5月31日(土) 「Monsterz」

「Monsterz」を見に行った。








藤原竜也と山田孝之。

前から見たかった、この２人の共演。
実力が拮抗していて、ベクトルが違っていて、すごくいい感じ。

「デスノート」のＬも山田孝之がいいと私は思っていた。

あの当時の松ケンじゃ、藤原竜也と渡り合えないもの。

藤原竜也は、いつでもすばらしい。

目隠しをされたまま、歪んだ微笑みを漏らす唇。
口元だけで芝居している。
そこへ、もうひとつの感情が流れて来る。

自分を俯瞰で見られる俳優だと思う。

山田孝之は、あまりにも胸毛モジャモジャなのは嫌だけど、そういう所がウシジマくんなのだろう。
ナチュラルな芝居がうまい。

また見たい、この２人の共演。

木村多江は、すごくじょうずに汚く老けていた。

見たかったこの映画、無事に見られてよかった。

「ノア」もすごく見たいんだけど難しいかなぁ。

5月24日(土) 「WOOD JOB！」＆「青天の霹靂」

「WOOD JOB！」を見た。







映画久しぶり～。

おもしろかった～。
伊藤英明や、柄本明、光石研がよかった。
染谷将太は、なぜあんなに眠そうな顔なの？

ジェットコースターのようなシーンがあって、そこはすごく怖かった。

自然の中に神が宿ると感じられるような映画だった。

ほとんど間をおかずに、楽しみにしていた「青天の霹靂」を見た。







タイムスリップ物は大好きなのだが、ちょっと期待し過ぎたか。
悪くはないけど、すごくいいわけでもない。

昭和48年の描写も
「48年ってこんなに昔じゃないよ」
というほど昔風に描かれていた。
むしろあれは「三丁目の夕日」の時代だね。

パルト小石さんが、のぶきち役で出演していた。

劇団ひとりの初監督作品で、原作も劇団ひとり。

タイムスリップの王道ではあるが、現代に戻った後にもうちょっと希望が欲しかった。

見たい映画を詰め込んだ１日になった。
来週もたぶん詰め込む。

5月20日(火) 検査入院終了 一旦退院

よ～く眠れたけれど、３時半には目が覚めてしまった。
５時にはお腹がペコペコ。

本を読みながらうとうとしていたら、LEE先生(仮名)がいらした。
LEE先生の優しくおだやかな笑顔を見ると、心の底から安心する。

朝ごはんを食べて、荷物を片づけて、大きい荷物はメール室からゆうパックで送ってもらう。
メール室の存在を知っていて本当によかった。

９時には、もうすることがなくなってしまったが、会計の都合があり、10時近くなるまで待った。

１人で退院するの初めて。

慣れて来ると、家族もクールになってくる。





貯血は手術という扱いになるらしい。

会計をすませて、タクシーで帰宅。

月ちゃんと一緒に昼寝。

夕方の６時を過ぎたら、やーっとキラが近づいて来た。
今、胸の上でゴロゴロ言ってます。

とりあえず明日は１日休もう。

5月19日(月) 検査入院7日目 すべての検査終了

「アイーダ」で眠った。
慣れてくる時期なのだろうが、よく眠れた。

６時に電気が点いた後も眠くて、８時の朝食前まで寝ていた。

９時からリハビリ。

暇な時間は、読書とうたた寝。
血を抜かれてすぐ退院になるよりは、ゆっくり休めて結果的によかったかもしれない。

昼食。

また読書とうたた寝。

３時から、３階画像診断部で骨密度検査。

画像診断部の受付には、ウィングバードさん(仮名)がいる。

リハビリセンターでも、画像診断部でも、７階のハイツリーさん(仮名)によく会う。

それから入院受付で、次回入院の予約。
そこでハイフィールドくん(仮名)にバッタリ。

それから売店で、歯みがきとアイスを購入。
地下のエレベーターホールで、シュガーさん(仮名)と、皮膚科の秘書さんに会う。

いろんな人に会えて嬉しいなぁ。

シュガーさんが、病棟にちょっと会いに来てくれた。

６時に夕食。
娘が顔を出した。

同室の方たちと輪になって歓談している所へ夫が、明日の支払いのお金を持って来てくれた。

８時に夫を見送ってからお風呂。

明日は一旦、退院です。

5月18日(日) 検査入院6日目 病院へ戻る

キラを抱きしめて寝て、熟睡できた。
病院で熟睡できるようになるまでは、まだしばらくかかるね。

昨日、リハビリをがんばり過ぎたので腰が痛くて、うまく動けない。

二度寝してから、ゆっくり出かける。

紀伊國屋で本を買って、お昼を食べて。







病院、暑い。

日曜日の病棟は静か。
スタッフも患者さんも少ない。

夫は一旦、外へお茶を飲みに出かけたが、また戻って来て夕飯が終わるまでいてくれた。

つくづく、iPad miniがあってよかったと思う。

5月17日(土) 検査入院5日目 外泊初体験

「マンマ・ミーア！」を聴きながら寝たら意外に邪魔にならない。
「李香蘭」は途中で銃声が入るから寝る時には向かない。

４時起床。
５時洗顔。

お向かいのベッドで、カーテンを閉めていることが多いコットンさん(仮名)と話をした。
頸椎の手術を控えていて、検査入院だそうだ。
6月9日に本入院だとか。
同期ですね。

右隣(窓際)のビレッジさん(仮名)とも話をした。
いろいろあって、去年の６月から入院しているそうだ。
病院が木造３階建てだった時代にも入院経験がある生き字引。
たぶん母より年上。
品の良い女性。

きゅーぴーさん、クリムゾンちゃん、ワイドビューティーのような気の合うルームメートには、もう会えないのかと思っていたが、まだまだ期待が持てる。

ナース・ハーフポイントとは藤原竜也の映画の話で盛り上がったし。

すごく可愛らしいナルニア先生(仮名)とお別れするのは寂しい。

９時からリハビリ。
張り切り過ぎた。
ゴムで縛った膝を、ゴムに逆らって開く運動を100回以上やってしまった。

リハビリの間に、洗濯した。

外泊許可が下りたので、夫に迎えに来てもらい、使わなくなったものを荷造りする。

検査入院のコットンさんは退院。
はす向かい窓際のナウさん(仮名)は外泊。

６人部屋は今夜は３人だ。

夫と新宿で、造血大作戦。
レバーが食べられないので効率は悪いが。









松の実も鉄分豊富らしいので買って帰宅。

やっぱり外は重力が強い。
身体が重い。

キラは最初は見向きもせずに、ツンツンしていたが、やがてこうなった。







無邪気な月ちゃんは可愛い。

タクトと綱吉は、私には興味なし。

５日ぶりに浴槽に浸かった。
気持ちいい。

22時過ぎたら、もう眠い。

小池真理子「無花果の森」読了。

5月16日(金) 検査入院4日目 自己血貯血と荒れるキラ

よく寝た～と思っても、まだ11時半。
いっぱい寝た～と思っても、まだ0時半。

3時頃に看護師さんがベッドの柵を立てたので驚いて目が覚めてそれ以来眠れなかった。


朝の病室からの風景。
６年前にはなかった自主自学館(新教育研究棟)。






いろいろ変わる。

ついに今朝、４キロ減！

今日はいろいろ盛りだくさんだった。

９時からリハビリ。
筋トレし過ぎて脚が痛くなった。

10時から今回のメインイベント、輸血部で自己血貯血。

みるみるうちに400ccたまる。

その後、400ccの水分補給の点滴。

お久しぶりの鉄剤。






貯血のついでに、入院翌日の採血のデータをもらったが、肝機能の数値、下がってます！
下がってますよ！

まだ基準値よりは少し高いけど、4月5日の数値とくらべるとグーッと下がってる！
体重減らした甲斐があった！

貯血から帰ってお昼。

お昼を食べたら１時から、７階エコーセンターで両脚のエコー検査。
(これは前回はなかった)

