身の程知らずの独り言

音楽的にも文学的にもダメダメな♀が、身の程もわきまえず、好き勝手な戯言(主に、中島みゆきさん)を記しております。

みゆきさんの言葉選び、その10"流星"

2014-05-31 12:00:59 | 中島みゆきさん(言葉選び)
『♪香川 新潟 大阪 宮城 姫路 山口 袖ヶ浦』
「流星」(LOVE OR NOTHING )

唐突に、「流星」の地名の並びで、始まります。

"みゆきさんの言葉選び、その9"で、勝手に言葉のランナーズ・ハイを妄想したら、妄想が停まらなくなってしまいました。(笑)

「流星」に関する妄想は、完全なる妄想、妄想物語りですので、そう思ってお読み下さい。(^^)

この曲は、コンサートツアーの移動中のヒトコマだと言われています。
(評論家の解説などで)

"おっちゃん"との会話など、そのまんまひとつの物語りになってますね。

でも、私は"おっちゃん"とのやり取りより、上記のナンバープレートと思しき地名の羅列に、物語りを感じるんです。

『♪埃まみれの長距離トラックが鼻先ならべる闇のなか』
で、缶コーヒーで暖をとりながら、ボーとトラックを眺めている女性が一人。

(寒いから、バスかサービスエリアの窓越しに眺めるのが、本当なんでしょうが、ド近眼の私はどうしても外で直接眺めているイメージになるんです。)

何気なく見たナンバープレートの地名。

『香川だ、こっちは新潟。隣は大阪、その隣は宮城。
みんな、遠くから来てるんだ。
帰るのかな?行くのかな?』
とか、
『あっ、ここは行ったことあるなあ、あそこは、まだだ。』、
『この地名って、何県なんだろう?』
等々、ナンバープレートの地名を見ながら様々に思いを巡らしていく。

『あの大きなトラックは、どこから来たんだろう?』、
『その向こうは?』

子供が目新しい玩具に夢中になるように、寒さも忘れてプレートを覗きこんでいく。

そして、プレートの地名を何となく呟いていく。

いくつかまとめて百人一首のように抑揚をつけてみたり、節をつけてみたり。

かつて、
『♪よくある名前を つけたこは』(あの娘)
と、名前にメロディをつけたように、メロディをつけて口ずさんでみる。

『♪香川 新潟 大阪 宮城~』
『♪姫路 山口 袖ヶ浦~』

『なんか、いいカンジ♪』

と、このフレーズができていったんじゃないかなと。

なんか、この曲を聴いた時から、私の中では、缶コーヒー片手にプレートを覗きこんで、地名を口ずさんでいるみゆきさんの絵が浮かぶんですよ。

実際にプレートを見ていないかもしれないし、見てても、何ヵ所かで見た地名で歌いやすいものを繋げただけかもしれませんがね。

こんなことを勝手に妄想して楽しんでしまうのです。

本当に、勝手な妄想にお付き合いいただき、ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)
















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みゆきさんの言葉選び、その9"ザ・女"

2014-05-29 23:32:57 | 中島みゆきさん(言葉選び)
「てんびん秤」(LOVE OR NOTHING )
「新曽根崎心中」(夜を往け)

"みゆきさんの声、その10"で挙げた、私が思う"ザ・女"歌です。

悪酔いしながら、もう少し。(笑)

歌声もさることながら、韻を踏んだフレーズの繰り返しが、印象的な2曲だと思うんです。

まず、「てんびん秤」

『♪あたしはよく立場をわきまえて
情けのおこぼれもらうだけ』
を受けて、
『♪恋情と愛情は彼女のため
友情と同情はあたしのため』
と続き、2番では、
『♪ 純情と人情は彼女のため
色情と薄情はあたしのため』
となる。

韻の踏み方も見事だと思うんですが、"情"の内容が絶望的になっていく様がヒシヒシと伝わってきて、、、切ないですね。
(>_<)

たぶん、この"情"の並びがピタリハマッた時は、気持ちよかったんじゃないかな、と勝手に妄想してしまいます。

こんな駄文でも、表現したいことにピッタリとハマる言葉が出てきた時は、気持ちいいもんなんですよ。(笑)

