身の程知らずの独り言

音楽的にも文学的にもダメダメな♀が、身の程もわきまえず、好き勝手な戯言(主に、中島みゆきさん)を記しております。

みゆきさんの声、その26"昼"「問題集」1

2014-11-29 19:15:00 | 中島みゆきさん(声)
「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」に、2014年NHK 紅白歌合戦出場と、生モノネタが多くて、アルバム「問題集」については、ファーストインプレッションを走り書きしただけでした。

それからほぼ毎日聴き続け、「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」を観て、沸々と妄想が沸き上がってきました。

まず、アルバム「問題集」は、
前5曲の非「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」曲と、
後5曲の「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」曲に分けれるなと思ったんです。

それで、前5曲の
非「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」曲を"昼"、
後5曲の「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」曲を"夜"として、書こうと思います。

「日-WINGS 」、「月-WINGS 」みたいな感じです。

ただ、前5曲を"日"にするのは、イメージ的に合うんですが、後5曲は、
「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」の舞台が橋の下の地下街で、みゆきさんのお好きな"月"が出てこないので、"夜"にしました。

一方が、"夜"になると、もう一方は"朝"か"昼"にしたくなりまして、"朝"だと
「麦の唄」のイメージが強くなり過ぎるので、"昼"にしました。

朝ドラは、昼に再放送してますしね。(笑)

と、タイトルから、妄想しまくってます。(^^;

"昼"「問題集」
1.愛詞(あいことば)
2.麦の唄
3.ジョークにしないか
4. 病院童(びょういんわらし)
5.産声

"夜"「問題集」
6.問題集
7.身体の中を流れる涙
8.ペルシャ
9. 一夜草(いちやそう)
10.India Goose

タイトル説明が長くなってスミマセンm(__)m

さて、"昼"「問題集」です。

まず、1曲目は、中島美嘉 さんへの提供曲
「愛詞(あいことば)」です。

瀬尾師匠曰く、
「基本的には、そんなに違いはないんですが、結果的に違いましたね」と。

中島美嘉版は、美嘉さんが主人公で恋人に歌いかける、
みゆきさん版は、全恋人にむけてみゆきさんが、愛詞(あいことば)を作れと歌う、というシチュエーションの違いをイメージしてアレンジされたそうです。

それを聴いてから、中島美嘉版とみゆきさん版を聴き比べてみました。

前奏や間奏など、確かに基本的な違いはあまりないですよね。

でも、受けるイメージは、師匠の意図したような違いが鮮明に出てると思います。 

『♪逢いたくて 昨日までと違う意味で逢いたくて~』

の部分が美嘉さん版では、1番思い入れを持って歌われているようで、美嘉さんからは、切なさが伝わってきます。

この部分、みゆきさんは、言葉としては
『♪せつなくて』
と歌われているんですが、全体的にアッサリ歌われているような気がします。

その後の、

『♪傷ついたあなたへ 傷ついた命へ~』

の声の方が、私にはより感情を込めているように聴こえます。

この聴き比べ、本当に2曲同時に流して聴いてみたんです。

みゆきさんのほうが、歌のテンポが早いんですね。

美嘉さんのほうが、ゆったり、しっとり歌い上げているんで、せつなく聴こえるんじゃないかな?

みゆきさんは、俯瞰的に歌っている感じがします。

応援歌的?

私は、どちらも好きですが、どちらが好みかは、人其々でしょうね。(^^)

2曲目
「麦の唄」。

言わずと知れた、
NHK連続テレビ小説「マッサン」主題歌です。 

この曲については、前にも書いていますので、余談を少し。

たぶん、紅白歌合戦ではこの曲を歌われると思うんですが、是非ともカットなしのフルコーラスで歌ってもらいたい。

師匠も予定外で、
「いつまで伸ばす~!」と、言ったという、ロングトーンを日本中、いや世界100ヶ国の人々に聴いて欲しい。

NHK さん、お願いいたします。(^^)

で、今盛んに中継先は北海道かスコットランドかと話題になってますが、どちらにしても、この季節野外は論外だと思うんです。

黒部は、トンネルだったから生中継ができたと思うんですね。

もし、どうしても野外で麦畑をバックにとなれば、時差が9時間のスコットランドのほうが、朝から昼になる分ありかもしれませんが、今からミュージシャンの調整をして、渡航手続きして、演奏許可取ってって、難しいような気がします。

余市なら、ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所からの中継かな?

