日々思うこと

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日本の街が雑然として見えるわけ

2006-02-28 | ヤワラカメの話
諸外国に比べると日本の街には調和のとれた美しさがない、とはよく言われる言説だ。そして確かにその通りに見える。それはなぜだろうか?
今日所沢の町を見るともなく眺めていて、あることに気づいた。
それは、「看板」が街の景観に与える影響力の大きさである。

つまりこういうことだ。
欧米ではたいてい、看板に使われている文字は「アルファベット」ただ一種類である。
それに対して、日本の街の看板には漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベットと、実に4種類の文字が、書体も様々に踊っているのだ。これが街の調和を壊す要因の一つになっていないだろうか。
それでなくても、建物自体も洋風あり和風あり、何でもありの雑多な状態なのに、そこに文字のうるささが加われば、そりゃあ雑然ともするだろう…
もしも看板の文字が一種類だけだったら、街までなんとなく整って見える…ということはないだろうか?
(そんなのムリって?だから例えばの話ですってば

…しかし、この「調和のなさ」が外国人にとっては新鮮で魅力的に映ったりするんだから、美の基準と言うのもわからないものだ。…