箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

自分を開く

2017年05月05日 18時24分27秒 | 教育・子育てあれこれ

つんくさんは、東大阪市の出身で、近畿大学の卒業生です。

彼は東大阪市の歌もつくりました。

そして、かつてモーニング娘をプロデュースしました。

彼は、オーディションのとき面接で、「おでこ出して」と言うそうです。

言われてすぐできるか、できないか。それがひとつの選考基準になると言っています。

平気におでこを出せたりする子は、言われたことを素直にできる。どんどん成長する伸びしろを感じることができるのだそうです。

なるほどと感じます。



わたしが、中学生と接していて思うこと。

それは、自分を開くことができる、自分をさらけ出すことができる子は、自分に対する自信を持っている子です。

自分を隠さないから、まわりからの信頼を得やすいという側面もあります

開けっぴろげな人は、考えていることがすぐにわかります。安心感を与えます。


何か求むる心 海に放つ(尾崎放哉)

彼は種田山頭火と並ぶ自由律俳句の俳人です。心の中の思いをストレートに表した俳句がこれです。

複雑で難しいことか多い、このご時世。まっすぐに生きれたら、きっと楽だということを、この句から思います。

もちろん、みんながそうあるべきだと言うつもりはありません。自己開示が苦手な子も学校にはいます。

そんないろいろな子がいて、自分のことをわかってくれる仲間がいる。

だからこそ、クラスや学年が楽しいのではないかと思います。