ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

4月18日(火) 「脱退会議」「その牙に気をつけろ!」

2017-04-21 02:17:12 | 劇団NLT
午後休とってシアターグリーンへ。

ポスターの写真を撮ろうとしていたら、いきなり現れた川端さん。
びっくりした〜。






NLTコメディ新人戯曲賞公演。
審査員特別賞の「脱退会議」と、佳作入選の「その牙に気をつけろ!」の2本。





「脱退会議」は、5人組のお笑い芸人の話。
会話だけで進む戯曲の難しさを痛感させる。
仲間内のギャグやツッコミでは、何も起きず、ストーリーが展開しないし、興味を惹きつけ続けるのはかなり困難。
仲間同士が揉めるのを見たいだけというプロデューサーも不快。
俳優が魅力的なので、そのへんをカバーしていた。
根本拓人さんはさすがに達者だし、とてもいい声だ。
エコー研修所出身のナベケンが大活躍している。
私が目を惹かれたのは、潔癖症で他人にさわれず、ボケもツッコミもできないという男の子。
一和くんタイプで、とても可愛らしかった。
今後に期待。

「その牙に気をつけろ!」は、おもしろかった!
警察の3人のやり取りも、佐藤まりさんの嘆きも。
まりさん、凪さん、公望さん、小林さんが好き。

稽古場見学に行けなかったのが残念だ。

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4月14日(金) TCS:D 11thライブ

2017-04-18 23:03:36 | 東京コメディストア
仕事帰りに東京コメディストア:Dライブ。





今日はいろいろなゲームがあって楽しかった。
久しぶりに「取り調べ」。
取り調べ大好き。

犯人に立候補したあっきーが、クロコダイルから外へ出ている間に、他の:Dメンバーと観客が
「誰を殺したか」
「どこが殺人現場か」
「凶器は何か」
を決める。
呼ばれて戻って来たあっきーを、刑事役の純さんとりょーちんが取り調べる。
会話にヒントが隠されているので、あっきーはそこから正解を探って行く。
もちろん殺人犯の芝居をしながら。











正解に近づくと観客が反応する。
正解して拍手が出た瞬間のあっきーの表情の変化が、とてもよかったのだが、あまりにも一瞬過ぎて写真に撮れなかった。

としし先生の逆クイズもおもしろかったし、ロングフォームもいい話になった。









なんだか:Dが、すごく良くなってきたぞ。
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4月13日(木) 「ノートルダムの鐘」

2017-04-17 00:03:09 | 劇団四季
初めての田中カジモド。







彰孝さん、歌がすごくうまい。
とてもよく伸びる素敵な声だ。
ただ、なんというか最初っから日差しの中にいる感じがする。
才気煥発、堂々としている。

まったくの個人的な好みだが、私は達郎さんのカジモドが好きだ。
フィーバスとカジモドの、このやり取り好きなんだよね。

「ろくにしゃべれないくせに」
「そっちこそろくに歩けないよね」

あれは発音障害があるからこそ生きるし、フィーバスがカジモドの障害を差別も重視もしていないという表現でもある。
初めて観た時は、えっ、ここまでやっていいの? というほどの障害の表現にびっくりしたけど、あのリアルさがあるから不憫だったり、石像たちの気持ちがわかったり、ぼくはとても強いんですという所に恐怖を感じたりできる。
徹底して障害者を表現しているところに、潔さと覚悟みたいなものを感じるのだ。
自分を卑小な存在だと感じているし、自分の顔を人前に晒すことに対するおびえもある。

どことなく:Dのヒデトモに似てるから、よけい可愛い。

また観たいなぁ。

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4月1日(土) 「オペラ座の怪人」

2017-04-02 22:55:31 | 劇団四季
11年ぶりに「オペラ座の怪人」を観た。










《私、遠征しないので》
東京近辺でやらない演目は観られない。

今日は四季劇場じゃない。
すごくわかりにくい作りの劇場で、落ち着かなかった。
トイレも少な過ぎる。
シャンデリアも客席の上まで来ないので迫力が半減。
生オケは嬉しいけど。

ファントムは佐野さん。
クリスティーヌは苫田さん。
ラウルは神永さん。

佐野さんのファントム、すごくよかった。
今までで一番、感情移入した。
(佐野ファントム観るのは初めてじゃないのに)
11年の間に私の心境にも変化があったのか。
カジモドを観ている影響もあるかもしれない。

目に意志があるし、クリスティーヌへの歪んではいるけど、深い深い愛がビシビシ感じられた。

そうなるとラウルが、ますます薄っぺらく見えてしまう。(褒めているのです)

クリスティーヌも酷い女だ。
だいたい若くて可愛い女というのは残酷なものだけど、とてつもなく残酷だ。(褒めているのです)

殺人鬼だなんだと言われるが、彼の生い立ちを思えば歪まずに育つ方が難しいではないか。
更生の機会を与えてほしい。
クリスティーヌが、優しくそばで歌ってあげれば彼を日の当たる場所で暮らさせてあげることもできたのではないか。
あれだけ才能のある専属作曲家、もったいないじゃないか。
根は一途なんだから。

ラウルもクリスティーヌも、若くて美しいが故に冷酷だ。
自分たちのことしか頭にない。(褒めているのです)

11年前とくらべて、ファントムに肩入れする度合いが増えた。
もう圧倒的にファントムの味方。
ファントムの狂気愛を利用して陥れるなんて、本当に酷い。
かわいそう過ぎる。

最後の最後にキスをしたクリスティーヌは男らしく英断したと思う。
あれぐらいの情はかけてあげても罰は当たらない。
その時のラウルの表情がまた、薄っぺらくて青くて。(褒めているのです)

それで彼らを解放してしまうファントムは、本当にかわいそうだし、いい奴だ。

涙が出た。

それなのに、それなのに、それなのに、ファントムが必死で孤独に耐えているのに。
わざわざ!
わざわざ!
わざわざ指輪を返しに戻って来るなんて!
血も涙もない女。(褒めているのです)

捨ててやれよ、それが優しさだろう。

ファントムの I love you ♪ が死ぬほど切なかった。
泣ける。
ファントムの気持ちを誰も救えない。
泣ける泣ける。

四季ファンのお友達と合流して、お話しながら途中まで一緒に帰った。

あー、佐野ファントムよかった。
本当によかった。

これ、おみやげ。
可愛い。




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