日々思うこと

日常と、
日常につながるもの。

警察の権威

2006-10-30 | 今日の出来事。(私事編)
中学生のミニバイク、パトカーに追われ衝突 2人重体(朝日新聞) - goo ニュース

 28日午前6時ごろ、奈良県橿原市葛本(くずもと)町の国道24号交差点で、パトカーに追跡されていた女子中学生2人(ともに同市在住、14歳)が乗ったミニバイクと、同市内の男性(32)が運転する軽ワゴン車が衝突、はね飛ばされた1人が後続のパトカーにもはねられた。2人は病院に運ばれたが、全身を強く打って重体、男性も右足に軽傷。

 橿原署の調べでは、パトカーは同署地域課の巡査(43)が運転。事故の約10分前、現場近くの大型商業施設の駐車場内にヘルメットをかぶらず、2人乗りしているミニバイクを発見した。職務質問するため近づこうとしたところ、ミニバイクの方からパトカーに接近、あおるように後ろについたため、パトカーはUターンして、現場周辺で2キロ余り追いかけた。

 逃走中、女子中学生は生卵をパトカーに投げつけた。パトカーは赤色灯を点灯してサイレンを鳴らさずに追跡していた。事故当時、パトカーはミニバイクの70~100メートル後方を時速50~60キロで追跡していたという。

 現場は信号機のある交差点。片側1車線の国道24号を右折しようとしたバイクが、対向して直進してきた軽ワゴン車と正面衝突したという。


運転中にパトカーを見かけてうれしいという人は、そうはいないのではないでしょうか。
かく言う私も、パトカーを見つけると、別に悪いことをしているわけではないのにドキドキするし(「平常心、平常心…」って感じ…意味不明^^;)遠ざかってくれればホッとするし…(これって私だけじゃないよね?ね?!)

決してそこらじゅうにいてほしいわけではなく、出会ってうれしいわけでもない。
でも、警察というのはそういう存在でなければならないと思っています。
国民になめられていては、治安維持力は期待できませんから。

…というわけで、この事件。
・二人乗り
・ヘルメットなし
・ナンバープレートなし(他記事より)
・パトカーをあおる
・生卵をぶつける
・パトカーに向かって手招きをする(他記事より)
…よくこんなナメたマネができたものです。これで怪しむなというほうが無理でしょう。

場所は…奈良ですか。
最近クリップしてきたニュースと照らしても、いろいろな意味で「やっぱり…」と思ってしまったニュースです。
(「一事が万事」的な考え方は危険な側面もありますが…)

規範を“崩す”のはいとも簡単だし、「権利」だの「自由」だのと、そのための大義名分にも事欠かない現代ですが、
一旦崩れたものを立て直すのは至難の業です。
権威が権威でなくなった世の中を立て直すのは、さぞ膨大な時間と手間がかかることでしょう…

警察が権威を失って、パトカーが過度に“親しみやすい”(ナメられている)社会よりは、
多少パトカーに恐れをなしても、権威が権威たる社会に、私は住みたいですね。


ハイテンションが止まらない

2006-10-30 | 教育
今日は市民フェスティバルでした。
ボーイ・ガールスカウトのブースには、スカウトや指導者総勢--名(数えてない^^;)が勢ぞろい♪

私の見ているビーバー隊は、ここにきて入団者が急に増えて驚いています。忙しいけれどにぎやかで、やっぱりやりがいはありますね。
生来が「にぎやか好き」なもので、人が多いほどテンションが高まる自分に苦笑していました

ただ…
実はそろそろボーイスカウトの活動からフェードアウトしようかと考えていた矢先だったので、ちょっととまどっているのです…
というのも先月、二名のビッグビーバーをカブ隊に上進させた後は、ついにスカウトが誰もいなくなる…予定だったんですよね。
で、PTAのほうも忙しいし、そろそろ引退するかな…?と思っていたのですが、情勢がそれを許してくれないようです…(笑)

あーどうしよう?
忙しいのは確かなのですが、頼りにされるとはりきってしまう私は、正直まだ身の処し方を決めかねています…


そうそう
セレモニーにいらしていた藤本正人さんと、またお話しすることができました!
小学校のPTAといい、最近“接近遭遇”の機会が増えてうれしいです♪
県議会議員になられても、精力的に地元の行事に顔を出していらっしゃることに、全く頭が下がります…
(こんなトコロで応援するのもナンですが^^;)これからもがんばってくださいね!


