Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

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木瓜の花

2011年01月03日 01時25分22秒 | 日記



間違えてしまったのだろうか。
たった一つだけ木瓜の花が咲いた。

冬に咲く花はけなげでかわいい。



これからますます寒くなるというのに、
何故、花を開いてしまったのだろう。。。
そういう種類なのかな?
それとも目的に反した行動?
だとしたら花らしくない。
人間みたいだ。

今日はやっと絵に向かうことができた。

絵を描き始めると、気持ちが落ち着く。
自分のリズムの中に自分を落とし込むことができる。
絵を描いていないと、人のリズムの中に取り込まれてしまうようで、
苦しくなる。

よく「何故描いているのか」と聞かれる。
「幼い頃から描いてきたから」と答えることにしている。
実際そうだった。
紙とペンさえ与えておけば、おとなしくしている子供だった。
10代の頃は完全に家族からの逃避だった。
だから、私の絵は外に開いていなかった。

今はどうだろう。
絵について、一方向だけで語ることはできない。
内面に向いている。でも内に向かなければ外にも開かない。
画面をコントロールしたい。コントロールしなければ自由にもなれない。
常に両極の狭間にいる。
この両極を往き来し、時に目的を見失うのだ。

でも、この狭間にいる限り、絵というものの不思議を
複数の人と共有できる気がしている。
それは絵の不思議ではなくて、実は人間の不思議と
言い換えることができるからだ。

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