「PAIN」 その2です。
「PAIN」 もそうですが、「夜会」のラストソングには、いつも圧倒されます。
2時間前後の舞台のラストで、
"まだ、そんなパワーがあったのか!"
と、驚かされる歌声に圧倒され、感動の渦に巻き込まれるんですねぇ、いつも。
それまでのストーリーがあってのラストなんで、ラストソングだけでは、その感動を本当の意味で再現することは、不可能だと思います。
「夜会」曲をアルバム収録する時は、そのことを一番意識してるんじゃないかという気がします。
「夜会」とは、別な響きを持たすために。
その中で、「夜会」を離れて私が一番感動したのが、
「PAIN」 (月ーWINGS 1999) です。
今回、「夜会VOL.8 問う女」(1996)を観直して、遅ればせながら、気づいたのは、「月ーWINGS」 の「PAIN」 が、「問う女」の「RAIN」 と「PAIN」 をミックスしたものだということです。
正直に書くと、
"みゆきさんの声、その36「PAIN」(問う女)"をUPしてから気づきました。(^^;
「孤独の肖像 1st.」の時と同じ思い込みですね
感動したと書きながら、ホント、情けない(--;)
「PAIN」 (月ーWINGS)の2番の
『♪見えるだろう~
あふれている』
が、追加されているんですね。
後で書きますが、実は、ここが一番好きなんです、なのに、、、(T-T)
「RAIN」 の
『♪見えるだろう、心の中には
決して必ずしも綺麗な花だけ咲きはしない』
と微妙に違いますが、似たメロディです。
この「PAIN」 の録音風景を記録した貴重な映像があります。
先日再放送された
「中島みゆき~もっとみゆきと深い仲 時代・夜会・そして」
と同じくNHK ーBS の
「中島みゆき 夜会の冒険」(1999.12.7)
です。
(これも再放送してくれないかしら)
「いつか夢の中で」と「PAIN」 のロサンゼルスでの録音風景が、記録されています。
インタビューを受けた、エンジニアのジョー・チカレリやベースのリー・スカラー、アレンジャーのデヴィッド・キャンベルが、同じように、みゆきさんがどう歌うかを楽しみにしていると語っているのが、印象的です。
そして、どちらの曲もオーケストラとの同時録音を行っています。
オーケストラとの同時録音について瀬尾師匠は、
「指揮者が振って、指揮者に合わせた演奏を聴きながら歌っていくわけですが、指揮者が振ってるので、リズムが一定ではないということです。
だから、それを同時でやりましたが、普通ならビビりますよね、失敗したらどうしようとか、思いますよね。
小憎たらしいほど上手く歌いますよ。
燃えるみたいですね。
彼女は何処に行ってもビクともしませんね。
腹が立つくほど(笑)」
師匠の言葉通り、指揮者のタクトに合わせて演奏されるオーケストラの音をヘッドフォンで聴きながら、壁ひとつ隔てた別室でマイクに向かい、絶妙のタイミングで歌い上げていくみゆきさん。
その表情は、驚くほど豊かで、ドラマチックです。
まさに、もうひとつの「夜会」です。
ビビるどころか、気持ちよさそうに、歌の世界に没頭している姿の美しさは、圧巻です。
カメラが回っているからではなく、普段から自身の全てをかけて、表現しているんだろうなと思いました。
ライブだけでなく、録音も一期一会、一発録りの真剣勝負、それが中島みゆきなんでしょうね。
その緊張感を楽しんでいるように見えることも、みゆきさんの魅力ですね。
『♪抗う水には 行く手は遠い
崩れる水には 岸は遠い』
歌い出しの表情には、やはり緊張感があるように思います。
その緊張が伝わるような震える静かな歌声に、哀しみや絶望感を感じます。
優しい表情で、情感を込めた歌声が続き。
そして、微笑みながら、かわいく包み込むように歌われる
『♪歌え雨よ 笑え雨よ
救いのない人の 愚かさを
歌え雨よ 笑え雨よ
限りのない 人の哀しさを』