※追記・
このエントリは、教育についてのご意見でコメント欄が大変充実しているので、
「教育」カテゴリに分類しました。

ゴールキーパーにヘルメット

2006-10-25 | 今日の出来事。(社会編)

エッ!GKにヘルメット!?イタリア代表GKが珍提案(サンケイスポーツ) - goo ニュース

イングランドプレミアリーグ・チェルシーのチェコ代表GKペトル・チェフ(24)が頭がい骨骨折の重傷を負った事故に関連して、イタリア選手協会(AIC)のセルジオ・カンパーナ会長が23日、GKにヘルメット着用を義務づける意見が選手側から出ていることを明かした。これをきっかけに世界中で論争が勃発。前代未聞の防具着用は、果たして実現するのか!?

(中略)
 提案者はウディネーゼ(イタリア)のイタリア代表GKデサンクティス。14日のレディング戦で相手選手と接触したチェフが頭がい骨骨折、生命の危機に陥った事故を受けてのものだった。デサンクティス自身も、22日のインターミラノ戦で相手FWクレスポと接触、危ない目にあっている。そこでヘルメット着用というトンデモ提案に至ったようだ。

 ところが、この発言が世界で議論を巻き起こしている。ユベントス(イタリア)のイタリア代表GKブッフォンが「落ち着いてプレーするには役立つ」と賛成すると、アーセナル(イングランド)のドイツ代表GKレーマンは「絶対に反対。攻撃側の選手が足を止める、GKを飛び越すなど、回避策を義務付けることが先決」と反論する。



う~む、これは難しい問題ですね…
当該シーンはテレビで見ましたが、「うわっ痛そう!」と思う暇もないくらいの一瞬の出来事で、それであれほどの大ケガになってしまうんだ…とあらためて恐ろしくなりました。
それにしても頭蓋骨陥没骨折ですからね~…命を落していてもおかしくないですよ。こういうことが起きるのが一度や二度でないなら、そろそろ何らかの対策を打ってもいい頃かなとは思ったんですが…

一方で、防具があることで安心してしまって?その分選手の当たりが強くなって手加減無しになってしまったら…
当のGKからも反対が出るくらいですからきっと意見は割れるでしょう。う~~ん、難しいです。

それにしてもGKって命がけですね…私としては、こういう人たちにもっと賞賛の言葉を送りたいなぁ。ベッ○ムとかのストライカーばかりじゃなくて…


久々に怒った!!

2006-10-24 | 今日の出来事。(社会編)

5年間で出勤8日 奈良市職員、病気を理由に(アサヒコム)

奈良市の環境清美部に勤務する40歳代の男性職員が病気を理由に休職・休暇を繰り返し、ここ5年間の出勤日数が8日しかないことが18日、わかった。
 ・・・(中略)・・・同市人事課では「国の指針に基づいて、処分を検討していきたい」としている。


…普通に最後まで記事を読んだだけでは、
「公務員ってそんなことが許されるの?!」と、(公務員に対する)「怒り」を通り越してあきれてしまいそうな記事ですが…
この記事にはある重要な情報が抜けています。(私もつい先ほどネット上で知ったばかりなんですが)


8日しか出勤せずに5年間の給料 解同幹部「依存症の独り言」(…人気ブログランキング政治部門で一位(2006/10/24 17:30現在)のブログです)さんより引用させていただきました。

・・・
奈良市人権・同和施策課などによると、この職員は2001年9月、
解放同盟奈良市支部協議会の副議長に就任。

市長らが出席する年1回の全体交渉のほか、課題別の交渉や協議のため、日常的に市役所に来ていた。
市の人事課は「職員との認識はなかった」とし、解同側は「退職していると思っていた」としているが、そんなことは誰も信用しない、というか、常識的にはありえないことだ。