それまで行き詰まっていても、キレイに収まる一言が見つかれば、ウソのように流れ出すんです。

最後まで見通せる感じがして、本当に書くのが楽しくなります。

これも一種の"ランナーズ・ハイ"なんでしょうね。

みゆきさんは、
「ランナーズ・ハイ」(常夜灯)
で、
「♪歌ったら停まらない」
と歌われてますが、きっと書くほうにもあると思いますよ、
"ランナーズ・ハイ"。

勝手な私の想像ですけどね。

そして、「新曽根崎心中」

『 ♪親しんで楽しんでいとしんで
愛(かな)しんで苦しんで
♪ただ愛のもくず』

この並びも、「愛(かな)しんで」「苦しんで」になる切なさ。

しかし、2曲ともそんな切なさを感じさせない、メロディの強さ、ドスの利いた艶っぽいボーカル。

だから、切ない状況であっても、女々しくないんだと思うんです。

どこか、開き直った強さを演じているような、感じがするんです。

弱味を見せたくない、それこそ
『♪あんたの前じゃ泣きやしないから』(てんびん秤)
ですよ。

意地だし、矜持ですよね。

この強がりが、私は気持ち良くて、好きなんです。

強がりながら、見せる本音のいじらしさも、好きですね。

『♪てんびん秤に乗せるとしたら
あんたと もうひとは地球』
(てんびん秤)
『♪恩より親よりおまえが恋し』
(新曽根崎心中)

まあ、これを本音ととるのは、私の勝手な妄想かもしれませんが。

妄想次いでに、もうひとつ。

「新曽根崎心中」の
『♪夢だとわかって目が醒めないから
夢中と呼ぶのよ 覚えときなさい』

このフレーズは、最初に聴いた時からスゴイ!と思たもんです。

そして、このフレーズが出てきた時は、気持ち良かっただろうなと、ランナーズ・ハイになっただろうなと。

本当に、勝手な妄想が停まらないですね。(笑)

あきれながらも、お付き合いいただき、ありがとうございました。(^^)

これからも、勝手に妄想していくと思います。(笑)

では、また(^-^)








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みゆきさんの声、その10"ザ・女"

2014-05-27 23:51:34 | 中島みゆきさん(声)
「てんびん秤」(LOVE OR NOTHING 1994 )
「新曽根崎心中」(夜を往け 1990)
「遠雷」(夜を往け 1990)

"ザ・女"の歌声と歌い方だと、私が勝手に思っている曲の中で、特に好きな3曲です。

一般的に言う"色っぽい"より、もっと"生々しい女"を感じる歌声と歌い方なんです。

俗に言う「女の業」を前面に押し出した歌声と歌い方というか。

内容も内容ですから、当然そうなるんでしょうけど。

上記3曲は、最初は取っ付き難い曲だったんです。

特に「てんびん秤」は。

ただ、そういう曲の方が耳に残るんですよね。

メロディも節回しもクドイんですが、何か惹かれるんです。

クドさが、癖になるんでしょうか?(笑)

また、「てんびん秤」と、
「気にしないで」(グッバイ ガール 1988)
が、裏表だと私は勝手に思ってるんです。

どちらも、二股かけられて、明らかに自分には分がないと悟っている女を描いているように思うんです。

「気にしないで」は、彼女向けの、物解りのいい大人の女の顔。

冷静で優しげな歌声、語りかけるような、言い聞かすような歌い方(彼女にも自分にも)。
そして、意味ありげな、チャンネルチェンジ。

カッコつけた表の顔。

一方、「てんびん秤」は、彼にブツケたい本音。

ふてぶてしくドスの利いた、それでいて色っぽい歌声、絡みつくような節回し、語尾を微妙に引きずる歌い方。

決して見せないだろう裏の顔。

この2曲の発表には、6年の隔たりがあるので、私の勝手な妄想だとは思います。

でも、こういう妄想が楽しいんですね。(^^)

そして、この「てんびん秤」も"未だ、歌われず、その2"で、是非生で聴いてみたい曲(♪♪)に挙げた1曲です。

「てんびん秤」以外の曲も"夜会"でしか歌われてません。

コンサートでは、他の曲との絡みやバランスもあってやり辛い曲なんでしょうかね。

上記3曲に次いで、
「女という商売」(月―WINGS )
「黄色い犬」(中島みゆき)
も癖になります。

しかし、少し声の感じが上記3曲と違うんですね。

クドさも足りないというか。

ただ、このブログを書くのに、ここで挙げた6曲を繰り返し聴いていたら、少々悪酔いした気分に、、、(--;)

