箕面市教育委員会は、よく子育てのキャッチフレーズに「認めて、ほめて、励まそう」を使っています。
ただし、「ほめること」に関していえば、以前のブログにも書きましたか、思春期の子どもをほめるのは、けっこう難しいものです。
思春期の子どもに対しては、親がほめることに意味が見つからない場合が、いや逆効果になっている場合さえあるようです。
子どもが大したがんばりとは思っていないときに、親がほめているときは、ほめる意味がないどころか、「わかってないな」と親子関係に悪影響を与えます。
中学生のわが子に、「まあ、今日はもう勉強を始めるの。偉いね~」と言うと、子どもの反応は冷めていて、「あぁ・・・」というそっけない返事が返ってきました。
子どもにしてみれば、宿題あるし、勉強するのが当然やん、と思っているかもしれません。
子どもは、ほめられたら嬉しくなり、ヤル気を出すというほど単純なものではありません。こどもがほめてほしい時期・タイミング、またほめられて嬉しいと感じる時期・タイミングで、ほめなければなりません。
その時期とタイミングは、子どものことをよくみているとわかるのですが、だいたい次の4つでしょう。
①新しいものごとを始めたとき
②がんばって取り組んでいる途中
③あきらめそうになっているとき
④ものごとを達成したとき
です。
まず①について
何か新しいことを始めるには、勇気や思いっきりがいります。その勇気をほめるのです。それも、軽くさらりとほめるのです。
「おお、勉強を始めたんやね」と一声かけるだけです。やって当たり前と思っている子どももいるので 、おおげさにほめると、バカにされていると思いがちだからです。
そんな反発をまねかないためにも、軽くさらりと済ませます。
②以降は、次回に述べます。