身の程知らずの独り言

音楽的にも文学的にもダメダメな♀が、身の程もわきまえず、好き勝手な戯言(主に、中島みゆきさん)を記しております。

みゆきさんの声、その43「小春日和」と「相聞」細々(こまごま)と少々、アナログも添えて。

2018-04-29 02:10:00 | 中島みゆきさん(声)
変なタイトルで、すみません。

それに、今さら「相聞」でもないのですが。f(^_^;

突然ですが、まともにみゆきさんを聴いていない時期がありました。
 
精神的にも、肉体的にも、カスカスの状態が続いていたんです。

みゆきさんをまともに、聴く余裕さえないくらいカスカスの状態が。

考えることが多くて、考え事しながら、音楽を聴くとイライラしてきて、酷いときは動悸がしたりするので、避けていました。

なんでそんな状態になったのかを、書き連ねてみたのですが、中々本題に辿り着けないし、単なる愚痴にしかならないので、ご想像にお任せすることにして、バッサリ削除しました。

『♪愚痴を聞くのは 誰も好きじゃない
笑うだけよ歩くだけよ女は死ぬ日まで』
ですよね。(笑)

まあ、そんなカスカス状態だったことをわかってください。

そんな状態が、突然ショートしました。

朝から、何も考えたくない、考えられない状態。

そして、無性にみゆきさんの声を聴きたくてなったんです。

迷宮状態だったので、
「秘密の花園」を聴きたくて、「相聞」をチョイスしました。

しかし、いざ
「秘密の花園」
が、はじまると、イントロにイラっときて、選曲を間違えたかなと。(>_<")

師匠、ごめんなさい。m(._.)m

わざと前に押し出してるような感じの歌声が、突き放されているように聴こえてくるし。(-_-;)

凄くドライ(乾いて)に、響いてきました、その時は。

渇いたカスカスのまま、迷宮をさまよってる感覚になったので、みゆきさんの目論見通りだったのかもしれませんけどね。(笑)

ただ、後から考えると、師匠のイメージのイングリッシュガーデンとは程遠い、砂漠の迷宮をさ迷ってる感覚でしたが。f(^_^;

そして、2曲目の
「小春日和」。

一声聴いた途端、泣きそう、、、(TT)

"あっ、みゆきさんだ"
そんな当たり前のことが、全身を駆け巡ったんです。

みゆき節全開の歌い回しと、私が一番好きな高さの歌声に、懐かしさと愛しさがあふれます。

カスカスに渇いた私にとって、散々迷った果てのオアシス。

潤いに満ちたオアシスでした。

これも、みゆきさんの目論見通りかな?(笑)

そして、そのオアシスは、昔から大好きなみゆきさん、その人でした。

昔馴染みのみゆきさんが、そこにいました。

正直、この時まで、この曲に、そんなに思い入れがなかったんです。

みゆき節全開だとは思いましたが、
「人生の素人」ほどのインパクトもないし、みゆきさんも、師匠もスルーしてましたしね。

このアルバムの中では、目立たない曲だなぁと思っていました。

それが、久しぶりに聴いたら、一番胸に響く歌声だと気がついたんです。

私にとって、聴いていて、一番気持ちいい歌声と歌い回しだと。

私って、感覚がニブイと言うか、反応が、遅いと言うか、、、(^^;

反応が遅くて、後からグッときた曲というと、私の中では、
「カーニヴァルだったね」(「心守歌」)とか、
「風にならないか」(「LOVE OR NOTHING」)とかありますが、グッときた瞬間は覚えていません。

今回、その瞬間を鮮明に自覚することができたので、この記事を書くことにしたんです。

なので、歌声と歌い回しは、このアルバムの中で、1番好きな曲になりました。

だから、それ以外の収録曲については、少々と。(^^;

それも、変に細かい所に魅かれる曲が多いので、細々(こまごま)と少しずつ。(笑)

まず、細々一番手は、
「マンハッタン ナイト ライン」。

前半の
『♪マンハッタンナイトライン マンハッタンナイトライン』の
『♪ハ』の音の裏声ぽく抜ける感じが、すごく好きなんです。

最後のリフレインでは、その感じがなくなってて、残念なんですが。

そんな、一音に特に魅かれる曲が、もう一つ
「月の夜に」。

『♪街の夜に騙(だま)されて 涙を抱(だ)きしめる』
『♪月の夜は抱(だ)きしめて 夢だけ抱(だ)きしめて』
の『♪だ』の音。

少しガナリの入った声と『♪だ』の音が合っていて、グッと力が入る感覚が好きです。

本当に、変に細かくなりすぎて、すみません。f(^_^;

力が入るガナリと言えば、
「人生の素人」。

『♪輝いていた頃の君を探してた』

歌い出しのドスの効いた声から、渇を入れられます。

ここも、
『♪輝いて(かがやいて)』の
『♪が』が響きます。

濁音自体が強い音なので、ガナリと合うと言うか、アクセントになる気がするんですよね。

『♪皆(みな)、人生は素人につき』の
『♪み』の濁音に近く聴こえるくらいドスのきいたコブシも気持ち良くて好きです。

聴いていて、お腹に力が入ります。

みゆきさんは以前、
"自分の声が悪くて、普通に喋っても強く聞こえてしまう"
と、コンプレックスのように仰っていたんですが、それを見事に武器に変えたんだなと、この曲を聴いて思いました。

そうかと思うと、お茶目な女神が、フワフワ飛んでるイメージの
「移動性低気圧」。

『♪わからん 冷たいのか わからん 熱いのか』

この少し色っぽく可愛い
『♪わからん』に魅かれます。

この声がお茶目な女神のイメージになるんですよね。

可愛いと言えば、可愛い歌声が切なすぎる
「ねこちぐら」。

この声は、反則ですよね。(笑)

好き嫌いはあると思いますが、私は、愛しさで胸を締め付けられるこの声が、凄く好きです。

その上、ラストの和ちゃんの切ない歌声が凄い!

『♪ねこは なにもいわない 
でも ねこだってかなしい』

文字通り、ひらがなで聴こえてくる気がするのは、私だけでしょうか?

ラストの大曲3曲もサラリと。

「アリア -Air-」。

ラストの
『♪アリア 空を覆う 孤独という冷たい闇から 闇から』
が、気持ちいい♪

平原綾香さんバージョンを先に聴いているので、どうしても1番2番でも
『♪アリア 空を覆う 孤独という冷たい闇から』
を期待してしまうので、ラストに聴けた時には、
"やった!"
と思って、スッキリした気分になるんです。(笑)

みゆきさんの声も気持ち良く出てますし、気持ち良く聴けて、好きです。

「希い(ねがい)」。

アカペラ部分
『♪希いよ届け あの人の希い
私のすべての希いと引き替えに』
が、いつ聴いてもグッときます。

ライブで聴いたら、鳥肌ものだと思います。

そして、
「慕情」。

「小春日和」に感動してたのは、行きの通勤電車でした。

その時は、「アリア -Air-」の途中で時間切れになって、帰りの電車でラスト3曲を聴いたんです。

行きの電車で、
「慕情」を聴いていたら、号泣してたかも。(^^;

ちなみに、行きの電車は、「ねこちぐら」もヤバかった。(^^;

弱ってる心と身体の隅々まで、
「慕情」の慈愛に満ちた歌声が、沁みわたって、涙腺を刺激されました。

その慈愛に満ちた歌声から、力強く伸びやかに歌われるラスト
『♪もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい』
で、自分の中の不純物が洗い流される感じもして、この感覚は、今も変わりませんね。

曲順もバラバラで、変に思い入れが細かくて、すみません。

で、アナログ盤も少々。

アナログ盤は2枚組で、
sideA
1.秘密の花園
2.小春日和
3.マンハッタン ナイト ライン
4.人生の素人
sideC
1.移動性低気圧
2.月の夜に
3.ねこちぐら
4.アリア -Air-
sideD
1.希い(ねがい)
2.慕情

sideAの裏面が、空白です。

このsideAの裏面が、空白なのには驚きました。

はじめは、A、B両面と、2枚目のC面に2曲だと思い込んでいたので、A面が終わってひっくり返そうとして、
"【ご注意】
この面に音声は収録されておりません。
針を下ろさないようご注意ください。
(誤って針を下ろした際に備え、安全用の溝がカッティングされています。)"
と、書かれていたのを見て、ビックリ( ゜o゜)

そう言えば、何か紙が入っていたような、、、(゜◇゜)ゞ

正誤表かな?と思ってろくに見てなかったその紙には、A面裏(B面)に書かれていた注意書きと
"今回、アルバム『相聞』をアナログレコード(LP盤)にするにあたり、アーティストの意向により録音面をA、C、Dの3面とさせて頂きました。"
と記されていました。

このA、C、D面の割り振りは、みゆきさん本人の意向だったんですね。

確かに、この曲の組み方は絶妙だなと思いました。

10曲ストレートに聴けるCDと違い、レコードは裏面をひっくり返して聴かなければいけない制約があります。

だから、10曲を単に5曲ずつにすると、A面ラストが、
「移動性低気圧」。

A面ラストが、イタズラな女神だとフワフワしてて、座りが悪いですもん。(笑)

その座りの悪さを避けるための2枚目組なんですね。

そして、レコードにはもう一つの制約があります。

CDみたいに、選曲して聴けないことです。

一度針を下ろしたら、曲順通りに、アルバムの流れに沿って最後まで聴く。

区切りと言う意味でも、流れと言う意味でも、このsideAとsideCの導入から絞めの流れは、裏表があるLPレコードの特性(区切り)にピッタリ合った座り心地の良さを感じます。

LPレコードの醍醐味ですね。

ただ、あまりにハマリ過ぎるから、A・B面にしなかったんでしょね。

そうすると、
「希い」と「慕情」だけが浮いてしまうから。

B面を空白にして、C・D面にしたことによって、ラスト2曲は浮くどころか、より存在感が増したような気がします。

また、sideCラストの
「アリア -Air-」の余韻に十分浸ってから
「希い」を聴けるのも、ある意味利点のような気がしますしね。

師匠が、
"トータルアルバムとして一度は、最初から最後まで通しで聴いてください"
と仰っていたのを思い出して、アナログ盤を最初から念頭に置いてたのかな、と思えてきました。

