どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

づかづかと来て

2024年08月19日 | 日記

銀行に行き 帰りに買い物をする

休み明けの月曜日だから銀行は混んでいるかと思って 久しぶりに暗誦句の紙を持って出たのだが むしろいつもよりも空いているほどだった

昔とは違うなあ って 当り前か

きっと今の子供は 猛暑にしてもゲリラ豪雨にしても これが普通の夏として経験しているのだろう

いずれ高齢者になった時 昔は涼しかった(これでも)と言うのか それとも 昔はもっと暑かったんだぞ と言うのだろうか

 

暗誦句の一つは・・・

づかづかと来て踊り子にさゝやける(高野素十)

 

季語は何?

なんと 踊る(踊りなど)が初秋の季語と知ってびっくり

踊りといえば盆踊り・・・だからなのだと

私の年齢からしても お盆と踊りがすぐに結びつくことはないので この句を見た時にキャンバスの片隅にパトロン親父のいるドガの絵を連想してしまったのだ

だが もしかすると当たらずと言えども遠からず かも?

づかづかと来たのは男性で 踊り子は女性なのだろうが 果たして二人はどんな関係なのだろうか

親子?(では しっくりこない) 夫婦?(では つまらない) 付き合っている(あるいはこれから交際の始まる)男女?(昔は祭りが男女の出会いの場だったとか) あるいは 村のお偉いさんがパトロンのように?(横溝の映画にありがちな)

たった十七文字に いかようにも空想を許し そこから物語が生まれそうな句というのは 読んでいてとても楽しい 

コメント (2)
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