どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

積ん読本より

2024年08月23日 | 日記

読みかけのまま積ん読になっていたり ずっと前に読んだけれどお気に入りの本を再読することにして手に取ったのは 葉室麟の『古都再見』

週刊新潮に連載されたものが単行本となった年に 亡くなられている

それまでに著作を読んだことがなく それ以前に名前さえ知らなか作家の本を買ったのは この単行本が文庫版となって発刊された時に平台に山積みにでもなっていて 書店のポップに惹かれたせいかもしれないが あまり憶えていない

歴史小説家の彼は 京都に移り住んでからこのエッセイを書き始め 3年経たずして亡くなるのだが 時折「人世の幕が下りる」ことを意識した表現が出てくるので 年齢を調べてみたら 亡くなった時の年齢は今の私とほぼ同じであった

確かにこの年齢になると多少は考えることもあるが 今生きていたらまだ後期高齢者にもなっていない年齢では 少々早くはないか

それとも 何かしらの予感のようなものがあったのかしら

死因は非公開

 

それはともかく 大津事件の時に 日本国を守るかのようにして自決した畑山勇子の話には驚いた

当時(日露戦争前)のロシアの皇太子を日本人が襲ったとあっては どのような報復を受けることになるか

この事件については日本史で学ぶので当然知っていたが 自分の死を持ってロシア皇太子にお詫びするという遺書を残して 京都府庁前で自ら命を絶った女性のことを 初めて知った

こんなにも恐ろしいほどに生真面目な人もいたのだ

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2 コメント

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それぞれに・・・ (みらい)
2024-08-25 21:33:35
最近自分の年を考えることが多くなりました。
でも見ないふりしちゃったりしてます~ww
今の所は日々の忙しさが勝っているのかも。
しっかりと考える方は作家になられるのかな。
ご病気だったようなので、思うところがあったのでしょうか。
ロシア皇太子の事件で、どなたか亡くなったように思いますが、
注目されていたのですね。
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みらいちゃんへ (yokochann)
2024-08-26 05:25:41
年のことを考えるのは、若い人でも同じだとは思いますが、内容が違いますよね~。

私は、そんな女性の存在を全く知りませんでした。
日本の歴史は決して有名人だけが作っているわけではないのですよね。
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