今日も地球を歩いてます

前と後ろにバックパック担いでました。そんな頃も今は昔。今は日本で定住!専業主婦!笑

イランへと刻んでいこう

2012年12月02日 | コーカサス以東イラン編12年11~12月

                       
ナゴルノ・カラバフの
ステパナケルトStepanakertから
目指すはイラン

ま、アルメニアの首都のエレバンYerevanから
ダイレクトの快適バスが
テヘランTehranまで出てるんだけども
お値段22,000ドラム
高いって
もちろんワタシは刻んでいく戦法
(しかもナゴルノ・カラバフ経由)

まずは
ステパナケルトからバス

バスターミナルから
7時半、8時半、10時とバスがあるらしい
ゴリスGorisまで

8時半のんを目指してバスターミナルへ行くと
「エレバン行きのことだね」

エレバン行きのこのバスを示される
2000ドラム
(なぜか昨日聞いたときは
 別のドライバーに2500って言われてたけど
 よかったー)

途中
ナゴルノ・カラバフの
あのチェックポイントに寄る

ここで
滞在許可証を回収される
入国時と同様
「Good Luck」
という言葉を送られる

なんだかなぁ
逆に縁起が悪いって思っちゃうよ
「よい旅を」の方がいいんだけども
                                      
                                             道中のなんとものどかな光景!

ステパナケルトから合計約2時間半で
ゴリスのあのガソリンスタンドのところ

トイレに行ったら(50ドラム)
昨日と同じおばあちゃんがトイレ番してた
ハロー、アゲイン

さて
ゴリスの町へ入るか
               
マルシュはないのか
「600ドラムでどうだ!」
って言ってきたタクシーのおっちゃんがいたけど
とりあえず下り坂なんで
町へと進み始める

道をひたすら直進して
30分くらいで
この教会のところ

  

中ではミサをしてた
日曜11時だもんね
迷彩服の軍人の青年も入っていったのが印象的

             

この教会のすぐ手前の道で
右手に折れて
さらにまっすぐ進むと
この交差点
                

ここに
次の目的地の
カパンKapan行きのミニバスが待機してる

ちょうど30分後の
12時発が停まってたので
それに乗る

カパンまで65キロらしい
1500ドラム
で            
2時間後に
カパンの小さな町のこのポイントに着いて
次のメグリMeghri行きのバスに

チケット売り場がぽつんとあった
1500ドラムだって
またしても
30分後の2時半発があった

余った時間で
近くの店で
アルメニアドラムの小銭を使い切ることに
パン(120ドラム)に
非常食用の缶詰(240ドラム)とか
バナナ1本120ドラムちょい(グラム単位)

2時半に出発したバスは
山を越える
           


目線と同じ高さのところに

雪をかぶった山が見える
天気もいいし
めっちゃ絶景

進行方向右側の方が
いい眺めが多い


4時に
メグリ到着
             

ここから国境のアガラックAgarakまでも
それなりの距離がある
                    

今まで乗ってきたバスのドライバーが

「1000ドラムで国境まで行くぞ」
と営業をかけてくるも
とりあえずヒッチを試すか

バスを降りて
坂を下って
そこらへんの地元の人に
「アガラック?イラン?イミグレーション?」
と方向を聞きつつ
川を渡って
アガラック方面へと伸びる道へ
              
                       
          柿だ!
                                          
ここでヒッチを試みると
兄ちゃん2人のバンが停まってくれた

この2人、
正直ハズレで
アルメニア語だかロシア語で
下ネタを言ってきたけども
わからんふりして
適当にかわす

アガラックとの道の分かれ道
ここから1キロで国境のところ

でも
わざわざ国境前まで送ってくれた
ありがとう
いいやつじゃん
途中本気で車を降りるべきかと思ったけどもね

5時
そろそろ暗くなりかけてきた
やべ
            
アルメニアの出国

って
通過する人が少ないのか
スタッフものんびりモード
誰かに呼ばれて奥から出てくるくらい

アルメニアの出国手続き直前に
地下フロアにトイレあり(無料)

