南阿佐ヶ谷で夫と待ち合わせ、マサヒロの出る芝居を観に行った。
兎団「星月夜」。
好きなテーマだったが、最初ちょっと入りづらかった。
演出家でもある斉藤可南子さんが、開演前に踊って歌っていて、それはなんだか恥ずかしそうにも見えたりしたのだが、芝居に入った途端に彼女の周りの空気が変わった。
ぐっと惹きつけられた。
その後、マチネでもないのにマチネの呪いに襲われたが、砂漠の国の王子のマサヒロが出て来たら頭がスッキリした。
なんていうんだろう。
小劇場の若い役者さんがよくやるような、何も見ていないような目だったり、フォーカスから外れている時にも芝居を続けているんだよ的な声なき会話だったり、意味がよくわからない不機嫌顔だったり。
そういうのがマサヒロの芝居には一切なくて素敵なのだ。
真剣勝負というかね。
小手先の技を使わないというかね。
そう、半端じゃないのだ!
力強さを感じる。
身びいきじゃなく。
その後の大学のコーラス部の若者たちが全員、死に至るまでのやり取りにも惹かれた。
銀河鉄道がサウザンクロスに着いた時に降りて行く人々の表情が実に誇らしげでよかったなぁ。
エンディングのラジオのナレーションが、彼らの死に様について報道している部分にうるっと来た。
死はさほど遠くにあらず。
マサヒロには改めて感心したし、斉藤可南子さんはちょっと好きになった。
劇中歌もよかった~。
観たいと思ったものは観るべし。
兎団「星月夜」。
好きなテーマだったが、最初ちょっと入りづらかった。
演出家でもある斉藤可南子さんが、開演前に踊って歌っていて、それはなんだか恥ずかしそうにも見えたりしたのだが、芝居に入った途端に彼女の周りの空気が変わった。
ぐっと惹きつけられた。
その後、マチネでもないのにマチネの呪いに襲われたが、砂漠の国の王子のマサヒロが出て来たら頭がスッキリした。
なんていうんだろう。
小劇場の若い役者さんがよくやるような、何も見ていないような目だったり、フォーカスから外れている時にも芝居を続けているんだよ的な声なき会話だったり、意味がよくわからない不機嫌顔だったり。
そういうのがマサヒロの芝居には一切なくて素敵なのだ。
真剣勝負というかね。
小手先の技を使わないというかね。
そう、半端じゃないのだ!
力強さを感じる。
身びいきじゃなく。
その後の大学のコーラス部の若者たちが全員、死に至るまでのやり取りにも惹かれた。
銀河鉄道がサウザンクロスに着いた時に降りて行く人々の表情が実に誇らしげでよかったなぁ。
エンディングのラジオのナレーションが、彼らの死に様について報道している部分にうるっと来た。
死はさほど遠くにあらず。
マサヒロには改めて感心したし、斉藤可南子さんはちょっと好きになった。
劇中歌もよかった~。
観たいと思ったものは観るべし。