「休職中に市役所に白いポルシェで来ていたのを何人もの職員が見ています」という市の人事課担当者の証言もある。

さらにJNN(TBS)のカメラは、この職員が休職中に市役所を訪れ、奈良市発注の工事の入札をめぐる業者らの談合と見られる現場に同席している姿もとらえている。
実は、この職員の親族は建設会社を経営していて、これまでにも会社に工事を発注するよう市側に圧力をかけていた。

「常に工事の話です。自分とこに仕事が欲しいから来てる」(現役の奈良市幹部)

まさに、“解放同盟(解同)の横暴と、それを「見て見ぬふりをする」行政”以外の何ものでもない。


…どうしてこういう重要な情報を報道しないで、「公務員ケシカラン」のレベルで話を終わらせるような報道をするのでしょう。
普通にテレビや新聞を見ているだけでは、こんな“事情”を把握することは難しいでしょう。

「ある特定の事実を隠蔽する」ことによって、「ウソを言う」という、報道機関として決定的に許されないことは回避しながら、受け手の判断能力を狂わせることができるんですよね。
こんなメディアの姿勢こそが、“本当にケシカラン存在”をのさばらせていたのではないですか?


「モンタギュー家とキャピュレット家」

2006-10-24 | 音楽
友人からのメールの返信を兼ねて…


今鋭意練習中なのは、
プロコフィエフ作曲「モンタギュー家とキャピュレット家」です。
バレエ音楽「ロメオとジュリエット」から、作曲者自らがピアノのために編曲した組曲の中の曲で…
という説明よりも、今となってはソフトバンクケータイのCM(…「予想外だ」のヤツ)のバックに流れている曲、といったほうが通りがいいでしょうか…^^;

たまたまウチに楽譜があったのを発見して、一度取り組んではみたものの、難しくて途中で投げ出していました。(左手があちこち飛びまくる曲って苦手なの

でも、「のだめ」でかかっているのを聞いて、やっぱりいい曲だな~と思い、再チャレンジ中です。
どこか不安定で激情を秘めた感じの曲で、実はこういう曲も大好きです。
若い頃の自分自身にも重なるような…(でもフォーレとは正反対に近いですね

ただ、今ちょっと心配なのは…
この曲は、「のだめ」の中ではどうも
「シュトレーゼマンのテーマ」
の扱いらしい、ということです…
「予想外です」のCMといい、いい曲なのにギャグっぽいイメージがつかないかしら…

例えば、「大ショ~ック!!」な場面などで
バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」や
ベートーベンの「運命」
がよくかかりますが、そのせいでこれらの曲にはだんだんベタなギャグのイメージがついてきてません?
「モンタギュー家…」も、乱用されすぎてその二の舞にならないことを祈りたいです…

(ちなみに、ウチの娘の「大ショ~ック!」のBGMは、
「チャ~ラ~ラ~ラ~…」(サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」)
です…これもありがちですよね


追記…
肝心な「お返事」部分を書いてませんでした^^;
ピアノ曲に編曲されているのは、「騎士たちの主題」と呼ばれている部分らしいです。
別名「甲冑の踊り」なの…かも?役に立たなくてゴメンネ^^;

今年も

2006-10-23 | 今日の出来事。(私事編)
海を渡ってのリレーで、はるばるバースデーカードが届きました☆
どうもありがとう~!(*^_^*)
嬉しさのあまり、「バースデーカード」をテーマに即興で一曲演奏…したりは、残念ながらしてませんが^^;

それにしても、学生時代、OL時代を経て、結婚して母親になっても続いてるってスゴいよね!
苦しいときも何度助けてもらったかわかりません…
最近はお互いもっぱら近況報告がメインだけど、これからも細く長く続けようネ!(^o^)

「意味がなければスイングはない」

2006-10-20 | 音楽
村上春樹の音楽レビュー(エッセイ?)集です。
実は題名だけで興味をそそられて、図書館で借りました。


余談…
実は私には、ある種の言葉の響きが妙にひっかかってくる
という特技?があります。
例えば、「かくも長き不在」とか「復讐するは我にあり」とか、
どちらも中身はゼンゼン知らないのに、題名(だよね?)だけは
妙に印象に残ってるんです。