アルメニアの建物を出て
いよいよ次はイラン
                 
そうだ、スカーフしないと

ここで
さっきイミグレのところで少ししゃべった兄ちゃん2人が
車でワタシを追い抜きさまに
「一緒に乗ってきなよ」

わーい
この人(2人と運転手)たち、
身なりもいいし(足は便所サンダルだけど笑)
これからイランへ戻る旅行者の兄弟

車の検査らしく
すぐチェックで停車


イラン入国の建物へ

先にスムーズに入国チェックを終える3人
最後に並んでたワタシ

パスポートチェック後
隣のブースへ

おっちゃんの担当官が
いくつかの質問

父親の名前と
独身か既婚か、と
パスポートについていくつか

ドイツのワーホリビザが貼ってあって
ドイツ語のもので
読めなかったからか
「これはどこのビザだ?」
とか
アメリカの通過ビザもあって
それについて質問されたり

この通過ビザ
去年ロス経由でメキシコに
片道航空券で入国するときに必要だったので
取ってたもの
それを説明すると
「メキシコのビザはどこだ?」

「日本人はいらんねん」と答えて終了

もう早くしてよー
3人の姿、見えなくなったやん

ここで終了かと思ったら
ポリスなのか、制服着た兄ちゃんにワタシを託す


奥の部屋で指紋

兄ちゃん、
パソコンに弱いらしく
指紋採取の画面になるまでも時間がかかる

指紋採取っていっても
デジタルのもので
別にインクを指につけるわけじゃなく
画面の上に各指を当てて

まずは全部の指を一本ずつ
そして
親指を除く4本の指を右手と左手それぞれ
(じゃあなんで一本ずつまず採取するの?
 って思ったけども)

ってか
機械のせいか兄ちゃんの操作ミスか
最後に印刷した用紙の左手4本分のところ
白紙だったけども

そのまま次のプロセス、
荷物チェックへと通される
あ、いいんや 空白があっても

あーあ、
あまりに時間がかかったから
さっきの3人、もういなくなってるし

せっかく途中までのタブリーズまで
乗せてくれるって言ってくれてたのに

ここからは
タクシーしか交通手段はないとのこと

でも
イミグレエリアを出てすぐ
高速が走ってる
車の交通量もそれなりにある

なので
ヒッチ
               
すぐに
夫・妻・妻の母
という家族が
ワタシを拾ってくれる

すぐ一つ目の町、Siyah Rudまで戻るところだって
(20キロちょい)

道すがら
すぐ右に川と山があって
さらに向こうは
アゼルバイジャン(の飛び地)だって

この一家もアゼリーの人とのこと
                  
                 
その後
Siyah Rudの町のロータリーで降ろしてもらう

「ここからジョルファーまで
 タクシーで1ドルくらいだよ」
って
アドバイスをもらう

まずは
ジョルファーJolfar方向への道に立ってみる

ここでも
タクシーが寄ってくる
「ジョルファーか?」

              
でも
すぐに兄ちゃん2人の車が拾ってくれた

ジョルファーまで35キロだって

この2人
顔から見ると怪しくはなさそうなんだけども
ワタシを見つつこそこそと何か話してる
何か企んでるのか?
って
怪しんでみたけども
どうやら
「英語でどう言うの?」
って相談してるだけだった

後の会話の中で
「This car」っていう単語をワタシが言ったら
すぐに誰か友達に電話して
「なぁ、This Carってどういう意味?」
って感じで聞いてたり
なんだか、
かわいいなぁ


ジョルファーで
テヘランTehranへの夜行バスを捕まえようと思ってたけど
2人が言うには
「この町からテヘランへのバスはないよ
 隣のMarandっていう町からなら出てる
 俺らもその町へ行くところなんだ 行く?」
って

