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バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

倹約しなさい

2009年02月26日 | お仕事
今日、ボーナスがでた。

私が勤める会社では毎年1回、
売り上げに基づいてボーナスが支給される。

アメリカでボーナスのでる会社はそうたいしてない。

今アメリカでは、というか、全世界で大恐慌が起こっていて
仕事を与えられていることだけでもラッキーともいえるこんなときに
ボーナスが支給されるなんて奇跡に近い。

金額は去年よりも少しだけ下がってはいたが
それでもまとまった額の金額になる。

社内はもちろんお祭り騒ぎだ。

インターネットを通してCEO(社長:最高責任者)から
スピーチがあった。

いつもは私はあまり真剣に聞いてはいなかったが、
今年は彼がいつも言わないことを言っていたので
つい聞き入った。

「私はそのお金の使い道のことは指図しませんが」と彼は続ける。

「まず、抱えてる借金を片付けなさい。」そして、

「払い終わったら、今持ってるクレジットカードの1枚に
ハサミを入れ、使えないように切ってしまいなさい。」 そして、

「倹約を心がけなさい。」

と言う。

ここまで聞いて、社員それぞれが抱えるクレジットカードの借金は
いくらなんでもそのボーナスでは払いきることはできないだろうと
思ったが、

彼が言っていることはとても正しく、
私は100%彼に同意して聞いていた。

私は『借金』が大嫌いで、それゆえに払い続けなければならない
クレジットカードの支払いがない。

クレジットカードも、
アメリカ人が所有するクレジットカードの平均枚数(5枚だったかな)
を下回る2枚しかない。

昔はかなり物欲が強く、欲しいものはその場で何でも
購入していたが、今となっては去勢された雄犬のごとく
特に欲しくて欲しくてしょうがないものもなくなった。

いや、欲しいものはけっこうあるのだが、
このご時世、倹約する癖がついたといえるかもしれない。

だからCEOのスピーチも、そうよねそうねと
思わず腕組みして、大きくうなずいた。

なのに、

どういうわけか、そのボーナスは毎年
小切手で支払われる。

社員の大半は、その小切手を握り締め、
その足で銀行へと向かい、キャッシュに換えてしまう。

その週末で買い物をする人がたくさんいる。
CEOの言葉も木っ端微塵

それはそれで、景気を盛り上げるかも知れないので
悪いとはいえないが、
私の頭の中では今はすっかり

一寸先は闇...かもしれない

という懸念があるので、私は毎年そうするように、
そのまま銀行に預けてしまおうと思う。

でもね、

とりあえず、こないだからなんとなく欲しくて購入を
ためらっていたスターバックスのシンプルな白いコーヒーカップ($5)
を買って   私ねえ、こういうところが妙にケチなんですよ

そして、ハニバニを食事に連れて行こう。

それぐらいは余裕で楽しめそうだ。


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今日は冷蔵庫に適当にあったチキンで
トマトシチューを作ってみました。



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こないだの親子丼よりもはるかに美味しかったです。

↓  ↓  ↓

いつもありがとう。



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