やはり、クドイですね。(笑)

クドイ妄想にお付き合いいただき、ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)



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みゆきさんの声、その9.5"待つわ"

2014-05-25 22:08:11 | 中島みゆきさん(声)



"みゆきさんの声、その9"で、取り込み損ねた、
谷山浩子と中島みゆきの「待つわ」
です。

と言っても、文中に取り込むことはまだできなくて、全く新しいタイトルとして、貼り付けられたんですが、下書き段階では確認ができないので、上手くいっていることにして、進みます。

アップしたら、結果がわかると思います。

重要なメッセージというのが、でてますが、見て下さっている方のPCには、関係ないことです。
スミマセンm(__)m

浩子嬢とみゆきさんは、お互いを「先輩」と呼びあう仲です。

みゆきさん→浩子嬢「芸能界の先輩」、
浩子嬢→みゆきさん「人生の先輩」。

ユーミンとの関係にも似てますね。

ユーミンとみゆきさんも互いに「先輩」と言い合ってます。

ただ、ユーミンとは、互いに誉めあってますが、浩子嬢にはゾンザイな口をききながら、甘えられる親密さを感じるんです。

特にこの「待つわ」は、照れながら甘えてる、みゆきさんが垣間見れて、思わずニンマリしてしまうんです。

浩子嬢との出逢いは、みゆきさんの著書「泣かないで・女歌」の『楽園』に、以下のように記されています。

"ラウンジの奥、お上席の隅っこに、白い、くたびれた木綿のワンピースを着た、捨て猫みたいな娘が、立っていた。"

オーナーに紹介された"先輩"の描写が"くたびれた木綿のワンピースを着た、捨て猫みたいな娘"ですからね、写実的なんでしょうかね。(笑)

以降、浩子嬢とおぼしき"先輩"のことは"猫"となり、インタビュー風な二人のやりとりでは、"Cat"となります。

上記の写実的な描写もそうですが、みゆきさんの"猫"に対する眼差しは、すごくやさしく、敬愛の念に満ちています。

"売れてくるとタレントの顔は、変わる"
という記述の後、
"同じ事務所の売れないタレントを見下す瞬間に、最も活き活きとした輝きを瞳に浮かべる"、
"これは醜い。これが多い。"と続き、
"先輩の顔は変わらなかった。"と結ぶ。

先輩への尊敬と信頼、そして、みゆきさん本人の信念を感じる記述で、読んでいて思わず背筋が伸びる気持ちになりました。

人の幸が胸に刺さっても、人を見下す人間には、ならないようにと。

さて、「待つわ」は、ちゃんと観ていただけるでしょうか?

ただ残念なのは、"みゆきさんの声、その9"で書いた、
"夜会VOL. 11 ウィンター・ガーデン"の「六花」
は、今はYouTubeにありません。

ここまで、「六花」も張り付いていると思ってお読みいただいた方、スミマセン。
m(__)m

それでも、お読みいただき、ありがとうございました。(^^)

ドキドキしながら、アップします。

では、また(^-^)
















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みゆきさんの声、その9"待つわ・六花"

2014-05-24 23:18:33 | 中島みゆきさん(声)
谷山浩子と中島みゆきの
「待つわ」
をご存知でしょうか?

久しぶりの"みゆきさんの声"ネタで、疑問形で失礼します。m(__)m

この「待つわ」、元歌は勿論"あみん"の「待つわ」です。

みゆきさんのオールナイトに浩子嬢がゲスト(?)出演(逆だったかも)した時(1982)にお二人でデュエット(???)した録音が、YouTubeに上記タイトルであります。

と、普通ならここでYouTubeを貼り付けるんでしょうが、チャレンジしたけど、失敗しました、スミマセン(>_<)

なので、内容を少し説明しますと、みゆきさんはほとんど歌っていません。

浩子嬢(自称18才)がブリッコぽく歌われて、みゆきさんにも歌うように促すのですが、ほとんどワメいておられます、、、(-.-)

