隣駅まで何時もの道を歩く
前回はまだ咲いていなかった桜が 満開を通り越して歩道に花弁を散らし 淡い緑の葉を付け始めている
葉桜になるのももうすぐだ
今日は３月最後の日
明日から 私にはほとんど無縁の新年度が始まる
そして 商品の価格表示を税込みにするようにとのことで 今年になってからすでにそうしていた店もあったけれど 店側としては対応に大変だろうと思う
今までの表示で何が問題なのかがわからない
それより この表示は消費税の減税を今後もしない あるいはしにくくするためのものかと勘繰ってしまうが どうだろう
新型コロナウイルスの蔓延で色々税制を考慮し国もあったが 日本は上げたばかりの消費税を下げるつもりは微塵もなかった
むしろ コロナによる国の減収を増税で補填しようという魂胆だし
何もすでに決めたことだからといって このコロナの時にやらんでもと思うけど
引き返したりやめるのは苦手で こういうことは決めたことだからって意地でもやるんだなあ
決めたことでも 自分の都合次第では破るのにね
今日はぷらりと近所を歩き 本とお皿を買って帰る
『江戸の備忘録』という本の中で著者の磯田道史は 『朝野雑載』という書物の中の織田信長に関する逸話を紹介している
ある時信長は 自分と同じ年月日および同じ時間に生まれた者を探させた
見つかった男は極貧
信長が「運命がだいぶ違うな」と彼に言ったところ 「いや 大した差ではなく ただ一日の違いだけです」と極貧の男は答えた
その一日の意味を問うたところ 天下をとっても 極貧であろうとも それは昨日までの過去のこと
上様とて明日はわからない
今日一日だけ 上様は天下の主を楽しみ 私もまた今日一日極貧に苦しんでいるだけでございます
ひとはただ今日一日 今だけを生きている
その真理に気が付いた信長は 男に褒美を与えて帰したという
明日のことなど誰にもわからない
今 今日一日あるのみ
とはいってもなあ
とりあえず 今日は平穏な日でした
激しい雨の降る夜が明けた
今日は晴天で しかも気温も高くなるという
こうなると 家事にも気合が入るってもんだ
ジャケットを洗い スリッパを洗い 窓ガラスとサッシの掃除をし 外回りの草を抜き・・・そして 今年初のアイスコーヒーを飲む
今日の気温は一か月ほど先と同じぐらいだという
いつの間にか「寒い」という言葉を使わなくなり 忘れていたように使わなかった「暑い」が口から出るのも もうすぐだ
毎年同じようでありながら 決して同じではない季節がこうして巡る
テレビが無いので聖火ランナーの映像を見ることもなかったのだが ラジオでスポンサーカーがすごいと話していたので ネットで検索してみた
・・・ひっくり返りそうになった
こんなことをしていたのか！
沿道で密にならないようにと言いながら 何事かと思わず外に飛び出したくなるような大音量でのパフォーマンス
何がしたいのか さっぱりわからない
こうして日本国中を回るつもりなのだろうか
恥ずかしさで 穴を掘っても入りたい気持
雨 上がって曇り 少し晴れてまた曇り 時々小雨 風強し
嵐とまではいかないが なかなかの一日
もう少しゆっくりできると思ったのに 絵日記に手こずってしまった
何しろ題材が見つからないし 一日家にいると尚更だ
まあ 絵日記とはいっても 日付と天気がわずかに日記らしさを醸し出しているだけで 何を描いても自由なんだけど
描けなくて 結果 二日分をまとめて描くはめになることもしばしば
先日は もうすぐ一周忌ということもあって 昨年も描いた志村けんを描いてみた
『全員集合』を見ていた時はあったが それ以降の志村けんの活動をほとんど知らずにきた私は 描きながらどんな人だったのだろうと 最近知った話から想像してみる
描くという行為は 心が動くことと連動している
どちらが先かはわからないが 何も思わずして描くことはできない
今日は 心が動かない日ってことなのかな・・・あぁ・・・
少し前まではまだ蕾だった向かいの家の桜も 満開になった
開花したと思ったらその日に満開になったこともあるというし 桜よ お主もどうやらせっかちの口だね
今日は 買い出しに出かける
晴天の土曜日ということもあるのだろうが とにかく人の多いこと 走る車の多いこと
これで感染がおさまれば言うことはないんだけど
コーヒードリッパーも見てきたが 思うような品物は無かったなあ
でも 出会いを待つ楽しみが増えた
明日はまたまた荒れた天気になるという
来週は花吹雪と花筏かな