ようやく一休みして、少しお昼寝した。

４時半頃に、娘が頼んだ買い物を持って来てくれた。

一緒に売店へ行き、洗剤を買った。

私は前回の経験から、てっきり土曜日には出られるものと思っていたが、まだ月曜日に骨密度検査が残っていて、退院できないのだ。

しかたなく持参の服を洗濯することにしたわけ。

娘は友達との約束の時間まで、病室で本を読んでいた。
誰かがいてくれるだけで気が楽。
娘が帰る頃に夕食になり、食べ終えて一息ついた頃に夫が来た。

夫と娘からキラの様子を聞いた。

キラは、やたらに甘ったれるかと思うと、いきなり不機嫌になって怒り出したりするそうだ。
そして昨日から私のベッドで眠るのをやめたらしい。

かわいそうなキラ。

明日はリハビリ以外、何もすることがないし、日曜日は何もできない。

外泊申請してみることにした。

5月15日(木) 検査入院3日目 術前リハビリ開始

ゆうべは、「アスペクツ・オブ・ラブ」を聴きながらよく眠れた。
これが眠る時には最適だと、６年前の経験で学んだ。
２時間おきぐらいに目は覚めたけど。

枕頭にあるライトの仕様が前とは変わっていて、点くか点かないかのチョイスしかできなくなっている。
前は徐々に暗くして行くことができたので、深夜に薄明かりにしておくこともできたのに。

ごはんを食べて一休みしたら、９時から17階のリハビリセンターへ。
今回も担当は番頭先生(仮名)です。
ちょくちょく食堂でお会いしていたから、私が２本目をやることもご承知でした。

驚いたのは、足首に巻いた左右各1.5キロの重りが重いこと。
私は3キロ以上落としてるから、以前はこれだけの重りを付けて歩いていたということになる。
痩せる決心ができて本当によかったよ。


リハビリ帰りの14階からの風景。








部屋にいらしたナルニア先生(仮名)と、少しお話した。
先生も四季がお好きなんですって。＼(^o^)／
でもラウンド中だから、私が手術しに戻って来る頃にはもういないの。
寂しい。

自己血貯血の予定だったが、今日は輸血センターがお休みだとかで明日になった。
だから、明日の退院もなくなりました。

リハビリが終わったら、あとは今日１日することなし。

あまりに退屈で、お菓子食べたくなっちゃった。

夫が買ってくれたポータブルDVDプレイヤーで「夢から醒めた夢」を見た。

保坂さんは素晴らしい。
隅から隅まで芝居している。
そしてドーン！と最後にまとめる力がある。

光枝さんも何から何まで素敵。
首のかしげ方、指先の動かし方、完璧。

貯血がなくなったので、５時からシャワーを浴びた。

髪が乾いたら夕飯。
夕飯を片づけたら夫が来る。
うまく時間配分しないと退屈時間が増えるからね。

食後２時間経過。
すでにお腹がすいてきた。

5月14日(水) 検査入院2日目 教授回診＆レントゲン

眠かったのに。
10時には寝付いていたのに。
１時間おきに目が覚めるのはなぜ？

５時半には起きて顔を洗っていた。

採血と採尿。
６年前にもいたナース・トゥモロー(仮名)が採血してくれた。
彼女は私の担当チームではなかったが、きゅーぴーさんの担当だったので覚えている。

病院の１日は長いような、短いような。
ごはんがおいしい。
かなりヘルシーなのに、ここ１ヶ月の私の食事よりはカロリーが高い。

水曜日は教授回診。

教授が回って来ると、後ろにいるLEE先生(仮名)が微笑んで「ウンウン」と頷いてアイコンタクトしてくれる。

これってアジカタ先生(仮名)もやってくれていた。
なんだろうね？
なんか知らんが、これがすごく嬉しいの。

「異国の丘」を見て、お昼を食べて、売店に行くついでに元の職場に伝票をもらいに行き、２時過ぎからレントゲン撮影。

いつもよりたくさん撮ったので時間もかかった。

くりいむ先生(仮名)とナルニア先生(仮名)が診察に来て、脚の可動域や太さや長さを計る。

くりいむ先生(仮名)は、好みのタイプではないがイケメンだ。
テルマエ・ロマエみたいな濃さ。
どうやらラガーマンらしい。

６時から夕飯を終えて、６時半からシャワー。
シャワー浴びると、なかなか汗がひかない。

７時に夫が来てくれた。

ポータブルDVDプレイヤー買ってくれました。








確かに病室にDVDプレイヤーは付いてるんだけどね。
これで見ているとテレビカードの減りが激しいの。
テレビカードのチャージ分で、ポータブルDVDプレイヤーが２～３台は買えるそうで。