ニッカさんさえ協力してくれれば、これが1番現実的だと思います。

ただ、私的にはNHK 大阪放送局内のスタジオセットからの中継なら、嬉しいのですが。

気分的にみゆきさんと近距離で年越しみたいな、、、ないか。(^^;

で、室内なら、「朝・麦畑・爽やか」なんてキーワードを考えずに、衣装選びもしやすいと思います。

たかさんのコメントへの返信にも書いたように、私には、この衣装が1番の心配事なんです。

確かに、何を着てもおキレイなんですが、ドレスなら、やっぱり赤系統が一番お似合いだと思うんですね。

ジーパンに白シャツは、紅白なんでないでしょうしね。(^^)

ウーン、何かイラン妄想ばかりしてたら、ここまでで、十分長くなってしまいました、スミマセンm(__)m

長くなりすぎるから、ワザワザ"昼"と"夜"に分けたのに、、、(^^;

さらに、"昼"1にして、3曲目
「ジョークにしないか」
からは、"昼"2として、次に続けます。

なんだ、中途半端な!という、突っ込みは、自分でしますのでお許し下さい。(゜o゜)\(-_-)

中途半端でも、お読み頂けたなら、幸せです、ありがとうございます。(^^)

では、また(^-^)
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行き当たりバッタリ、東京見物

2014-11-24 17:39:00 | 独り言&旅の思ひ出
「夜会」以外の予定は、「夜会」休演日に終わってしまったので、「夜会」開演までの時間潰しに、あちこちフラフラと、さ迷ってきました。

「夜会」ブログは、やたら文字ばかりなので、下手な写真をメインにしてみました。


上の写真は、銀座山野楽器本店の正面です。

この大看板の甲斐があってか、同店のアルバムWeeklyランキング(11/22現在)で、1位になってました。

「縁会2012~3」で実際にみゆきさんが弾いたギターの展示も行われていましたが、こちらは、思ったより地味でした。

なお、ギターの写真も撮ったのですが、店員さんに撮影許可をいただいた際に、
「店内撮影禁止ですが、個人的にお持ちになる分には、1枚くらいいいですよ」と、やさしく言っていただいた手前、公開することは、憚られるので、店外からの写真のみ掲載します。

ギターの写真は、店頭の様子をアップしたFacebookで見ることができます。

「中島みゆきオフィシャル・サイト」の
「『マッサン』主題歌麦の唄」のタグをクリックして、
「山野楽器特別企画『問題集』&『縁会2012~3』発売記念イベント開催!」の一番下に、
「ぜひこちらもご覧くださいませ♪」
と、ありますのでそちらを御覧下さい。
(展示は、11月24日までです)

次に、国会議事堂に行ってきました。

解散して、ゆっくり見学できるかと思いきや、シッカリ閉まってました。(--;)

なので、近くにあった、衆議院憲政記念館で、明治の元勲達を見てきました。

議会場の再現室なんかもあって、それなりに楽しめましたよ。(^^)

折角なんで、都電にも乗ってみました。

何か、温かくて楽しかったです。(^^)

そして、念願の「岡本太郎記念館」にも行きました。

何と、ここは、中も外も撮影自由という、太っ腹。(^o^)v

もう何枚撮ったことか!!

