箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

しあわせはどこにある?

2021年01月30日 08時26分00秒 | 教育・子育てあれこれ
先日のTV番組で、世界各国の年末年始の過ごしかたを特集して紹介していました。

シンガポールでは、縁起をかつぎ、テーブルに置いた大皿に盛ったサラダを、家族全員がフォークですくい高くもちあげます。

サラダは大皿からこぼれ、テーブルの上はサラダまみれになります。

それを後で食べるのですが、家族たちは実に楽しそうでした。

また、スペインでは大みそかに赤い下着を身につけ、新調することが若い人たちの中で多いそうです。

こうすると恋愛運が上がるとか。テレビに映し出された人は、ズボンからはみ出した赤いトランクスを「チョイ見せ」して、楽しそうでした。

それらの人たちは、ほんとうに幸せそうでした。

そこで、感じたことがありました。

それは、幸せとは、「なにを幸せだと思うか」を見つめることだということです。

日本人からみたら、「食べ物をいっぱいこぼしてはしたない!」とか「真っ赤な下着を見せて楽しいの?」というように、まわりの人がどう思うか、どう感じるかを気にするでしょう。

日本では、まわりの人へどう映るかを気にしすぎるのではないでしょうか。

そして思うのです。

多くの人がスマホをもち、SNSに投稿します。

そこでは、まわりの人びとの評価を気にします。

「いいね」を何人が押すとかフォロワーの数が何人になったかが気になります。

でも、「自分はいったい、幸せとは何だと思うか」をじっくり見つめ、考えることのほうが大切だと思うのです。


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