わたしは、個人的には、「絆」という言葉より、「つながり」という言葉の方が好きです。
「絆」は、昔は「ほだし」と呼ばれ、もとは牛や馬が逃げないようにつなぎとめておく縄をさしました。
ですから必然的に「絆」には、人を縛りつけるという意味があります。
今の時代、キツすぎる人間関係は苦手という人が多いと思います。
先日、テレビ番組が、田舎暮らしを始めた人に、近所の人が突然家に入ってきて、収穫した食べ物を差し出してくれたのに驚いたいう話題を提供していました。
「それは、ちよっと・・・」と言う人もい、りのではないでしょうか。
だからわたしは、中学生たちに絆という言葉のかわりに、つながりという言葉で話をします。
それぞれが自立しながらも、必要なときに関係しあう。
地域でなら、いつもいっしょではないけれど、この活動をするときはあの人もいっしょで、助けあう。
それを「ゆるやかな人間関係」となづけ、「つながり」を学校で生み出そうとしてきました。
つながりといえば、みなさんは何を思いますか。
ある人は、家族を思うでしょう。たとえ離れて暮らしていても、家族の間には特別なつながりを感じる人は、今の時代でも多いでしょう。
かつて、悩み多い自分を導いてくれた恩師につながりを見つける人もいるかもしれません。
また、ある人はSNSで人とのつながりをつかむ人もいるでしょう。
何しろ、今はマッチングアプリで男女が知り合い、つきあう時代です。
いずれにしてもつながりは、私たちが生きていく上で、心の支えになるものだと思います。
つながりを大切にしたいと思います。
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