外壁だけにしようと思ったのですが、物凄く気に入ったオブジェも載せてみました。 

地図でみると、この記念館と赤坂が近そうなんで、散歩がてら昼のACT を見てみることにしました。

思ったより、歩くことなりましたが、無事到着。

昼なのに、しっかり夜の雰囲気を漂わす大看板。

でも、ステキですね。(^^)

入待ちをしようかと、一瞬迷いましたが、「夜会」本番に疲れ果てそうなので、諦めました。

そして、まだ1回も昇ったことのない、東京タワーへ。

しかし、待ち時間が長い、、、(--;)

これまた、疲れそうなので、お土産物だけ買って、帰りました。

下は、帰りの新幹線までの時間を利用して、取り合えず行くだけ行った、スカイツリーです。

なんか、スカイツリーさんごめんなさいって、写真しか撮れませんでした。

ごめんなさいm(__)m。

この後、浅草行きの東武特急にタダで乗れたのは、嬉しかったですね。(^^)

流石に特急なので、座席のグレードが高かったです。(^o^)v

フットレストも付いていて、"のぞみ"より、快適そうでした。

本当に、なんの計画性もなく、思いつくままさ迷った記録でした。

完全に、個人の備忘録ですね。

こんな、備忘録にも、お付き合い頂けたなら、幸せです。

ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)











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「問題集」4位、「縁会2012~3」DVD 3位、BD 4位発進

2014-11-19 06:51:13 | 中島みゆきさん(ランキング)
週間アルバムランキングで、
「問題集」が、発売週4位になったそうです。

「麦の唄」と「India Goose」効果ですかね。

「夜会」の「India Goose」は、圧巻だったみたいですね。(^^)

「美の巨人たち」のエンディングで流れる、サビだけで多くの人を惹き付け、
「問題集」のラストでも、圧倒的な存在感を示してますもんね。

生で聴いたら、魂ごと持っていかれそうな感動があるんじゃないでしょうか?

楽しみです。(^o^)v

そして、この
「India Goose」をはじめ、「問題集」の数曲が、「LIVE DAM 」で配信されてるようです。

情報を頂いて、「LIVE DAM 」のサイトで、検索した結果、

「愛詞(あいことば)
「麦の唄」
「産声」
「問題集」
「India Goose」
「泣いてもいいんだよ」

が、配信曲になっていました。

JOYSAWND は、まだみたいです。

カラオケでは、まだまだ
「糸」の人気は健在みたいで、常に上位にランクインしてますね。

この「糸」の人気もあって、「若い世代にも再評価されている」、という記事が多くなってきました。

みゆきさん自身は、ずっと変わらず活動を続けてきていらっしゃるので、嬉しいような、不思議な気分です。

やっぱり、多くの人に誉めてもらえて、嬉しいかな。(^^)

さらに、
「縁会2012~3」映像版が
週間DVD ランキング3位、
週間BD ランキング4位
になったそうです。(^^)v

師匠は、もうランキングなんか気にしないと、言ってましたが、やっぱり嬉しいですね。

みゆきさんは、昔インタビューで、売上やランキングにこだわりはないけど、売れると次の作品を出せるし、よりよくすることが、できるから、売れた方がうれしいかな、というような、とても現実的な答えをされてました。

この感覚が好きですね。(^^)

そういう意味でも、売れて欲しいですね。

取り急ぎ、ご報告でした。

ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)









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「病院童」が走り、「ペルシャ」が鳴き、「India Goose」が羽ばたく

2014-11-13 00:00:00 | 中島みゆきさん(その他)
奇跡的に、HMV からフラゲで、
「問題集」と「縁会2012~3」映像版が、届きました。(^o^)v

と、言っても再配達してもらって、落ち着いて対面できたのが、21時を過ぎていたので、まだ
「縁会2012~3」は1回、
「問題集」は3回しか聴けてないのですが、取り合えずファーストインプレッションを。

まず、「問題集」。

半分が「夜会」曲なのに、全体的にまとまって聴こえるというのが、第一印象です。

田家さんが、さかんに"3連が気持ちいい"と、言ってたのがわかりますね。

全体的に気持ちよく揺れてる感じがします。

アルバムに、"身をゆだねる"みたいな感じがします。

そして、ラストで押し上げられる、その感覚も気持ちいいですね。(^^) 

月イチで単体で聴いた時より、私には、収まりよく思えました。

個々の曲について、書けるほど聴き込んでないんですが、タイトルに挙げた3曲は印象的です。

「病院童」の歌い出し、
『♪痛い苦しい時にゆく もしくは運ばれる』の、
『♪もしくは』がツボです。

みゆきさんの、この言葉の選び方が、たまらなく好きですね。(^^)

