少し前の話だが…
子どもたちが出演した市の吹奏楽祭で、ある高校の吹奏楽部が「蘇州夜曲」を演奏した。
途中に合唱が入ったりする美しいアレンジで、あらためて「きれいな曲だなぁ…」としみじみ聞き入ってしまった。
蘇州なんてもちろん行った事もなければ、写真などでその風景を目にしたことがあるかどうかも定かではない…なのにそのときは、のどかで雄大な情景が目の前に見えるような気がした。何やら言い知れぬ懐かしさのようなものまで感じていた。
翻って現実は…
今聞こえてくる中国に関するニュースといえば、餃子事件をはじめ「ここまでひどかったのか…」と暗澹たる気分になるものばかりだ。
しかし元々中国は、昔から日本人も思いをはせる「美しい国」だったはず…
いったいなぜ、人心も自然環境も、ここまで荒れすさんだものになってしまったのか…
これも一党独裁のひずみとしか思えない。
今更ながら怒りとも悲しみともつかない気分が湧き上がってきて、曲の美しさとあいまって、涙が出そうになった。
帰宅してダンナにそのことを話していたら、
「…まあ、蘇州夜曲は所詮『日本人から見た』中国の理想像なんだろうと思うよ。」
(ま、確かに日本人の作詞作曲だな・・・)
「それに中国人って、政治体制がどうだろうと元々がかなりキョーレツだよ。」
(何度も中国に出張したダンナが言うと説得力あるな・・・)
…かくして私のセンチメンタリズムも、あっという間に現実にかき消されてしまったのでありました。
子どもたちが出演した市の吹奏楽祭で、ある高校の吹奏楽部が「蘇州夜曲」を演奏した。
途中に合唱が入ったりする美しいアレンジで、あらためて「きれいな曲だなぁ…」としみじみ聞き入ってしまった。
蘇州なんてもちろん行った事もなければ、写真などでその風景を目にしたことがあるかどうかも定かではない…なのにそのときは、のどかで雄大な情景が目の前に見えるような気がした。何やら言い知れぬ懐かしさのようなものまで感じていた。
翻って現実は…
今聞こえてくる中国に関するニュースといえば、餃子事件をはじめ「ここまでひどかったのか…」と暗澹たる気分になるものばかりだ。
しかし元々中国は、昔から日本人も思いをはせる「美しい国」だったはず…
いったいなぜ、人心も自然環境も、ここまで荒れすさんだものになってしまったのか…
これも一党独裁のひずみとしか思えない。
今更ながら怒りとも悲しみともつかない気分が湧き上がってきて、曲の美しさとあいまって、涙が出そうになった。
帰宅してダンナにそのことを話していたら、
「…まあ、蘇州夜曲は所詮『日本人から見た』中国の理想像なんだろうと思うよ。」
(ま、確かに日本人の作詞作曲だな・・・)
「それに中国人って、政治体制がどうだろうと元々がかなりキョーレツだよ。」
(何度も中国に出張したダンナが言うと説得力あるな・・・)
…かくして私のセンチメンタリズムも、あっという間に現実にかき消されてしまったのでありました。