そういえば、キアヌ・リーブスがデビュー?したての頃、
初めて耳にするこの響きが忘れられず、イキナリ
「ねえ、“キアヌ・リーブス”って一体何?!」と聞いて
ダンナの度肝を抜いたことがあります。^^;
(ちなみにダンナもこのときは知らなかった…
今思えば隔世の感がありますねぇ…)


おっと、余談が長くなってしまいました。
結論から言うと、中身を知らないで借りたにしては
「正解」でした!
シューベルトからスタン・ゲッツ、B・スプリングスティーン等々…
ジャズはもちろんん、クラシック、ロック、JPOPまで、
著者の幅広い(でもマニアックな)“語り”が聞けます。

私は主にクラシックのところを読んだんですが、
「のだめ」同様、これも読むと無性に音楽が聞きたくなる
(演奏したくなる)一品?です。
それほど好きというわけでもなかったシューベルトも、
もう一度聞きなおし(弾きなおし)たくなりました♪

また、意外な収穫が「スガシカオ」。
セロリ(←違う違う、「セロリ」は山崎まさよしだよね^^;
“夜空ノムコウ”って書くつもりがなぜか間違えた…)」くらいしか
知らなかったんだけど、
乾いたような湿ったような、独特の歌詞の世界がいい感じで、
ちゃんと聞いてみたくなりました。


再び余談…
スガシカオの歌詞の世界って、何となく「デスノート」を連想するなぁ…
と思っていたら、デスノートの実写映画の挿入歌を担当してたのね♪
ちょっと驚いた&ナットク

みのさん、見直したよ

2006-10-20 | 今日の出来事。(社会編)

みのデビュー曲会見でTBSに苦言&提言(日刊スポーツ) - goo ニュース

みのもんた(62)が19日、山本モナアナウンサーの不倫休養問題の渦中にあるTBSに「対応が中途半端。報道部がどういう姿勢をとるか注目している」と直言した。
 (中略)
山本アナは今月2日から体調不良を理由に休養しているが、復帰のめどは示されていない。同局広報部も「プライベートなことであり、降板はない。体調が回復し次第復帰する」としたまま、半月以上も事態を放置している。同局で情報番組「朝ズバッ!」を担当するみのは、夜のことも気になる。「テレビを見ている人は甘くない。中途半端な対応をしていると、番組自体が中途半端に受け取られてしまう。TBS報道部がどういう姿勢を示すのか、注意深く見守っている」と話した。

…みのもんたって、お酒の好きそうなオッサン(失礼^^;)くらいにしか思ってなかったけど(赤ら顔だし…)結構言うときは言うんですねぇ。

みのは、司会を務める日本テレビ「おもいッきりテレビ」の裏番組でもあるTBS「ピンポン」もしっかりチェック。視聴率が3%前後と苦戦する司会の福沢朗アナウンサーに対し「バンキシャ(日本テレビ報道番組)と同じ勢いでやっちゃうと、ちょっと違うかなと思う。昼の福沢を出していかないと」と余裕のアドバイスをした。いじめ問題のテーマなどで連日感情的に泣きまくっている福沢アナだが「まだ涙もろくなる年じゃない。冷静に問題に切り込んでほしい」と話した。

…うん!私もそう思う。
メディアが感情的になってどうするの。安易に同調して思考停止に陥る視聴者を量産するだけでしょう。

 また、日本テレビの新ニュース番組「NEWS・ZERO」について「メーンキャスターの村尾信尚さんには好感が持てる。番組内にいるたくさんの担当キャスターやスタッフがまだ村尾色にまとめられていない感じだが、これには誰でも時間が必要」。全曜日に仕事が入っている、世界一多忙なキャスターであるみのだが、他番組チェックも怠りないタフマンぶりだ。

…「NEWS・ZERO」は「なんかジミだなぁ…」って感じで、今一つ食指がそそられなかったのだけれど、確かにまだ始まったばかりだし、カラーが出るのにも時間がかかるよね。
余裕の見方が、さすが「亀の甲より年の功」って感じです。


いつもいる人がいないと…

2006-10-19 | 今日の出来事。(私事編)
娘が無事修学旅行から帰ってきた。
ウチの中が、またいつものように騒々しくなった…

それにしても、娘のいない家のさびしさときたら、想像以上だった。
一人欠けるだけでこんなにも違うなんて…
念のために付け加えると、娘は家族の中では静かなほうなのだけれど。
(ウチの家族をウルサイ順に並べると、
 息子>私>娘≧ダンナ って感じかな^^;)

特に、夕食時…
息子と二人で(…ダンナは遅いのでいつも夕食に間に合わない)
向き合って食べる食事は、本当に味気なかった。

それで、ふと思ったのだが…

まだ息子が生まれていないときには、
当然ながら私は娘と二人で夕食を食べていたわけだ。
その時と人数は同じなのに、味わっている気持ちが
全くといっていいほど違うなんて…。

反対に、
結婚や出産などで家族が増えたときには、
それなりに喜びを感じてはいても、どちらかというと
「いつの間にか一人多いのに慣れていた」という感じだったような…
それなのに、「一人欠けた」ときにはこんなにも寂しさを
感じるってナゼ?理不尽だわ…

こんなときには、
「人って、“寂しい思い”をするようにできてるの…?」
とつくづく思ってしまう。

「目が点」どころじゃない

2006-10-17 | 今日の出来事。(社会編)

少年の「親殺し」急増 格差社会のひずみか(アサヒコム)

未成年者による親の殺害や殺害未遂事件が急増していることが、警察庁のまとめでわかった。例年数件で推移してきたのが、昨年はいきなり17件に跳ね上がり、今年もすでに10件が報告された。経済的に恵まれた家庭での、男子による事件も目立つ。親による過度な期待で居場所を失う少年。専門家のなかには「格差社会」のひずみを指摘する声もある。

…わかりません。
どう考えても、わかりません。親殺し急増が、格差社会とどう関係しているのでしょうか。
続きを読んでみます。

「勉強しろ、部屋を片づけろと小言を言われ、いらいらしていた。中学になって特にうざったくなった」。神奈川県大和市で4月、中学1年の男子生徒が母親の首を刺し、殺人未遂容疑で補導された。少年は兄からも同じようなことを言われ、「家族はいらない」と思うようになったという。
・・・ (中略)

事件の急増を受け、警察庁は先月、少年による親の殺人・殺人未遂事件にどのような傾向があるのか分析に乗り出した。昨年と今年の目立った15事件を動機別に分類。「成績や生活態度を叱責(しっせき)・注意された」が過半数を占め、「異性交際を注意された」「親に暴力を振るわれた」などを上回った。

小言を言うのは親の仕事ですからねー…注意されて、いらいらする気持ちもわかります。
しかし、そこから「親殺し」への飛躍は、普通の感覚では到底理解できるものではありません。

…で、これが格差とどう結びつくのでしょうか?

親に対する単純な憎しみを動機とするものよりも、自分らしさを取り戻すために、家族や家庭を消し去ろうとする衝動が目立つ。
元東京家裁調査官の浅川道雄さんは「ここ数年の勝ち組・負け組という風潮が子どもの居場所を奪っている」と指摘。「我が子を勝ち組に入れたいと思う親と、自我が芽生え始めた子どもとの対立の場面も従来以上に増えている」と言う。

お、出てきました!唐突に「勝ち組・負け組」のキーワード。

「我が子を勝ち組に入れたいと思う親」という決め付けが、なんともいやらしい。子どもを一人前にしたいと思うのは親なら当たり前でしょう。

それに、「自分らしさ」って一体何?!
親を殺してしか手に入れられないものなの?だったら「自分らしさ」なんて追求するのはあきらめて、早く一人前になって親から独立しなさい!!
最後のこの一文にはもう絶句。

教育評論家の尾木直樹さんも「社会の二極化が進み、我が子を負け組にすまいとする親の不安が犯罪を加速させている」と話す。

「ただの犯罪」に、もっともらしい社会的理由をつけることばかりがうまくなっているようですね…


〈告白〉
私がこの手のコラムを読んで怒りが倍増するワケはですね…
ほんの数年前の私だったら、こういう文章を読んで「わかったつもり」になってたんだろうな、と悔やまれるからなのです…