この歌い出しで、捕まれてしまいました。

そして、みゆきさんがこだわったサビの
『♪病院は戦場だ』
で、完全に虜。

仕事しながら、1日中、頭の中を童が、
『♪病院は戦場だ 病院は外国だ』
と、走り回っていました。(笑)

師匠曰く、ロックンロールの仕上がりは、ノリがよくて、口当たり軽そうなんですが、そこはみゆきさん、歌詞がせつないですね。

童のやさしさに、胸が熱くなります。

そして、胸が熱くなると言えば、
「ペルシャ」。

声の揺らめきが、クセになる曲です。

この曲のラストの
『♪なんだ、 夢なのか』
の本当にガッカリした幼声が愛しいですね。

特に、
『♪のか』が、胸を締め付けます。

甘えたくて、でも不安で心細気に鳴く猫の声を思い出して、抱きしめたくなります。

この曲は、内容からすると、あたるちゃんが歌うんじゃないかなと、私は思うんですが、もしそうなら、どう歌われるのか、楽しみです。
(^^)

アルバムラストは、
「India Goose」。

「月はそこにいる」も迫力あるラスト曲だと思いますが、
「India Goose」の迫力というか気迫は、まさに「夜会」のラストの盛り上がりの擬似体験みたいで、スゴいです。

この曲は、単体でもスゴいと思いますが、アルバムラストに聴くと、本当に盛り上がりますね。

それまでの曲、全てを受け止めて、
『♪飛びたて 飛びたて』と歌っているような気がします。

胸の中に熱いものが、込み上げてきて、テンションが上がります。

もうすぐそこの土曜日には、「夜会」が幕を開けます。

このアルバムの曲たちが、どんな顔を見せてくれるのか、楽しみですね。
(^-^)v

「縁会2012~3」映像版は、一度しか落ち着いて観てないので、本当に手短に。

「悲しいことはいつもある」の色っぽさと
「NIGHT WING 」のカッコよさを再認識しました。

「NIGHT WING 」 を観ながら、やっぱり、みゆきさんは赤がお似合い、と思ってしまいました。

そう言いながら、アンコールのジーンズ姿のカッコよさは、流石と思いましたが。(^^)

で、アンコールの
「恩知らず」、「パラダイス・カフェ」で、テンション上がって、
「ヘッドライト・テールライト」。

ここで、不覚にも涙が、、、(T.T)

ライブの時は、決して泣くことはないし、
「パラダイス・カフェ」の時には、ノリノリで思わず口ずさんでいたんですが。(^^;

「ヘッドライト・テールライト」の歌い出しを聴いた瞬間。

自分でもビックリでした。

2回目以降はどうなるか、楽しみです。

さて、アルバム「問題集」に問題が発生したみたいですね。

こねずみさんのブログで初めて知って、オフィシャルサイトを確認しました。

「問題集」の初回版CDレーベル面(盤面)タイトル文字「問題集」の下にある英語表記が、間違ってたそうです。

(誤)Hard Ploblems →(正)Hard Problems

英語欠点、万年補習組の私には、全然わかりませんでした。

誤植があっただけで、音には全く影響はありません。

だからと言って、"no problem "とはいかないんでしょうね。(--;)

希望者には、着払いで交換してくれるそうです。

会社的には、大変な損失でしょうね、大丈夫でしょうか?

