減税するブログ

12歳9歳7歳の3児自然派の母。

コンパニオン時代4

2006-10-13 22:35:59 | 経験談
休み休みですが連載の4です。
働いている人は基本的には大学生が多かったのですが、
たまに25歳の人でコンパニオンを専門職としてで楽しんでいる人、
将来スナックのママをやりたいので水商売を経験希望の子
そして、お金のためにこの道を究めようとしている人。

その方は30歳位だったと思います。
見た目はものすごくきれいで、壊れそうなほどやせていました。
彼女は陰の実力者と言われていてそのコンパニオンの会社の半分を
背負っていると噂されていました。

しかもなぜか昼は保険会社で働いていると言うのです。
しかし、昼の1時位のパーティーにも出ていました。
保険会社は朝だけ顔を出せばいいそうです。
しかし、たま~に夜9時に終わる宴会にも出ていたりして
人間ではない超人的な働き方をしていました。

そのコンパニオンの会社は仕事を取ってくると
どんどん上に上がれるので、1ヶ月位の子でも指名をもらってたりして
実力主義の会社でした。

そしてその彼女の仕事のとり方を私は知ってしまったのです。
ある時、遠出で(出張費も出る。)ある温泉の宴会に行く日がありました。
しかし彼女は車できたのです。(しかもベンツ)
コンパニオンは宴会でお酒を進められるので帰りに車で運転は出来ないはずです。

彼女はお得意先の顧客がいてその方の部屋に泊まるのでしょう。
以前の宴会でもお客さんが彼女の腰に手を回して階段を上っているのを見たことがあります。

彼女は体を使って仕事を取っていたのです。
おそらく保険の契約もそのときお客さんに頼むのでしょう。
だから昼間営業をする必要がないのです。

宴会で知り合う機会はいくらでもありますからね。

ぴゃ~!

愕然としました。
裏の世界を垣間見た気がしました。

そうですよね。
女社長も仕事のために妥協しなきゃいけないこともあったんだろうか。
そして35歳の強気な部長も。
考えたくありませんでしたが。
しかし避けては通れない道なはずです。

「仕事が欲しければ俺と寝ろ!」

と言われたこともあると思います。
これは噂でも何でもありません。
私のただの推測です。
でもたぶん合ってると思う。

いろいろな人が世の中にはいて、全てを知ることは出来ないけど
私の知らない世界はまだまだあることを知りました。

みなさんはどんな世界に生きていますか?
(なんか世にも奇妙な物語風になっちゃった。)

コンパニオン時代パート3

2006-10-08 13:15:42 | 経験談
今回はお座敷でコンパニオン飲んでいるお客さんにお酒を配ったり
お話をしたりしてその場を盛り上げる役です。

お触りは現金じゃなくて厳禁なので水商売とはかなり違いますが
似てるって言えば似てます。

だいたい一人につく人数は5人ほどで、
30人のお客さんならコンパニオン5人位
50人のお客さんならコンパニオン10人位の割合です。

コンパニオンは出来るだけたくさんの親父さんとお話しなければなりません。
(もちろん若い人もいますが)

支度の時間はドレスではなくフライトアテンダントのような格好なので
いつもより遅めです。
着替えて、頭を固めてシニヨンをつけて化粧をして、お互いきれいに出来てるかチェックをしたらお座席での禁止事項をおさらいします。

チーフを前にみんな正座して

チーフ:「はいっ!じゃあ、お座席でしてはいけないことを一人一個ずつ言ってって。」

コンパニオン:「ひざ歩きをしちゃいけない」

「畳のすそを踏んじゃいけない」

「旅館、もしくは飲み屋のお姉さん(働いているおばさん)に挨拶をする」

「乾杯の時は三つ指でお辞儀をする」

「わからないことがあっても絶対お姉さんには聞いちゃいけない。」

「1対1でお話しするんじゃなくてなるべく1対3でお話をする。」

チーフ:「そうだね、1人の人に15分も30分もいちゃ駄目。出来るなら1対
3,1対5でお話をしてなるべくたくさんの人とおしゃべりをしなきゃ駄目だったよね。」

チーフ:「もしさぁ、みんながお客さんで、高いお金払ってるのにコンパニオンと話が出来なかったらどう思う?」

コンパニオンの一人:「損したと思います。」

チーフ:「そうだよね。だから私達は出来るだけたくさんの人とお話をしなきゃいけないの。回転を早くして5分しゃべったらもう他の人のところにいってください。(実際無理だけど。)
じゃあお話を盛り上げるための魔法のキーワード3つなんだった?はい○○さん。」

コンパニオン:「ええ~!(大げさに)ほんとですかぁ?」
コンパニオン:「すごーい(オーバーリアクション気味に)」
コンパニオン:「ありがとうございます~勉強になりましたぁ~。」

チーフ:「そうだね。とりあえずオーバーリアクションで。何の話かわからなくてもね。(むちゃくちゃだし。)
じゃあもう時間だからお客様を出迎える準備をして。」

という感じで宴会が始まります。

たまに和気藹藹とした感じの団体さんの時はお小遣いをくれる時があります。
しかしもらったお小遣い本当は事務所に届けなければなりません。

しかしチーフが内緒だよ、といって1,000円くれた時がありました。
チーフは一体いくらもらったんだか…。

とまぁこんな具合です。
正直水商売に足を一歩踏み入れたような仕事をさせられていたにもかかわらず
一回の宴会で5500円でした。_| ̄|○

しかし実力も伴えば1ヶ月で100円ずつアップするという仕組みなので
やる気のある子には向いていたかもしれません。

若干20歳位でチーフにもなれるし。

次回はそこでであったすごい人を紹介したいと思います。