箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

子どもをほめるとき3

2016年03月06日 10時38分44秒 | 教育・子育てあれこれ

今回は、子どもをほめるときのタイミングの3つ目である
あきらめそうになっているとき
について、述べます。

そのほめことばは、「こんなにたいへんなのに、がんばっていてすごい」という意味の声かけに集約されます。

ものごとを持続するには、忍耐がいります。たとえば、受験勉強です。長丁場になるので、途中でモチベーションが下がることもあります。勉強を
続けているとイヤになり、投げだしたくなることがあります。

このようなとき、「どうしたん?」と声かけすると、「もうイヤになった。疲れた」という返事が返ってきました。

このときの応対は、
順接:「イヤになるくらいがんばっているんや」か
逆説:「(疲れているのに、)なぜこれほどまでがんばれるの」
です。

どちらも、いままでの努力やがんばりを認め、相手をねぎらう声かけです。

こう声かけをされると、子どもはいままでの努力を認めてくれていると感じます。これにより、イヤになっている気持ちや疲労感が軽くなります。

「そうやねん。今日はもう3時間やったし。もうちょっとやるかな」とモチベーションが上がります。