一転、歌声と表情に、緊張を込めて、一語ずつ噛み締めるように歌う姿からは、強い不安感や恐れを、叩きつけるような歌声からは、滲む後悔の念を感じます。
『♪荒野の中 誰の声も聞かぬ一日
荒野の中 誰の声も聞かぬ一生』
『♪誰からも傷つけられず
身を守るため傷つけた』
ゆったりした優しい表情で、歌われるリフレインに、癒される気がします。
舌ったらずな幼声で、歌われる2番。
幼児の心もとなさと、天使のような微笑み。
下から見上げるような表情が、本当に幼児ように見えるとこが、スゴい。
『♪見えるだろう
心の中には淋しさの手紙が
宛名を書きかけてあふれている』
が、心の中に沁み渡ります。
この歌声に、涙ぐみそうなります。
優しい笑顔で、リフレインした後、微笑みながら雨を両手で受けるようにして、全ての愚かさを、哀しみをすくい取るように、力強い歌声が響きます。
渾身のロングトーンと、挑むような表情で歌い上げたラストの絶唱。
何か熱いモノが、心の底から突き上げてくるような気がします。
『♪ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を』
最後は気持ちいい笑顔でした。
歌い終えた我が身を抱きしめ、余韻に浸るような仕草のみゆきさんが、とても愛しくなります。
演奏が終わるまで、満足気に音に身を委ねて、スウィングしてたのも印象的でした。
一曲「夜会」ですね。(笑)
と、これだけ書いて、以前にも
「PAIN」 について書いたような気がしてきました。
やはり、
みゆきさんの声、その18"ff " 「下町の上、山の手の下」
の中で、もっと手短に、同じようなことを書いていました。(--;)
この時は、
「ふたりは」を1曲夜会
「PAIN」 を1曲リサイタル
と書いてました。
本当に、記憶力が、、、(・・;)
ヤバイかも、、、(--;)
こんな、貧弱な記憶力しかなくて、スミマセンm(__)m。
少々ダブりますが、これだけ書いたのだから、このままUPします。
本当に、こんな私のブログをお読み下さって、ありがとうございます。(^^)
では、また(^-^)
「PAIN」 もそうですが、「夜会」のラストソングには、いつも圧倒されます。
2時間前後の舞台のラストで、
"まだ、そんなパワーがあったのか!"
と、驚かされる歌声に圧倒され、感動の渦に巻き込まれるんですねぇ、いつも。
それまでのストーリーがあってのラストなんで、ラストソングだけでは、その感動を本当の意味で再現することは、不可能だと思います。
「夜会」曲をアルバム収録する時は、そのことを一番意識してるんじゃないかという気がします。
「夜会」とは、別な響きを持たすために。
その中で、「夜会」を離れて私が一番感動したのが、
「PAIN」 (月ーWINGS 1999) です。
今回、「夜会VOL.8 問う女」(1996)を観直して、遅ればせながら、気づいたのは、「月ーWINGS」 の「PAIN」 が、「問う女」の「RAIN」 と「PAIN」 をミックスしたものだということです。
正直に書くと、
"みゆきさんの声、その36「PAIN」(問う女)"をUPしてから気づきました。(^^;
「孤独の肖像 1st.」の時と同じ思い込みですね
感動したと書きながら、ホント、情けない(--;)
「PAIN」 (月ーWINGS)の2番の
『♪見えるだろう~
あふれている』
が、追加されているんですね。
後で書きますが、実は、ここが一番好きなんです、なのに、、、(T-T)
「RAIN」 の
『♪見えるだろう、心の中には
決して必ずしも綺麗な花だけ咲きはしない』
と微妙に違いますが、似たメロディです。
この「PAIN」 の録音風景を記録した貴重な映像があります。
先日再放送された
「中島みゆき~もっとみゆきと深い仲 時代・夜会・そして」
と同じくNHK ーBS の
「中島みゆき 夜会の冒険」(1999.12.7)
です。
(これも再放送してくれないかしら)
「いつか夢の中で」と「PAIN」 のロサンゼルスでの録音風景が、記録されています。
インタビューを受けた、エンジニアのジョー・チカレリやベースのリー・スカラー、アレンジャーのデヴィッド・キャンベルが、同じように、みゆきさんがどう歌うかを楽しみにしていると語っているのが、印象的です。
そして、どちらの曲もオーケストラとの同時録音を行っています。
オーケストラとの同時録音について瀬尾師匠は、
「指揮者が振って、指揮者に合わせた演奏を聴きながら歌っていくわけですが、指揮者が振ってるので、リズムが一定ではないということです。
だから、それを同時でやりましたが、普通ならビビりますよね、失敗したらどうしようとか、思いますよね。
小憎たらしいほど上手く歌いますよ。
燃えるみたいですね。
彼女は何処に行ってもビクともしませんね。
腹が立つくほど(笑)」
師匠の言葉通り、指揮者のタクトに合わせて演奏されるオーケストラの音をヘッドフォンで聴きながら、壁ひとつ隔てた別室でマイクに向かい、絶妙のタイミングで歌い上げていくみゆきさん。
その表情は、驚くほど豊かで、ドラマチックです。
まさに、もうひとつの「夜会」です。
ビビるどころか、気持ちよさそうに、歌の世界に没頭している姿の美しさは、圧巻です。
カメラが回っているからではなく、普段から自身の全てをかけて、表現しているんだろうなと思いました。
ライブだけでなく、録音も一期一会、一発録りの真剣勝負、それが中島みゆきなんでしょうね。
その緊張感を楽しんでいるように見えることも、みゆきさんの魅力ですね。
『♪抗う水には 行く手は遠い
崩れる水には 岸は遠い』
歌い出しの表情には、やはり緊張感があるように思います。
その緊張が伝わるような震える静かな歌声に、哀しみや絶望感を感じます。
優しい表情で、情感を込めた歌声が続き。
そして、微笑みながら、かわいく包み込むように歌われる
『♪歌え雨よ 笑え雨よ
救いのない人の 愚かさを
歌え雨よ 笑え雨よ
限りのない 人の哀しさを』
一転、歌声と表情に、緊張を込めて、一語ずつ噛み締めるように歌う姿からは、強い不安感や恐れを、叩きつけるような歌声からは、滲む後悔の念を感じます。
『♪荒野の中 誰の声も聞かぬ一日
荒野の中 誰の声も聞かぬ一生』
『♪誰からも傷つけられず
身を守るため傷つけた』
ゆったりした優しい表情で、歌われるリフレインに、癒される気がします。
舌ったらずな幼声で、歌われる2番。
幼児の心もとなさと、天使のような微笑み。
下から見上げるような表情が、本当に幼児ように見えるとこが、スゴい。
『♪見えるだろう
心の中には淋しさの手紙が
宛名を書きかけてあふれている』
が、心の中に沁み渡ります。
この歌声に、涙ぐみそうなります。
優しい笑顔で、リフレインした後、微笑みながら雨を両手で受けるようにして、全ての愚かさを、哀しみをすくい取るように、力強い歌声が響きます。
渾身のロングトーンと、挑むような表情で歌い上げたラストの絶唱。
何か熱いモノが、心の底から突き上げてくるような気がします。
『♪ただ流され行く木の葉に 綴られた名前を』
最後は気持ちいい笑顔でした。
歌い終えた我が身を抱きしめ、余韻に浸るような仕草のみゆきさんが、とても愛しくなります。
演奏が終わるまで、満足気に音に身を委ねて、スウィングしてたのも印象的でした。
一曲「夜会」ですね。(笑)
と、これだけ書いて、以前にも
「PAIN」 について書いたような気がしてきました。
やはり、
みゆきさんの声、その18"ff " 「下町の上、山の手の下」
の中で、もっと手短に、同じようなことを書いていました。(--;)
この時は、
「ふたりは」を1曲夜会
「PAIN」 を1曲リサイタル
と書いてました。
本当に、記憶力が、、、(・・;)
ヤバイかも、、、(--;)
こんな、貧弱な記憶力しかなくて、スミマセンm(__)m。
少々ダブりますが、これだけ書いたのだから、このままUPします。
本当に、こんな私のブログをお読み下さって、ありがとうございます。(^^)
では、また(^-^)