減税するブログ

12歳9歳7歳の3児自然派の母。

教職入門

2006-04-21 09:19:29 | 教職関係
今日は教職入門の第2回目でした。
授業のあらすじを書きます。
現代の教育
現代の教師

16年度:教師が分限処分が6553人病気休職のうち精神疾患によるものが3559人、56.4パーセントを占めている。
過去10年間で増加傾向にある。

ある本を紹介『先生が壊れていく』
三楽病院に勤めている医師中島一憲著
例1)45歳の女教師20年のベテランです
そのF先生の地域は私立高校が学力に力を入れていったということで
A公立の高校は段々風紀が荒れていってしまいました。
校内で暴力事件が起き、生徒が警察にお世話になったりしました。

F先生のクラスも段々荒れ始めました。

F先生はとても熱心な先生で演劇の顧問もしており衣装縫いや練習にもよく参加していました。
そのために授業の指導計画を夜中にやらざるを得なくなり、仕事が増え負担となっていきました。

だんだんクラスでも生徒が言うことを聞かなくなります。
そんなあるときその先生の長男が引きこもりになってしまいました。
F先生はなんと生徒どころか自分の足元が見えていなかったのかとショックを受けました。
そしてある日、先生のクラスの一人が体育館の倉庫で首をつろうとして自殺未遂を起こしました。
先生は自分が地盤沈下していくのを感じました。
精神的に不安定になり山楽病院をおとずれました。
カウンセリングを受けるにつれ、

「自分は教師であるとともに母親。
もうそろそろ潮時なのかもしれない。」

ということで退職を決意しました。

こういった教師の共通点がまじめ、熱心

仕事を引き受けてしまう

ストレスを感じてしまう

燃え尽きてしまう(燃え尽き症候群)

その三楽病院では職場復帰プログラムがあります。
一人でも多くの教師を救うためです。

現在の教師の中で

男性の24%
女性の31%
が軽い鬱状態でいつ病院に行ってもおかしくない状態なのです。(30代40代の
ベテラン教師が特に多い)

教師が仕事のうちで気をとられるのは
生徒指導が 4割 
保護者に関して 6% 

保護者が協力的でないと感じている
しばしば感じる 4%
たまに感じる 29%

保護者とすれ違っていると感じている教師は3分の1にもなります。
家庭でするべきしつけを教師に任せる保護者が増えているそうです。

今の教育の問題は教師だけの問題ではないようですね。
保護者もしつけを怠っていたり、協力的ではなかったり、家できちんと叱るべきことを叱っていないから,中学校に来て急に怒られてキレてしまうのです。そして切れた子は
「自分はキレれば他の生徒から恐れられるんだ。」
と勘違いしてよけいに状況が悪くなるのです。


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1 コメント

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患者 (Unknown)
2006-08-30 22:45:03
患者の対象を教師だけにしている、精神科医師の言う事なんて、信用出来ない。三楽病院に来る教師(患者)達は、単なる医師の研究材料か!
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