長所をみるべきか、短所をみるべきか

校長の中には、自校を他校と比較して、「あんな教員がいてくれたら」と言う人がいます。

授業のたいへん上手な人がいます。

教職員をとりまとめるのに長けた人がいます。

部活指導で地区大会優勝するまで、指導できる人がいます。

校務をテキパキとこなす人がいます。

「うちの学校はすぐれた人材がたりない」・・・・。

そんなとき、わたしは思うのですが、組織を率いる人は、つとめてスタッフの短所よりも長所を見ていくようにするものだと。

校長によっては、部下の教職員の長所をみる人と短所に目を向ける人がいます。

経験則でいうと、私は長所をみる校長のほうが短所をみる校長の方がうまくいくように思います。

ただし、それは程度の問題で、長所ばかりみて、短所に目を向けないのには無理があります。

したがって、「こういう短所はある教職員だが、こういう長所があるので・・・」というように、基本的には長所にウエイトを置いてみることが組織をまわす秘訣です。

「教育は人なり」です。