ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

1月21日(木) 「白鯨との闘い」

2016-01-24 02:07:30 | 映画





「白鯨との闘い」は白鯨との闘いじゃあなかったんだな、結局は。

海のシーンが圧巻。
ゾクゾクする。
パンフレットを見て、ああ、撮影なんだよなと安心したぐらい。
海と鯨が、特にもちろん白鯨が凄い。

敵うわけがないのに、なんで怒らせちゃったかなぁ。

その結果、ああいうことに。


映画「生きてこそ」を思い出した。

最初はワガママ勝手だった船長が、最後には立派な船長になっていった。

漂流した役者たちは、1日500Kcal以内の食事を義務づけられたそうだ。

それだけじゃなくて、少しずつ日焼けして汚い肌になっていったり、唇が脱水でガサガサになっていたり、リアルだった。

最後に白鯨と出会った時に、彼の目の上の自分がつけた傷を見たチェイスが、銛を下ろすところがキュンとくる。
目と目が合ったんだよね。

海には畏れつつも惹かれる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月15日(金) 「トラブルショー」

2016-01-16 19:04:16 | ミュージカル
ミュージカル座の「トラブルショー」を観に行った。

一和洋輔くんが観たかったのだ。









この舞台の稽古中に、出演者の女優が悲惨なひき逃げ事故で亡くなった。
稽古場ツイートでは一言も触れていなかったが、パンフレットには追悼のページがあった。

亡くなるような年齢ではない人の死には胸が痛む。
それも舞台を控えて稽古中の女優とあってはね。
ひき逃げなんて卑劣です。

閑話休題。

一和くんだけでなく、スンラさんも、花代さんも、圧倒的に歌がうまい。
歌だけじゃなくて、芝居もめちゃくちゃうまい。
そして、どんなに早口でしゃべっても台詞が聴き取れないということがない。
嫌われがちな母音法のしゃべり方ではなく、ナチュラル芝居なのにきっちり聴き取れる。
これってやっぱり、とても重要なことだと思うのよ。

花代さんが凄かった。
コントと見紛うばかりのパッパラパーぶり。
グリンダの何乗??ってぐらいのバカ女。
本当にうまいし、笑った。
あんな花代さん、初めて観た!
でも痩せ過ぎていて心配。

スンラさんも気弱なオドオドが似合っていて、
ユダもこんなだったよねと思う。

一和くん、可愛い。
短い間しかいなかったのに2枚ものCDに出演していて(フロットサムとペッパー)、ほんのワンフレーズでも痺れる歌声。
ソンダンのヴォーカルで大好きになった。
けっこう近くで生歌が聴けて満足。
スーツ姿であれだけ踊れるのは、それなりの素材なんだろうけどさすがだ。
そしてコメディーもできるなんて、将来が楽しみ。

ミュージカル座は、あさこが出演していた「何処へ」を観たことがあるだけだが、熱心に誠実なミュージカルを作っている印象がある。

ネロの菊地さんのコミカルな芝居もよかった。
菊地さんが劇作家兼演出家で、トラブル続きの劇場のこけら落としの脚本を書く。

劇中劇(ミュージカル中ミュージカル)と地の芝居が並行して行われる。
「雲を掴むような話」も、こんな作りだったのを思い出した。

何かとうるさい大御所俳優と大御所女優、イケメン人気俳優、芝居なんてしたことがないバカ女(花代さん)、我が子にしつこくひっついているステージママ(不慮の事故で亡くなった女優さんが稽古していたのはこの役)、喧嘩の絶えないスタッフ、ごちゃごちゃになる稽古場。

2幕はリアルな袖口が舞台上に作られ、上手の袖が本番の舞台の設定。
リアル過ぎて、
「そんなに大声でしゃべったら客席に聞こえちゃうよ!」
と何度も思った。

いろんなことを考えたけれど、楽しい舞台だった。
ちょっと「プロデューサーズ」みたいな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月9日(土) 「アラジン」

2016-01-09 17:53:06 | 劇団四季
ずっとずっとずっとずっとずっと観たかった道口ジーニーを観て来ました!











こんなに観たいと思いつめることは、まずめったにない。
普通ならここまで思いつめる前に観に行っちゃうけど「アラジン」じゃ行きたい時に行けるわけじゃなし、いつ道口さんが来るかわからないし。

夢にまで見た道口ジーニーは綺麗でエステに行ったばかりのようなジーニーでした。
やけにシュッとしたイケメンだし。
歌も芝居も期待を裏切らない道口さんですが、私はこの方はもっともっとできると思う。
初めて道口さんを観たのが、いつで何の役だったか思い出せないのですが、でも私はこの方の芝居が大好き。
また観たい。
もっと観たい。
噂に聞いていた
「会いたかったァ?」
には泣かされました。
このジーニーはまだまだ進化すると思います。

友人たちの間で王子度が高いと評判だった海宝アラジン。
確かにイケメン。
歌もうまい。
でも舞台が進むにつれ、元東京コメディストアjの「1(イチ)」に見えてきた。
イチをうーーーんと綺麗にした感じ。
もうそうなってしまうとイチにしか見えなくて。

舞ジャスミンは、ちっちゃくてとても可愛らしい。
途中、声が引っ掛かった箇所があったけど、チャーミングで、胸もお臍もきれいで、好きなジャスミンでした。

牧野ジャファーの絶対的な悪のそばで、ちまちま動く小悪党の酒井イアーゴには、つい目が行ってしまう。
とても魅力的なコンビだ。

泥棒トリオもしかり。
西尾カシームはいつも仲間のことを心配しているのがわかる。
山下オマールは初見。
斎藤洋ちゃんよりニューハーフっぽく見えるのはなぜ?
白瀬バブカックの歌声は大好き。

とにかく初めて観た時に、ズドーンとタッキーに度肝を抜かれたので、その時ほどの衝撃はなかったです。
慣れもあるし、道口さんに対する期待値も高かったし。

「理想の相棒」のシーンの前には心臓がバクバクしちゃった。

こんなに緊張した観劇は初めて。

このまま死んでもいいやと思えたわぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016年1月1日(金) 「サウンドオブミュージック」

2016-01-01 21:17:04 | 劇団四季

ここ数年は元日は夫と2人きり。

「サウンドオブミュージック」に行きました。








夫は四季のSOMは初めて。
何を見せても、素直に喜んでくれるからありがたい。
私は何年ぶりだろう。

マリアと子供たちとのシーンが好き。
トラップ大佐はだんだん素敵に見えてくるんだよね。
深水さんもカッコよかった。
鳥原マリア、問題アリアリな感じが可愛らしかった。

フリードリッヒに変声の兆候が見られ(聴かれ)、かわいそうだった。

良い曲が多いね。
修道院は本当に新年のミサに来ているみたいな気分になった。

残念だったのが………
下手寄りの席だったのだが、右斜め前の男性が座高が高いのか、腰を引いているのか、他の人より頭ひとつ大きくて舞台が全然見えない。
私の方が左右どちらかにずれて横からのぞくのだけど、首を左右にしょっちゅうコキコキ倒していて、結局見えなくなる。

「ちょっとじっとしてて~!」って言いたくなった。
あんなに頭をよく動かす人、初めて見た。

上下の座席の並べ具合は、もう少し工夫した方がいいのかも。
せっかく半分ずつずらしても、席自体が舞台に向かって斜めを向いているので、結果的に真ん前に人の頭が来る。

夫が楽しんでくれたので、よしとしよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする