ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

7月6日(金) 「恋におちたシェイクスピア」

2018-07-16 22:11:16 | 劇団四季
午後休とって、浜松町へ。

劇団四季の新作ストレートプレイ「恋におちたシェイクスピア」を観に行った。
お昼ご飯を食べる時間がなかったが、さいわいコンサータのおかげで、過食が治まっている。
(食欲がないとまではいかない)





マチネで、ストレートプレイ。
間違いなくマチネの呪いにかかるパターンだったが・・・・・
コンサータ様様。

映画の「恋におちたシェイクスピア」を見ていなかったのだが、実によくできている。
シェイクスピア作品を芯にして、芝居好きな人たちが舞台を作り上げていく様子に、シェイクスピアの恋がからむ。

阿久津さんと田邉さんが、しみじみうまい。
両巨頭という貫禄だ。
片や火のような、片や水のような。
お二人ともスカイの頃より、歳を重ねた今の方がずっと素敵。

女性は舞台に立てないという時代で、芝居好きなヴァイオラは男装してオーディションに潜り込む。

ロミオとジュリエットが完成する前に、その種になっただろう会話が散りばめられる。

ジュリエット役をやることになっていた男優、菱山さん、凄かった。
1幕までは完全に女優だと思っていた。

観ている時はあれこれ感じていたのに、なぜ感想が書けないんだろう。
(観てすぐに書かないからだよ)

すごく印象的でよかったのは、代役で急遽ジュリエットに立ったヴァイオラの舞台を裏で見ている仲間たちの眼。

ドタバタしながら、舞台を作り上げて、劇中劇として上演する。
おもしろいパターンだ。

ヴァイオラの婚約者、飯村さんはとてもとても気持ち悪くて、ヴァイオラが抱いているであろう嫌悪感がリアルだった。

読み終えたばかりの中山可穂の「ゼロアワー」の、殺し屋集団のボス、キング・リアがシェイクスピアオタクという設定だった。



プロの殺し屋たちのコードネームは、全員がシェイクスピア作品の登場人物の名前から選ぶというルールだった。

そのへんも思い出しつつ、なんだか最近はシェイクスピアが私の周りをふわふわしているなぁと思った。





シェイクスピア、読みたくなった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月29日(金) 「ノートルダムの鐘」

2018-07-10 19:29:23 | 劇団四季
夫と「ノートルダムの鐘」を観に行く。





初の泰淳カジ、デカい。
何もかもデカい。

印象的だったのが、ガーゴイルたちと会話する時に、不自由さがないこと。
これはカジモドの世界での会話だからなんだな。

鐘を鳴らす時に、えらく高く跳んでいた。

最後にフロローを投げ下ろす時に、超人ハルクのように、めきめきと身体がデカくなったのには驚いた。
こういう怒りの表現なんだ。
このシーン、どうやらカジモドは、歪んだ背中の骨を自分自身で砕きながらまっすぐ立ってフロローを見下ろすらしい。
凄味がある。

「僕はとても強いんです」が生きる。

ところどころ光るカジモド、今後に期待したい。

個人的には達郎カジモドがなんといっても大好きです。

「サンクチュアリ! 聖域だ!」が一番心に響く。

手の指の動かし方がキュートだし。
ぜひまた観たい。

できれば横浜じゃなくて、浜松町の新劇場で観たいな。
KAATって、劇場内の動線が悪くて好きじゃない。

初の川口フロロー。
(川口雄二さんのお兄さんだってこと全然知りませんでした)
ベテランだし、とてもうまい。
多くの四季友達は「フロローの狂気」が一番出ていると言う。

でも.これも個人的な好みだが、私は芝さんの気持ち悪さが大好き。
あんなエロ気持ち悪いフロロー、他にいない。
(褒めています)

光枝さんの特別講習でご一緒していたおっくーがアンサンブル。
(前と同じ枠です)

彼は元々歌の方なのに、バリバリダンスも踊るし、コミカルな芝居もこなす。
初めて会った時から10年以上たっているが、すごくいい大人の俳優になられた。
ご本人のめざしている光枝さんのように、きっとなれると思う。

ノートルダムの音楽はやはり、圧倒されます。
聴いていて心地よい。

暑い暑い日だったが、楽しい1日だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月27日(水) 「アラジン」

2018-07-09 18:54:29 | 劇団四季
娘と一緒に「アラジン」。

私、ついていた。



2週間前に道口スカーを満喫したばかりなのに、今日は道口ジーニー!
ついてるったらありゃしない。

キャラ的にジーニーに近いわけではないのだが、なにしろうまい。
やっぱりうまい。

タッキーはジーニーそのものだし、期待以上に素晴らしかった。
開幕からの数ヶ月を、たったひとりでジーニーを背負って突っ走ったのは称賛に値する。
一夜にしてスターになったのも当然だし、ものすごく魅力的だと思う。

でもロングランが続き、道口さんの総合力、底力がめきめき光ってきたように思う。

そしてMW優で一緒だった◯◯くんが、とてもいい役でデビュー。
私は、右脚の手術後に、何回かご一緒している。
娘は一緒にレッスンしたことはないそうだ。

本当におめでとう!

ああ、もっと早く感想を書いておくべきだった。
12日も経っちゃったら、すべてがもやの中だよ。

アラジンが初めて観る小林唯アラジン。
歌のうまいアラジンだった。
そして、大人のアラジン。
よかったと思う。

三井ジャスミンも初めて。
お姫様らしくないジャスミンだった。
やんちゃとか、そういう意味じゃなくて、どことなく庶民的。

とにかく道口さんは、理想の相棒でも、とても楽にこなしていて(手抜きというわけではなく)、自然に呼吸していて、観ている方も楽。

アラジンは本当に楽しいね。
特に今日はもう、完璧に楽しかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする