実は私は制服の類は嫌いなのだが、最近になって制服の効用というのも見過ごせないもののような気がし始めている。
その効用とは、平たく言えば
気分に「メリハリ」ができる、ということだ。
制服を着ると気分までキリッと引き締まる。
(…ような気がする。実際には自分の制服姿は自分では見えないから、気分にそれほど大きな影響があるわけじゃないとは思うけど^^;)
制服の話からはちょっとずれるのだが、「服装」に関してこの間興味深い体験をした。
S友に買い物に出かけたときのことだ。その日は朝から何となく体調がすぐれなかった。
買い物の途中で、ジーンズのベルトをうっかりし忘れてきてしまったことに気づいた。多少ブカブカする感じが気になるとはいえズリ落ちるほどではなかったので、特に支障はない。とはいえ何となく落ち着かない気がしたので、ワゴンセールのベルト売り場を見つけると「これ幸い」とその場しのぎに買って身に着けた。
するとどうだろう!不思議なことに、ちょっときつめにベルトをしめた、まさにその瞬間から、さっきまでだるかった体が急にシャキッ!とする感覚があったのだ。
実際その後の体調はすこぶる良かった。
これはいったいどう説明される現象なのだろう…?まったく驚きの経験だった。
…余談だが、実は私はローライズのジーパンというのが何となく落ち着かない。
本当は「ジャストウエスト」でバシッとしめるパンツやスカートを身に着けたいところなのだが、今のご時勢ではやはりどうも垢抜けないので、しかたなく「流行モノ」っぽく見えるのをはいているというのが本当のところなのだ…
話を制服に戻そう。
実は、むしろ私の場合好きなのは「制服を脱いだときの解放感」のほうかもしれない。
女性が「化粧を落とした後」にも近い、「素」の自分に戻る解放感…これがまたやみつきになりそうな快感なのだ
女性が化粧なら、男性はネクタイをほどく瞬間かもしれない、と思う。
しかし幸か不幸かこの夏は「クールビズ」全盛。
「大仕事のあとにネクタイをゆるめる瞬間がタマラナイのに、今年の夏はクールビズでそれができなかった」という、ある男性のボヤキを耳にしたが、さもありなん…と思う。
…しかしその投書は「…もう慣れたけど。」でアッサリ結ばれていた…
う~む、制服の効用っていっても「その程度」なのだろうか…