もしかすると退院が平日になるかもしれない。
そしたら本当に荷物は送って、１人で帰らなくちゃ。

明日は自己血貯血とリハビリセンターだそうです。

唯川恵「ヴァニティ」読了。

5月13日(火) 検査入院1日目

朝の時点で体重3.8キロ減。
行け行け、どんどん行け。

キラに再びよぉ～く言って聞かせたが、聞いてないふりをしてる。
それで
「ママ、ちゃんとお話して行ったでしょ」
と言ったら
「いんにゃ、聞いてないし！」
とか言うんだよ、きっと。

朝から雨。
霧雨の中を歩いて出かける。
近所の書店で、今日発売の唯川恵の新刊を買いたかったのだが、まだ荷物が開いていなかった。
残念。

11時頃に入院手続きをすませ、食事に行く。
(重い荷物は入院受付で預かってくれた。ありがたい！)
















久しぶりにカロリー気にせずに食事したー！
おいしかった！

唯川恵の新刊も無事ゲット。

14階西病棟へ上がる。

６年ぶりよ！
(厳密に言えば仕事で来たことはあったけど)








担当看護師はナース・公家(仮名)。

ナース・公家の聞き取り。
病棟が暑くて汗がボタボタ垂れる。

荷物の整理をしてから、売店で水やティッシュを仕入れ、ホールでテレビカードを購入。

それから夫と一緒に４階へ降りて、夫を帰してから心電図と肺活量の測定。
立派な肺活量だとほめられた。
＼(^o^)／

夫が帰って、今日の検査も終わって、することなくなって「李香蘭」のDVDを見た。

主治医グループが４人で顔を見せに来てくれた。

主治医はLEE先生(仮名)。
LEEグループは、スタンロック先生(仮名)、くりいむ先生(仮名)、若くて超可愛い女医のナルニア先生(仮名)。

LEE先生に健診センターに異動になったことを話したら
「じゃあ脚は楽になったでしょう」
とおっしゃる。

「格段に楽になりました」
と答えたら
「じゃあ手術どうする？」
ですって。

やるよ！
やりますよ！
やってくださいよ！

それともジョークだったのかな？

夕方、娘が来た。
２日遅れの母の日で、ダヤングッズもらいました。

待ちに待った夕飯。
野菜だけ全部食べて、ごはんは半分だけ。

すでにひもじい。

７時頃に夫がもう一度来てくれた。

あまりにも暑くてつらいので、氷枕をもらった。
超キモチイー！

今夜は眠れそうです。

5月12日(月) 検査入院前日

明日から８日間お休み！　＼(^o^)／

土曜日には退院になるだろうと踏んでいるが、前回の経験から貧血対策で余分に休みを取った。

帰りに整体に寄った。

ここの担当のシスター先生(仮名)(男性)が、過去に出会ったことのないタイプで、ちょっと好き。

どことなく中性的で、声の出し方がとても丁寧で、あたりまえだがマッサージはうまい。

話していておもしろい。

明日からの入院の話をしていて、
「天国ですよ」
と言ったら、
「そりゃあDVD見て、本読んで、ゲームやって、KENさんには天国でしょうよ。廃人になっちゃうよ。仕事に行きたくなくなるよ」
ですと。