そう思った理由が、もう一つありまして、
「組曲(Suite)」のアナログ(LP)とデジタル(CD)を聴き比べた時ほどの違いが、感じられなかったのです。

私の貧弱な耳なので、当てにはならないかもしれませんが、
「相聞」はアナログ(LP)とデジタル(CD)が、凄く近く感じられたんですよ。

LPは、アナログの良さである、音の丸みを残しつつ、極限まで雑味を取った感じがしました。

そして、聴き比べると、デジタル(CD)の音も優しいような気がして、アナログとデジタルが近い感じがしたんです。

ただ、「組曲(Suite)」は、本当に久しぶりに聴くアナログ(レコード)だったので、その思い入れがあったから、私の中で違いが増幅されたのかもしれません。

それに、「組曲(Suite)」の1曲目が
「36時間」だったのもあると思います。

「36時間」とアナログって、凄く合ってるんですよね。

スタッフは同じなので、やはり、私の耳の問題かな、とも思いますが、感じたままを記しておきます。

『これは、あくまでも個人の感想です』
と、但し書きも添えさせてください。(笑)

最後に、オフィシャルサイトに出てるいた情報も少々。

CS放送チャンネル“チャンネル銀河”で2ヶ月連続で中島みゆき特集を放送するそうです。

"昨年12月に放送された4作品に続き、これまでに映像化された中島みゆきの「夜会」がCS放送チャンネル銀河で6月に放送決定!
6月3日(日)22:45~ 夜会VOL.6「シャングリラ」※6/3は無料放送!
6月10日(日)23:00~ 夜会VOL.7「2/2」
6月17日(日)23:00~ 夜会VOL.8「問う女」
6月24日(日)23:00~ 夜会VOL.10「海嘯」

昨年12月に放送した夜会初期4作も再放送!
6月9日(土)深夜2:00~ 「夜会1990」
6月16日(土)深夜2:00~ 夜会VOL.3「KAN(邯鄲)TAN」
6月23日(土)深夜2:00~ 夜会VOL.4「金環蝕」
6月30日(土)深夜2:00~ 夜会VOL.5「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に」"

で、特筆すべきは、映像を販売されていないNHKの番組を放送することです。

"加えてNHKで放送された番組もCS初オンエア!
6月3日(日)22:00~ SONGS 中島みゆき~「夜会」への招待~ ※6/3は無料放送!
6月10日(日)、17日(日)、24日(日)22:00~ 
中島みゆき3Days ~もっとみゆきと深い仲
7月放送予定
SONGS「時代」~中島みゆき
オール中島みゆきナイト"

『中島みゆき3Days』を三夜分放送してくれるのは、凄い!

NHKBSのアーカイブでも、二夜分しか放送してくれなかったのに。

三夜目は、夜会VOL.5「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に」のメイキングなんです。

それも、かつてビデオとして販売されていたメイキングと同じものでもなくて、本当にレアです。

欲を言えば、
『夜会の冒険』もあれば言うことないのですが。

こちらには、「PAIN」の録音の様子が収録されていて、見応え、聴き応え十分です。

この古い放送は、ビデオテープで残っているのですが、画質が、、、(-_-;)

だから、これを見て、今本気でCS契約するかどうか、悩んでます。

ただ、旦那にどう切り出すか、、、(>_<")

最後の情報は、オフィシャルサイトに出ているので、蛇足と言うか、自分の迷いを書いただけみたいで、すみません。f(^_^;

最後に、もう一度、但し書きを、
"ここに記したことは、あくまでも個人の感想です。"

そんな個人の感想を最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございます。(^^)

では、また。(^-^)
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他愛ない話

2018-04-15 17:21:00 | 独り言&みゆきさん
突然ですが、物凄くしょうもないことを思いついてしまいました。

それが、頭から離れません。(>_<")

そのきっかけは、4月11日にリリースされたユーミンのデビュー45周年記念ベストアルバム
「ユーミンからの、恋のうた。」。

このニュースを見た時に、
『♪春はユーミン 秋にはみゆき』
と、思わず歌ってしまったのです。f(^_^;

元歌は、「アザミ嬢のララバイ」です。

最近、そのプローモーションでテレビに出てるユーミンを見るたびに、頭の中をこのフレーズがクルクル回っていました。

で、昨晩のSONGSを見て、さらに、
『♪春はユーミン 秋にはみゆき
そんなふたりは今や日本の宝』
なんぞと。(^-^;

ついでに、タイトルも
「紫綬褒章のライバル」
って、少し字余りですが、、、(^o^;)

まあ、ライバルというのはマスコミの煽り文句ですけどね。

お互いに、リスペクトされてますから。

こんな、本当にしょうもないことなのですが、どうしても誰かに言いたくて、失礼しました。f(^_^;

でも、これでスッキリして、月イチに備えられます。(^o^)v

こんな、しょうもない話にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。(^^)

では、また。(^-^)

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