なので
さらに60キロ進むことに

ここでまだ6時すぎだったけど
(あ、イラン入国時に時計を30分戻しましょう
 アルメニアと時差あり)
さらに進むと決まってすぐ
商店の前で停車、
助手席のオーミットに
いくらかのお金を渡す運転手のアボルファズ

オーミット、店から戻ってきて
チョコバー2本と缶ジュースをワタシにくれた

「おれらはさっきごはんを食べたから」

そういやワタシを拾ってくれた瞬間、
アボルファズなんて
口の中いっぱいに食べ物入れて
もぐもぐしてたもんね笑
                  
約1時間後
Marandのバスターミナル到着

「ちょっと待ってて」

ワタシを置いて
バスターミナルのチケット売り場へ進んでいく二人

あれ、どういうこと?
荷物を全部担いで2人を追いかけてみると
もうチケットがカウンターに置かれてた

なんと
アボルファズがお金を払ってくれるところだった
しかも
所持金が足りないからこれから家へ取りに帰る、と

えー、でもテヘランまでだよ?
それなりの金額だよ?

払うよー
って言ったけど
「だめだめ、払わなくていい」

イラン人のホスピタリティーを
早速体験してしまう

しかも
ワタシは女子なので
バスのチケットを買う場合であっても
直接男性スタッフと会話しない方がいいらしい

だからこそ、
2人が先に買いに行ってくれた
(この場合は前提として
 すでに友達になってる2人の存在があったから
 だろうけど)

本当にありがとう
しかも
ここまでの道の途中
車内でかけてるイランの曲がいい感じで
それをほめたら
「これ、あげるよ」

その曲が入ってるカセットをくれた

  
                                 イランのペルシャ数字!
ほんと
なんて優しいんだろう

とりあえず
カセットを聞く機械が身近にないので
帰国後に聞くことにしよう

約1時間後の
8時半出発のバス
(どうやらVIPバス お値段145,000リアル)

その時間まで
待合室で待とうと思ってたら
車の中で待たせてくれた
(多分待合室にはおっちゃんばっかがいたから
 気を遣ってくれたんだと思う)

その間に
筆談とか限られた英単語で会話

英語のできる友人のミルザイーを呼んで
ラストには4人で会話

バスに乗り込むのも見送ってくれ
しかも発車まですぐ外でいてくれた

せめてメアドでも交換しようかと思って
ワタシのメールアドレスを渡したら
「まだアカウントを持ってないんだ
 今後作ったらメールするよ」

それでもすごくうれしそうにしてくれた
「もしまたここに来ることがあったら連絡して」

それぞれ3人の番号ももらう

すんごい優しすぎるよ
ほんとうにありがとう

そして
女子は女子の隣の席にしかならないイランのバス
今回のワタシの席は運転手の真後ろ、
おばちゃんの隣

このおばちゃんも
ワタシを見てすぐ優しい微笑み

「人がいいよ!」と評判高いイランだなぁと
早速実感

ワタシと横のおばちゃん
(と、どうやら後方に座ってた女性客)に
「チャイ飲む?」と
わざわざチャイを注いでくれた乗務員たち
(ドライバーにスナックとかを配る世話係に
 他誰かよくわからんおっちゃんたち)

8時半に出て
途中何回かトイレ休憩
                  
おばちゃん、
「WCに行く?」
とワタシの面倒を見てくれた
(この国では「トアレッテ」でなく「WC」が通じやすいみたい)
                   
そうして
テヘランには
西バスターミナルに朝5時半到着

早すぎ
まだ真っ暗
そしてタクシーの客引きが多すぎ
(ちょっと供給過多な気がするよ)

ここ、ターミナルだよね?
って確認したくて
思わず
「テルミナル?ダ?」

これまでのロシア語で聞いてみたら
「おお、ロシア語話せるのか??」

ロシア語が返ってきた
こんなところにロシア語ができるタクのおっちゃんがいるとは

とりあえず
明るくなるまで
バスターミナルの建物の中の待合室で

いよいよイランです
                 
                 バスターミナルの南隣に市バスのターミナル



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