おっしゃる通り！

さて、体重は今朝の時点で、3.5キロ減。

制服のスカートはゆるゆるになった。

しかし体重は減っているが、痩せたわけではまだない。

がんばって続けなくちゃ。

胃は小さくなっているのに、毎晩のひもじさは変わらずつらい。

5月31日の４内受診までには４キロ減らしておきたいなぁ。

キラに明日からの入院について、よーく言って聞かせたが、すごく嫌な話をされてる・・・・・・みたいな顔をしていた。

４～５日で帰って来るんだよ、キラちゃん。

こんなんで怒ってたら本入院の時はどうするの？

ああ、ひもじい。

なんか旅行に行くみたいです。＼(^o^)／

5月6日(火) 「ライオンキング」

ゴールデンウィーク最終日は、旧友イナゴのお誘いで11ヶ月ぶりの「ライオンキング」へ！














なんと田中彰孝シンバを観たの、初めてでした！
たぶん今、最強のシンバだと思います。

全身の皮膚に、完璧に練り上げたシンバクリームが塗りこまれていて隙がない。
これだけ安定していると、観ていてワクワクします。
そして嫌な所が全然ない。

ラフィキにぶたれた時の「イテ」があまりにもナチュラルで感激した。

いい物を見せてもらいました。

萩原スカーが想像以上によかった。
まず、すごく人相(獅子相)が悪いのです。
声がスカーとして理想的トーンの声。
歌もうまいし、適役だと思いました。

小原哲夫さんも、MWの小林くんも、ちゃ～んとわかった。

プンバァを見ていると、どうしてもアトムさんを思い出して泣きそうになります。
「ライオンキング」を観るたびに、これはもうしょうがないのだと思う。

それが歴史なんだもの。

たぶん、今度こそ本当に手術前の四季納め。

「ジョン万次郎」で復活する予定です。

5月3日(土) 「Wicked」

ゴールデンウィーク後半４連休の初日。

夫が仕事で留守。

今週に入ってから「Wicked」のキャストが安定しているのを確認し、上川フィエロと谷原グリンダが観たくて急遽チケットを取った。











グリンダは、かなり難しいというかハードなんだってわかった。
沼尾さんが凄い力を持っていたのだということもわかった。

谷原さんは、すごくがんばっていて清々しい。
アリエルほどリラックスしたフラフラっぷりではない。
グリンダにしてはおバカ度が低いのだが、かなり可愛い。
ここまでグリンダを可愛いと思ったのは初めてだ。
このまま磨いてほしい。

上川フィエロは清潔なフィエロ。
育ちが良さそう。

グリンダに対しても、かなり寛容。

バカさ加減といい、エロさ加減といい、李フィエロがダントツではあるのだが、この清潔なフィエロも目が離せない。

フィエロも、かなりダンスがハードなんだとわかった。
エリック王子の声が揺れたのは見たことがないが、「人生を踊り明かそう」では時々揺れた。
あれだけ動けるのは、やはり李涛ならではかも。

階段を駆けあがる時につまずいたり、「二人は永遠に」で声がひっくり返ったり、エルファバへの箒のパスが届かなかったり、いろいろあったことはあったが、そんなことはなんでもない。

下り坂ではなく、上り坂の途中にいることがわかるから何も気にならない。

むしろユタや、ライオネルや、エリックのきれいきれいなプリンスが、よくぞここまでフィエロになったねと拍手したい。

上川フィエロも谷原グリンダも、観てよかった。
可能性を感じる。

エルファバは９ヶ月前と同じ雅原さん。

どうしても、そんなにフィエロを愛しているようには見えない。

歌はなかなかの迫力なのだが、フィエロを知ってだんだんに色っぽくなって行く感じがない。

くらべてはいけないと承知の上でくらべるが、濱田さんだと「フィエロだけは失いたくない」という胸が張り裂けるような「闇に生きる」なのだ。

雅原さんはエルファバが長くて慣れているのか、妙な癖がある。

「フィエローーーーーー！」
の所が
「フィエローーーーーー↘️！」
になる。

文字で表すのが難しいのだが、なんというか、力強さや決意の強さを、ヒューッと崖から落とすような、投げるような切り方をして表現している。

１回ぐらいならいいが、それが多発する。

「死なせないーーーーー↘️」

「なぜなのーーーーー↘️」

「フィエローーーーーー↘️」

気持ちよさそうに投げ落とすから、フィエロをなんとかして生かしたいと思っているようには見えないのだ。

芝居してくれてこそのミュージカルだなぁ。

斉藤准さんの猿、かわいかったです。

りえちゃんが偶然ソワレを観ると聞いたので、プルメリアで待ち合わせてつかの間、15分ほど会った。









６年ぶりに会ったよ、りえちゃん！

きれいになった。
大人になった。

帰りは、なぜか地下鉄が止まっていたので一駅歩いた。
ちょっと食べ過ぎたから、ちょうどよかった。
歩けば脚は痛くなるのだが、この痛みともまもなくお別れなのだからいいのだ！