共存する生活から

犬や猫をペットとして家族の一員のように慈しむ家庭も多いです。

それでも、もう一つの事実があります。

犬や猫がかなりの数、年間で数万匹が殺処分されています。

つまり、一方で犬や猫を愛玩し、その生命を慈しみながら、他方では殺処分を行っているのが人間なのです。

市場原理により、商品としての価値がなく廃棄処分されたりする犬や猫の大量死は、人類が大勢の人間を殺戮しはじめた1914年の第一次世界大戦までは想像もできなかったことではないかと思います。

21世紀はSDGｓ（持続可能な開発目標）で言われるように、人間中心の価値観に疑問を呈し、人間が地球に生きるすべての生命と共存する循環体制の中に組み入れられる時代であると言えます。

まずは、犬と猫と共存する生活へ転換するのです。

犬や猫の殺処分を結果として認めている日本社会で、SDGｓの推奨する地球にやさしいライフスタイルなど実現しようもないのです。