心配です。

ただ、私みたいに失敗ばかりの人間には、親近感がわきますが。

ご愛嬌と言うことで、私は交換しません。

また、「夜会」事務局のサイトでは、
「夜会VOL.18 橋の下のアルカディア」グッズが、紹介されてます。

なんと、またカステラがあります。(笑)

前も美味しいかったけど、食べるのが惜しいんですよね。

今回は、猫の足跡つきで、もっと惜しいな。(笑)

ホントに、もうすぐ、そこに「夜会」が。
(^-^)v

少しだけのつもりが、長くなってしまいました。

お読み頂き、ありがとうございます。(^^)

では、また(^-^)
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みゆきさんの声、その25「あぶな坂」・「怜子」(いまのきもち)

2014-11-09 00:27:00 | 中島みゆきさん(声)
"みゆきさんの声、その24「はじめまして」"の続き(?)です。

「はじめまして」を書いた際、それ以外の「いまのきもち」収録曲についても書こうとしたんですが、まとまらないのと、あまりに長い妄想になるので、切り離して書くことにしました。
(それでも、長かったですが。(^^;)、たぶん今回も長いです(--;)

「いまのきもち」については、
"みゆきさんの声、その12"として妄想したんですが、今回は
「はじめまして」と同じく、初収録との聴き比べをテーマにしようと思います。

たぶん、「いまのきもち」発売直後、比較された方は多いと思います。

なので、何を今さらな気もしますが、携帯プレイヤーのお気に入りに、初収録曲と「いまのきもち」の収録曲を並べて聴き比べてみました。

なのですが、その前に「いまのきもち」について語った雑誌「kamzine 創刊号」のインタビューを少し。

みゆきさんは、セルフカバーに対して、自分が一回出した曲を、歌い直したりするのは、言い訳がましい感じがして、あまりやりたくなっかたそうです。

しかし、コンサートで、昔の曲を歌うとき、昔の自分のコピーをするのは、もっといやで、その時(今)のまんまでやるのが、自分らしいと思われたそうです。

その辺の気持ちを、
「この歌を書いた日には、書いた日の気持ちがあり。」
から始まり、
「今の気持ちを臍の緒にして、明日が細胞分裂を始めてる。」
と締めくくって、アルバムの歌詞カードに載せられています。

この中で、
「この歌は、私の子供。」とハッキリと語られているのが、印象的でした。

「今日は、この子と『翻楽(ほんがく)』の旅をしてみようか」
の、『翻楽』という造語(?)も話題になってましたね。

「kamzine 創刊号」のインタビューでも、
『次の新作出ました、聴いてください、前の曲はもういいです、という感じでやるのは、自分の曲を自分で粗末にするみたいで、この子たちがかわいそう』と語っておられます。

さらに、「kamzine 創刊号」のインタビューでは、瀬尾師匠からの注文として、"自分がアレンジしたものは、まだそこまで割りきれてないから、もうちょっと待てね"というのがあったそうです。

"のっけからそれかい(笑)"、と思って師匠以前から選び出した候補曲を何十曲も渡したら、"そんなによこされても"と言われたそうです。

みゆきさんからは、いま歌いやすいようにお願いね、キーもいまの声にあわせるから上げてねというような、業務連絡だったそうです。

で、曲調のバラエティさを意識して、発表年順に選んだ曲が、以下です。

[( )内に初収録と発売日、編曲者を 記しました]

「いまのきもち」
(2004.11.17 編曲/瀬尾一三 )

1.あぶな坂
(私の声が聞こえますか 1976.4.25 編曲/西崎進)
2.わかれうた
(シングル 1977.9.10 編曲/福井崚・吉野金次)
3.怜子
(愛していると云ってくれ 1978.4.10 編曲/吉野金次)
4.信じ難いもの
(親愛なる者へ 1979.9.21 編曲/石川鷹彦)
5.この空を飛べたら
(おかえりなさい 1979.11.21 編曲/鈴木茂)
6.あわせ鏡
(臨月 1981.9.5 編曲/松任谷正隆)
7.歌姫
(寒水魚 1982.3.21 編曲/青木望)
8.傾斜
(寒水魚 1982.3.21 編曲/後藤次利)
(※寒水魚は、編曲/青木望・後藤次利・松任谷正隆の記述のみで、曲毎の編曲者の記載はないので、Wikipedia参照)
9.横恋慕
(シングル 1982.9.21 編曲/船山基紀)
10.この世に二人だけ
(予感 1983.3.5 編曲/中島みゆき)
11.はじめまして
(はじめまして 1984.10.24 編曲/倉田信雄)
12.どこにいても
(シングル「見返り美人」カップリング 1986.9.21 編曲/萩田光雄)
13.土用波
(中島みゆき 1988.3.16 編曲/椎名和夫)

