ケアニンのモデル施設 あおいけあ
神奈川県藤沢市にあります
創始者の加藤忠相さんの講演がありました
あおいけあは小規模多機能施設3か所とグループホーム
小規模多機能施設の1つは 施設と地域の食事処
フリースペースとアパート3棟があります
そのアパート3棟はあおいけあでボランティアをすると割引制度があるとか
施設の壁はなく その間を市民が通り駅への抜け道になることで
地域との交流がある施設となった 犬や子供と一緒に出勤してそれを施設利用者がみている
食事処は施設の食事を提供している
食事を食事処に変え 日本食の板前にしたら残食が出ないとか
美味しいコーヒーも提供して 地域の人をさりげに来るようにしているとか
駄菓子の買い付けをして駄菓子屋をしたり
床材を無垢材にしたりと場所に気をかけていることで
利用者を安心させ地域を巻き込んでいる
あおいけあには「考えることが仕事」であり マニュアルはない
自分たちが考えて「加藤がいいと思うことはやってほしい」と
スタッフに伝え スタッフが勝手にやっている
「何かあったらどうするのか」と聞かれるが
介護の仕事には何かがある リスクマネジメントという名前で
リスクを取り上げるのではなく 本人家族と信頼関係を結んでリスクを下げること
そのために コミュニケーションをとり職歴などをアセスメントすること
最初に担当を決め 訪問して帰ることを1日5回ぐらい繰り返すことで感情は残る
感情に働きかけ 手続き記憶にアプローチして残っている記憶を使って生きてもらう
社会のために生きている 人の役に立とうとする時に問題行動は起きていない
根拠をもってアプローチし環境を整えていくこと
そういうことを続けていくことで
介護職員は「目の前のあなたに会えてよかった」と言われる
それは目の前の人と最期までお付き合いができたから
「地域の中で質の高い生き方死に方をするのが目的」である
施設を発信源にして地域をつくっている