自然の中に浸る

おもに2000年以降、インターネットをはじめとする情報技術が飛躍的に進化して、私たち個人と世界を近づけました。

ネット空間に入ると、知りたいことは何でも調べて知ることができます。

情報ツールを使うと、個人でできることも大幅に増えました。

しかし、実際にはできないことも多いのですが、「できる」と思いこんでいます。

こういう万能感が膨れ上がっているのが、今という時代です。

万能感とともに欲望が膨れ上がります。

しかし、私たちは現実とのギャップに気づき挫折を感じますす。

社会では、経済格差や教育格差が広がっています。人が孤立し、排除されやすい状況に陥っています。

虐待、いじめ、ひきこもり、薬物依存、うつなどにはまり込む人が多くいます。

私たちが抱くストレスは、その多くが人間関係からくるものです。

腹立たしさ、怒り、憎悪、ねたみ、うらみ、ひがみ・・・といった負の感情が私たちにのしかかり、苦しめます。

私たちは膨れ上がった欲望に圧迫されているのです。

そんなときは、自然の中に浸るのがいいようです。

木の枝がそよそよと風を受け、木漏れ日が揺れながら降り注ぐ瞬間。

春の風が頬を打つとき、心地よさを感じることにしあわせを感じることができます。