Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

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蘭と蛾

2011年01月31日 09時14分43秒 | 日記



我が家のファレノプシス
つぼみが
だいぶ大きくなった。

これは12月の写真
http://blog.goo.ne.jp/michika-6/e/af540180b109bd8008f2eff5c21c16c9

順調に育っている。



ところで

とある野生の蘭
この蘭の蜜は20cmに伸びたの管の底にあり、
これを吸えるのは
唯一20cmの口(口吻)を持つ蛾だそうだ。

この話は本で読んで知っていた。
一体どういうことかと
たびたび想像をめぐらしていたのだが
昨夜、ついにテレビ*で見ることができた。
(食事中ゆえ、多少ウゲッとなったが…)

私の想像なんか及ばないくらいの
…なんというか、それはもの凄いエロスだ。

体長7cmのその大きな蛾は
夜、蘭に近づく。
通常は渦巻き状に巻かれた口吻を
その時には20cmにも及ぶ長さに伸ばして
可憐な蘭の中に差し込み吸密する。

この蘭と蛾はともに進化したのだそうだ。

互いの身体を変えてまで「生き延びる」

この野生のしたたかさ、合理性は
なんて美しいのだろう。

* Nスペ「ホットスポット」http://www.nhk.or.jp/hotspot/