
本来的に人間は弱いものです。
毎朝ジョギングをすると決めたのに3日間しか続かない。間食をしないことにしたのに、すぐ食べてしまう。なかなか長続きしません。
中学生なら、宿題の提出ギリギリにならないと、とりかからない。
このようなことは多いと思います。
「人間とは本来弱いものだ。だが、信念とか使命感で行動するときは、なぜか果てしなく強くなる。」 (中内功)
感染症が広がり、社会や経済が行き詰まり、閉塞感が漂う今の時代にあって、この言葉は鮮やかに色づきだします。
ダイエーを率いて、「価格を決める権利をメーカーから消費者に取り戻す」という強い信念をもち、ときとしてメーカーとの対立も辞さずに、消費者本位の流通システムを確立しました。
でも、晩年は凋落して、経営者の座を追われて、さみしくこの世を去りました。
信念の強さで成功を実現し、また人間の弱さも自らの身をもって体現したのです。
この両方があるからこそ、信念による強さはコントラストで、より引き立つのです。
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