福袋

中身の判らない福袋はありかなしか？
　
何を持って“あり”と“なし”を分けるか？による
一万円相当のモノが五千円で買えることに
重点を置くならば
　
あり！
　
ってことになるし
自分の気に入るモノが入っているか？で言えば
　
ありえない！
　
ってことにもなりかねない
そういう僕は、これまで福袋の類を買った事がない
理由は勿論後者だ
闇鍋の如く、何が入っているのか判らないモノに
金を使いたくないのである
それが例え　
　
『絶対に損はしない！』
　
と銘打ってあっても、嫌だ
これと似た話がたまにある
レンタルショップで借りる“DVD”だ
パッケージから受け取る情報だけで
“あり”か“なし”かと決めなければならない
断わっておくが、この場合のDVDとは
もちろん、アダルトである
念のため
　
で、このパッケージから受け取るイメージで
選別にかけるのだが、今までイメージ通りの
モノがあったためしがない
いや、想像以上の嬉しい裏切りもあることには
あるのだが
冒頭に書いたように、それは歳者から望んでいる
ものではないし
想像通りのシーンが入っているほうが
重要なのである
　
大そうに書いているが、そうなのだ
殆んどの場合、僕の妄想の方が勝ってしまう
これはアダルトに限らず
映画などの作品でも同じ
意外と、本編のシーンがパッケージに
載っていない事があるのだ
　
僕の妄想は、作品を越えているのか？
それとも過度の期待感なのか？
これは！と思う作品にあまり出会えない淋しさを
感じながら
それでも足を運ぶ僕なのだ