バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

隣の男の嫁、コロナ陽性

2020年11月21日 | アメリカ生活
昨夜、隣の男からテキストが入った。


夜にテキストが入るのは珍しいので何事かと思ったら、
なんと彼の嫁がコロナ検査で陽性反応が出たらしい。


彼の嫁はセラピスト。
常に子供相手に仕事をしている。
パンデミックになってからは、隣の男同様
在宅勤務で、テクノロジーを駆使しながら患者の子供たちを診ていた。


しかし、患者の親の全てがテクノロジーに精通しているというわけではなく、中にはビデオ通話が出来ない
環境にあるとか、その接続すら出来ない人もいるらしく、そういう家庭には彼女自身が出向く必要が
あった。


マスクはしてるし、患者の子供の家に入る際、その子供と家族の体温を計るなど、
嫁が出来る「感染から自分の身を守る方法」は全てやっていたらしい。


じゃあどうして?


隣の男が言うには、心当たりがあるのはただひとつ。
週の初めに出向いた一軒の家。


それ以外は誰とも合っていないし、
家から出てもなかったというので、考えられるのはそこしかないと断定する。


そこの家庭の子供と家族の体温を計ったけど、誰も発熱している人はいなかった。


セラピーをする間、嫁はもちろんマスクを着用するが、
その子供のコンディション上(口を動かす様子を見るため)、その子はマスクを外していた。


木曜日の朝ごろ、嫁が「風邪を引いたかな。体がとってもダルい。」と言い始めて、
金曜日の朝には発熱と咳が始まり、咳がとても激しくなっていった。


昨日の夜の時点で、土曜日に発熱も咳も悪化したようなら即入院をと病院から言われていたが、
今朝テキストで嫁の容態を聞いてみると、発熱と咳は落ち着いたけど、微熱でダルそうにしているそうだ。


病院も重体のコロナ患者の受け入れで、よほど悪い状態の患者でなければ入院もさせないらしい。


ちなみに、嫁の年齢は31歳。
現在抱えている他の病気は一切なし。
一方、隣の男の年齢は31歳で同じ年齢ではあっても
彼は高血圧なので、彼がコロナに感染してしまうと合併症など、ちょっと面倒なことになり得る。


私はそのことがとても心配。


私はこのコロナの無症状患者に対して今まであまり思うところはなかったのだけど、
自分がコロナに感染していると知らないまま他人を感染してしまって、その感染した人が重体にもなり得る
ことを昨夜、改めて思い知ったのだった。


そういうわけで、隣の男と嫁は、
この感謝祭も誰にも会うことはなく、「自分ち」というバブルの中で過ごすことを決心したらしい。
親族の多い隣の男と嫁にとっては、感謝祭で家族と食事を出来ないことが辛いらしいが、
元気になって、また一緒に食事をしたら良いと思う。なにも感謝祭にこだわる必要はないではないか。


出会う人すべてがコロナ保菌者と思わないといけないのって心苦しいけど、
今は心を鬼にしてそう思わないと身を守れないところまで来ているのね。


********************



今朝も片目ちゃん(命名)が来てました。
モリモリ食べておりました。
見える左目で私を凝視しておりました:)



コメント (4)