箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

自然の流れにまかせる

2019年12月25日 08時05分00秒 | 教育・子育てあれこれ






私の娘の子はいま2歳半になりますが、少し前まで人見知りが強くあらわれました。

お母さんとお父さん以外の人を見ると、「わー」と泣き出し、久しぶりに会ったので抱っこしようものなら、大声で泣きわめきました、

こちらにすれば、仕方ないと思いました、

それと同時に、こうも思いました。

少し前までは、知らない人にも、微笑んでいたのに。

でも、思い直しました。
人見知りとは、人を見て正しく判断し始めるようになったのだと。

つまり、母と父を絶対的に安心感のある人として認識して、心を向けることができるようになったのだと思ったのです。

ゆえに、人見知りとは成長の証だと、私は考えます。


その後、大きくなって思春期には、親やおとなに反抗する時期が現れるのがふつうです。

親しかった人に心を閉じることも特徴です。

でも、これも成長の一過程です。

親からの自立を求め、独り立ちしようとしている時期です。

親に依存しなければ生きていけない子どもから、親を越えようとしているのが思春期の成長です。

この時期の子育てのキーワードは「見守ること」です。

おとなに見守られ、自然と子どもは成長していくのではないでしょうか。

だから、自然の成長の流れにのって、その時期に応じて、子育てをしかたを変えていけばいいのです。

子どもの可能性を信じて、その可能性を伸ばす環境づくりが必要になってきます。

「早くするのよ」。このように急かさない。

本人にとって大きすぎる理想もいりません。

自然に子どもが育つ流れにおとなが合わせるのが、中学生の子育てだと考えます。







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