そんな中、浩子嬢に「はい、3、4」と誘われて、
「♪行ったり来たりすれ違い ~」の歌い出したところと、
「♪待つわ~」(浩子嬢)、
「♪待つわ~」(みゆきさん)
だけ、少し真面目に歌って、一瞬だけハモる、その声が好きです。

私の知る限り、みゆきさんがラジオの放送中に歌ったのは、この時と「坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポン」に瀬尾師匠と一緒にゲスト出演した時だけです。

あの時も「悪女」が歌えない拓郎に手本を示すように促されて、緊張しながら、恐る恐る歌ってたように思います。

一瞬、断るかと思ったんですが、"年を取ってイイ人"になったんでしょうかねぇ(笑)

片や、浩子嬢はよく歌われていた記憶があります。

みゆきさんが、大阪で「ミュージックマガジン」をやってた頃、浩子嬢は神戸のラジオ関西で、"ギャルギャル神戸"という番組を西島三重子姉さんと一週交代でされてました。

その時もピアノを持ち込んで歌われていたような気がします。

みゆきさんの「海よ」を歌ったのも"ギャルギャル神戸"だったと思います。

人の曲もよく歌われていて、特に「待つわ」はご自分のオールナイトでゲストとよく歌ってました。

浩子嬢は、サービス精神が旺盛で、コンサートでも何回もアンコールに応じ、リクエストで歌いまくったりするから、終了時間を超過して、よく「会場から怒られた」と仰っていました。

確か、アンコールの手拍子が鳴り止まないので、「終了時間を過ぎてます」みたいな放送を自分でされてたのを聞いたことがあります。

みゆきさんも、昔、沖縄千秋楽の時は、サプライズも色々あったみたいですが、基本的にキッチリ終わられますね。

と、余談が長くなりましたが、この「待つわ」の終了後、
「ヤマハの将来に不安を感じますが、、、(--;)」
とのたまった浩子嬢に、
ほとんど歌わずワメいていたみゆきさんが、
「一緒にやろうよ、是非(^^)」
と、言ってるんです。

浩子嬢には、「ヤダ、怖い」と拒否られてますが。

で、これが2000年の"夜会VOL. 11―ウィンター・ガーデン―"に繋がると。

少々強引ですが、その思いを楽しむために、携帯プレイヤーの"お気に入り"に、この「待つわ」に続けて
"夜会の軌跡 1989~2002"の「六花」(夜会VOL. 11―ウィンター・ガーデン―より)を入れています。

オチャラケタ「待つわ」と対照的なシットリした「六花」。

並べるのが、怒られそうですが、何か歴史を感じて、密かに楽しんでいます。(笑)

しかし、それとは別に純粋に、「六花」1番のみゆきさんの犬の歌声が、物悲しくて凄く好きなんですよ。

また、浩子嬢の
「♪六花の雪よ~」
に被せる、みゆきさんの
「♪雪よ~降り積もれよ~」
の声のキレイなこと。(^o^)

ハーモニーの美しいこと。(^^)

ただ、「待つわ」の一瞬本気を出した、
「♪待つわ~」(浩子嬢)、
「♪待つわ~」(みゆきさん)
が、頭をよぎるのも確かですが、、、
(--;)

"VOL. 11 ウィンター・ガーデン"は、シアターコクーンで観たんですが、犬のみゆきさんが本当に可愛くて、切ないんです。

それまでも、夜会では相当ムリな姿勢で歌うことはありましたが、犬という基本四足歩行の役なんで、マトモな姿勢で歌うことがないんです。

作家で演出家のみゆきさんは要求が過酷で、それに応える演者のみゆきさんは凄いなぁと、つくづく思える舞台でした。

また、自分の声はコーラス向きじゃない、と後からコーラス部分を被せるのをイヤがっていた(昔からよくラジオでボヤイてましたよ)のに、浩子嬢とのハーモニーは、一声でゾクゾクするくらい凄いと思いました。

ソロシンガーが、ガップリ四つに組んでる凄さだと思った記憶があります。

ストーリーも解りやすいし、セットも凝ってるし、この浩子嬢出演のVOL. 11を映像化してくれないもんですかね、本当に。

槲の樹が出てきますが、ストーリー的には、夜会で一番解りやすいと思うんですが。

また、話が在らぬ方向に、、、(--;)

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)


















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