某支店まで自転車を走らせて、
「矩形の空」を注文した後で帰宅すると、
実物が届いていました。
酒井佑子の名前で出す初めての歌集です。
一気に目を通したけれど、
果たして、短歌というものはそういう読み方をしていいものかどうか。
(卒論を斉藤茂吉で書いたくせに、何も知らない私)
末ちゃん、Yちゃん、タバサちゃん、Kさん。
皆が歌に詠まれている。
私は特に、タバサちゃんの歌が気に入った。
1冊目の「地上」、
2冊目の「流連」とくらべて、
歳を経るごとに屈折し、難解になっていく彼女の歌。
反比例で、私が長屋のおばさんになっていくから、
よけい、そう感じるだけなのかもしれない。
死ぬまで私は、あの人を理解できないのかと思うと、
とても悲しいよ。
・・・なんていう、陳腐な言葉でしか自分の気持ちを表現できないしね。
あえて彼女と三人称で呼ぶが、
彼女は、私にとって蜃気楼のようなものかもしれない。
追っても、追っても、実体が掴めず逃げて行く。
あの人は、母親になってはいけない人間だったんじゃないのかな。
私は私で、俗物の幸福を楽しもう。
光枝さんに、もう1ヶ月もお会いしていない。
早く会いたいわ。
歌集を読んだ後、キドコロ寝。
娘が帰って来ても、夫が帰ってきても、息子が帰って来ても、
ちゃんと目が覚めなかった。
何か会話しようと努力していたのだが、
呂律がまわらず、
「母ちゃん、酔ってんの?」と息子に聞かれた。
なぜ、こうも眠いのか。
すべての仕事がやりやすい。
「矩形の空」が、どう検索しても出てこないので、
とりあえず砂子屋書房に電話して聞いてみたら、
在庫あり、出庫可能だというので、
(『1冊あげるわよ』と言われてはいたが)
ご祝儀代わりに、客注に出す。
明後日、取次に搬入予定。
久々にネーチャンと2人でバックルームで休憩。
もう嫌だよ、初夏~秋にかけてのベローチェは。
凍えるよ。
とは言え、仕事の後はやはりベローチェで読書。
私の過去の恥を、ネーチャンが読みたいと言う。
17歳と21歳の私が、それぞれ未来の自分に宛てた手紙。
見せたら、息を殺してくっくっくっくっと笑い続ける。
17歳の手紙の方が恥ずかしいんだけど、
ネーチャンは、
21歳の手紙の方が、くどくてしつこくて、おもしろいそうだ。
いろいろとストレスの多いネーチャンに、
お楽しみいただけて何より。