以上、13曲。

「はじめまして」でも書いたように、どの曲も歌声が深いし、表情は豊かです。

先のインタビューで、
「あの歌い方を壊さないで欲しかったという意見もあると思いますけど、だって、あたし、面白く年食いたいんだもん。味のある年の取り方したいもの。だから、前に比べて、こちらの演奏が大正解です、とはとても言えないけれどトライはしてます、ということでね」と語られてます。

正に、味のある歌声と歌い方です。

また、インタビュアーの
「当時はクールだったりソリッドに感じた曲が、すごくマイルドに聞こえてくる感じがしました」
という問いかけに、
「確かにね。いろんな受け取り方さができるように考えて、この面だけですっていうふうにしてないんじゃないでしょうか」と。

さて、前置きが異常に長くなりましたし、全曲妄想するといつ終わるかわからないので(笑)、聴き比べてイメージが一番変わらなかった曲と一番変わった曲として、タイトルに挙げた2曲を妄想します。

まず、私が一番イメージが、変わらないと感じた曲は、第1収録曲の
「あぶな坂」です。

ファーストアルバム「私の声が聞こえますか」の第1曲目ですから、約28年の歳月がたっています。

ですから、歌声の深さや厚み、響きといたったものは、当然違ってます。

師匠も、みゆきさんの歌は深化してると言ってますね。

しかし、わざと抑揚を押さえたような坦々とした歌い方が、この曲のイメージを同じに感じさせてる気がするんです。

この曲の寓話性みたいなものが、この坦々とした歌い方から感じられるんです。

「私の声が聞こえますか」の
「あぶな坂」も同じように坦々とした歌い方で、この寓話性を出しているように思ったんです。

そう思うと、深化に感動するより、デビュー当時から曲を生かすための歌い方をしていた、みゆきさんを改めて、スゴいと感じました。

そして、2曲目の
「わかれうた」を経て、
「怜子」。

余談ですが、"CD&DLでーた"の
「失恋した時に聴きたい“失恋ソング"総合ランキグTOP20」(10歳から49歳までの1110人(男性536人、女性574人)2014年9月8日~9月9日)では、
10位「わかれうた」でした。

3曲目の
「怜子」が、私には一番イメージが違って聴こえました。

「愛していると云ってくれ」 バージョンは、語りだけで構成されている
「元気ですか」を受けるように、イントロもなく、軽い悲鳴のような
『♪怜子』から始まり、今にも泣き出しそうな歌声と、"人の不幸を祈って"しまいそうなほどの切なさを込めた歌い方が、胸に迫ります。

「元気ですか」の電話の相手と怜子が同一人物かどうかはわかりませんが、どちらも彼女らの向こうにいる、"あいつ"にむけて歌われていると思うんです。

"あいつ"を思いながら、間にいる怜子を恨むことができない、悲痛なジレンマみたいなものを感じるんです。

心の中の叫びですね。

それに対して、
「いまのきもち」バージョンは、怜子に向けて歌われているような気がします。

それも、慈愛に満ちて。

アレンジの違いも、大きいと思いますが、歌声も歌い方も慈しみや優しさがあるように感じられるんです。

イメージとして、
「歌姫」
と近いものが、この「いまのきもち」バージョンにはあるんです。

あくまで、私の受け取り方で、妄想なんですけど、それほど私の中では、イメージが違う曲なんです。

「横恋慕」も、歌声や歌い方、曲調がまるで違う曲に思えるんですが、歌いかけている相手は同じだと思うんです。

相手も、同じだけ歳を重ねた感じで。

だから、私の中に
「怜子」
ほどのイメージの違いがないんですよ。

以上のような理由で、私の中では、
「あぶな坂」と「怜子」が、イメージ的に対極にあるんです。

何か、恐ろしく長い妄想になったような気がします。(^o^;)

この他の曲は、また機会があれば。

本当に、長々と貴重なお時間をお使い頂き、ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)

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