日本列島は、いつどこで巨大地震が起こっても不思議ではありません。
今回の宮崎地震を契機に南海トラフ地震の危険性が増したので、備えを求める「臨時情報」が終了しました。
その間、飲料水、食料などを買ったり、旅行の宿泊をキャンセルする動きが相次ぎました。
幸いにも、南海トラフの大地震の発生は先送りになりました
しかし、今回の臨時情報を「空振り」だったととらえるのではなく、備蓄の確認や避難誘導方法の点検などを進める契機になったととらえるべきです。
南海トラフ地震は今後20年以内に70〜80%の高い確率で起きることが想定されています。
最大震度7の揺れと10mを超える超大津波が予想される状況にか変わりはありません。
臨時情報の呼びかけ期間は終了したが、発生のリスクが高い状況にあることに変わりはありません。
それが実際に起きたとき、被害が最小限にとどまるよう、防災対策に不備はないか、いざというときに機能するのか、点検を重ねていくことが欠かせません。