というわけで、第一弾。
土曜日に「清水和音(かずね)ピアノリサイタルに娘と二人で行ってきました。
ええ、笑ってやってください。思いっきりのだめ病です^^;
プログラムは、オールベートーベン。
「悲愴」「ワルトシュタイン」「月光」「熱情」の各ソナタです。
王道中の王道といった感じですね。
演奏は、期待を裏切らない素晴らしいものでした。
1995年(だったかな?)にベートーベンソナタ全曲リサイタルを敢行した方なんですが、そのせいか「安心して聞ける」という感じでした。
テンポも遅からず早からずで、好みです。それでいて自信に裏付けられた重厚さが感じられました。
奇をてらったところがないのが、職人気質っぽくもあり、非常に好感が持てましたね。
最終曲「熱情」を弾き終わると同時に、すかさず「ブラボー!」の声がかかっていました。
(この「熱情」がまた盛り上がる曲なんですよね!)
それと、良かったのが二回のアンコールです。
ここでは、重厚なベートーベンから、夢見るようなロマン派へ…
一曲目はシューマン「トロイメライ」でした。
この曲は、実は結婚披露パーティで弾いた曲なのです。
感慨もひとしおでしたあれからもう十ン年かぁ…
そして二曲目は、ブラームス間奏曲op118-2です。
初めて聞いた曲でしたが、内省的で親密さのようなものが感じられる、美しい曲でした。まるで友人や恋人と素敵な秘密を共有する会話を楽しんでいるような…
おかげで、なんだか温かい気分で会場をあとにすることができました。
会場は所沢市民文化センター(ミューズ)のアークホール(一番大きいホール)だったのですが、満員でした。でも、思ったより年配のお客さんが多かったです。
「のだめ効果」で若い人も多いと想像していたんですけどね…
そして、ピアノリサイタル鑑賞初体験の娘ですが、意外にも寝ることなく(笑)最後まで楽しんでいました。
「のだめ」でかかっていたり、私が弾いたことがあったりして、聴いたことのある曲が多かったのがよかったようです。
ピアノリサイタルは超久々(20年ぶりくらいかも…^^;)に行ったんですが、チケット代って最近安くないですか?
こんな素敵な演奏が2,3千円から聞けるなんて、なんだか申し訳ないような気分です。よ~し、これからもちょくちょく行くぞ!
…というわけで、
次は3月に読響の「ベト7」に行きます!
ええ、「何てノリやすいヤツ」と笑ってやってください。。。