で知り合った人と、教員免許の話をしていた時です。

今を遡ること40年近く前、中学3年の時に、教員を志したネジくれた動機を思い出したのです。

当時、運動部で部長をしていました。

真面目に毎日練習に出ていることだけで、部長に推された私には、レギュラーの実力はなく、控えの2番手、3番手でした。

私の代のレギュラーは、結構強かったんです。

だから、顧問も最後の公式戦には燃えていて、強化練習としてランニングを2キロから5キロに、その他の練習量も増量するよう指示してきました。

その急な練習量増加にレギュラー選手の何人かが、反旗を翻したんです。

ランニングの途中でボイコットして、先に帰ってしまいました。

勿論、帰る彼女たちを引き留めましたが、振り切られました。

後輩もいるので、深追いもできず、新しいランニングコースを黙々と走って帰りました。

それから、後輩の練習は副部長に任せて、レギュラー組と話し合いです。

ボイコット組は、日曜毎に練習試合や選抜練習を強制する顧問に、不満を持っており、突然練習量が増えたことに、嫌気が差したと口々に訴えてきました。

部長として、それらの練習にも付き合っていた私には、そこまで不満が溜まっているとは意外でした。

翌日、練習中のゴタゴタをどこかから聞いた、顧問から呼び出されました。

状況を説明し、ボイコット組の言い分を伝えていた私を遮って、顧問が話始めました。

「おまえの仕事は、俺の指示に従うようチームをまとめることやろう。おまえは、才能なんかないんやから、自分の練習なんかしても無駄や。それより、チームのために働けよ。そのための部長やろう、勘違いするな、等々」

話ながら、興奮して声が甲高くなっていく顧問を、ただボーゼンと見つめる私。

言葉として理解できても、自分に向けられた言葉だということが、理解できない。

感情がフリーズした状態で、何にも反応できませんでした。

そんな私が、気に入らないのか、更に喚く顧問。

喚き疲れて、開放されるまでどんたけ時間がかかったのか忘れましたし、どのように帰りついたのかも覚えていません。

フリーズした感情が、いつ戻ったのかも覚えていません。

ただ一晩中、頭の中が七転八倒していたのは、覚えています。

『♪じゅうしや じゅうごの~
むすめで』すからね、それまで教師って、偉い人だと思ってたんですよ。

教師が言うことは絶対なんだと、単純に思い込んでいたんです。

なので、最初は全て自分の責任で、ものすごく悪いことをしたんだと、自分を責めました。

顧問が口にした言葉全ては、覚えていません。

でも、書き出した言葉は、未だに鮮明に思い出せるほど、この時、頭の中をグルグル回ってました。

そして、煮詰まった末に、自傷行為に至り、その痛みで正気に戻ったんです。

正気というか、開き直って、あれは、ヒステリーであり、八つ当たりなんだという結論に至ったんです。

今、客観的にみたら、顧問の言い分も、もっともなんでしょう。

でも、自分の立場で、言って良いことと悪いことは、わきまえないと、大人とは言えないと思うんです。

教員になって、教師が絶対だと思い込まされている学生に、教師も人間であり、間違うものなんだということを教えたい、とこの時思ったんですよ。

それが、教職をとった動機です。

ただ、見事教員採用試験に落ちてしまいましたが、、、(--;)

そんなネジくれた動機を思い出した時に、頭の中で響いたのが、
『♪傷ついて 小さき者たちは
己が身の 落度かと詫びる』
です。

長々と昔話を書いてスミマセンm(__)m

長々ついでに、もうひとつ。

この曲を最初に聴いた時に、頭をよぎったのは、
「心とろかすような―マサの事件簿」(宮部みゆき 著)
にでてくる"ハラショウ"という犬です。
(その時は、我愛猫は元気でした)

長さ1メートルの鎖につなぎぱなしにされ、虐待を受け続けた飼い犬です。

彼は生まれた時から同じような扱いを受けてきたので、半径1メートルの世界に疑問を持たず、飼い主の虐待にも反抗せず、死んでいきます。

ハラショウが、よぎっても涙腺が弛むので、やはりこの曲は、家で一人で聴く曲ですね。

本当に、長々とお読みいただき、ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)














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