今回は、子どもをほめるときのタイミングの3つ目である
③あきらめそうになっているとき
について、述べます。
そのほめことばは、「こんなにたいへんなのに、がんばっていてすごい」という意味の声かけに集約されます。
ものごとを持続するには、忍耐がいります。たとえば、受験勉強です。長丁場になるので、途中でモチベーションが下がることもあります。勉強を
続けているとイヤになり、投げだしたくなることがあります。
このようなとき、「どうしたん?」と声かけすると、「もうイヤになった。疲れた」という返事が返ってきました。
このときの応対は、
順接:「イヤになるくらいがんばっているんや」か
逆説:「(疲れているのに、)なぜこれほどまでがんばれるの」
です。
どちらも、いままでの努力やがんばりを認め、相手をねぎらう声かけです。
こう声かけをされると、子どもはいままでの努力を認めてくれていると感じます。これにより、イヤになっている気持ちや疲労感が軽くなります。
「そうやねん。今日はもう3時間やったし。もうちょっとやるかな」とモチベーションが上がります。