ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

6月18日(日) 「パーマネント野ばら」

2017-06-19 20:40:22 | 演劇
横山清崇先生が出演なさっている「パーマネント野ばら」を観て来た。








ぴろちゃん、よっこさん、めいちゃんと一緒。
劇場でホビットとシゲちゃんにも会った。

劇団た組。
「たぐみ」かと思ったら「たくみ」と読むようです。

ご存知西原理恵子さんの名作が原作です。





ずいぶん前に読んだものなので、観劇前に読み返した。

ダーリンは70歳とか、画力対決とかをイメージしているととんでもない。
毎日かあさんももちろん違う。

原作ではサイバラの絵とネームのインパクトの陰にいろいろキラキラした物が紛れてしまっている。
そしてたぶんサイバラはわざとそうしているのだけど、舞台化したことで、その紛れたキラキラがとても観客によく見えるようになっている。
二次元を三次元に起こす作業というのは大変だ。
真似できない。

ぴろちゃんの隣、最前列センターの席にジャケットがかけられていて、いつまでも人が来ない。
これはあれだ。
配達人のおじさん席だ。
横山先生がいらっしゃるのだ。

出戻ったなおこは、母の営むパーマネント野ばらを手伝っている。
母の愛人やら、そのまた愛人やら、昔の同級生やらがいるが、女たちの会話はえぐい。
あまり幸福でない女たちなので、なおえぐい。

横山先生は「なおこの好きな人」。
「なおこの好きな人」がいる浜辺だけは清涼な風の吹く綺麗な風景。

とても静かで、とてもやさしくて、女の気持ちを逆なでしない話し方。
すべて受け入れてくれる相槌。
そっと肩にかけてくれるジャケット。
それがあまりにも綺麗で、あまりにも静かで、あまりにもやさしくて、かえって違和感を感じるのだ。
たぶんストーリーを知らずに観た人にも、あの違和感は伝わると思う。
横山先生が、正確に醸し出している違和感なのだと思う。

その違和感の正体については、ここでは書きません。
読むなり、再演実現を祈るなりしてください。

とにかくサイバラは凄い。

ずっとなおこを見つめ続けていて、隣にぴろちゃんがいるのにも気づかなかった横山先生も凄過ぎる。

娘のモモちゃんのオチは原作にはなかったような気がするが、あれでとどめを刺された。

観てよかった〜!

私が一番好きなエピソードは割愛されていた。

ゆきママのお母さんが
「じいさんがたおれたで。今、虫の息じゃ」
と言いに来る。
「救急車は?」
と聞かれると
「いんや、今日は天気がええけん、今日死なしちゃる」
というエピソード。

舞台を観て再確認した「パーマネント野ばら」の良さ。





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6月17日(土) 浅利慶太事務所「夢から醒めた夢」

2017-06-19 20:39:24 | ミュージカル
なかなか感想が書けませんでした。





一言で言うと、劇団四季の「夢から醒めた夢」とはまったくの別物です。

台本は同じです。
曲も同じです。
演出そのものは初演に戻ったそうです。
ピコの衣裳も元に戻りました。
歌詞もところどころ元に戻りました。

あれがおそらく浅利慶太演出なのでしょう。

初演の頃は、ちょうど育児ブランクだったのか観ていないのですが、まあ、いろいろ質素な感じ。
TDLが浅草花やしきになったみたいな。
浅草花やしきが悪いと言ってるのではありません。
それぐらいまったく別の物。

歌やダンスも、歌がうまい役者が歌っている、ダンスがうまい役者が踊っている感じ。

たとえ初演に忠実だったとしても、私や娘が愛して通った夢醒めとは別物なのでした。

浅利慶太事務所のこの作品が好きな方、ごめんなさい。

下村さんのデビルはすごくよかった。


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6月11日(日) 6-dim+ライブ「MOVE」

2017-06-12 21:38:45 | 6-dim+
浅草九劇で6dim+ライブ。





昨日と今日で4回公演。

金欠という理由が一番大きいのだが、最近の6-dim+ライブは客層が変わって来ていて、たとえ余裕があったとしても昨日はちょっとひとりで観に行く勇気がなかった。

今日は娘夫婦がマチソワすると言うので、一緒に行った。
私は昼の部だけ。

浅草って、とてもおもしろいのだが、混雑していて歩きにくい。
それに暑い。
来週も横山先生の舞台で浅草九劇に来るのだが、再び来られる気がしない。





応援団に知っている人がいっぱい。

客席に長女A(ウララさん&京ちゃん)、あやこ、ヒデトモ。

りょーちん、骨折していた薬指の包帯が取れました。
よかった~!























ペーパーズが読まれたらその日は大吉と決めているが、今日は私の「上司への一言」も娘の「心に残っている一言」も、読まれたので超ラッキーである。
大大吉。
歌って踊る課長宛てに書いた一言で、LEEさんとあつしさんのデュエットが聴けたし、娘が中学の英語の先生に卒業アルバムにもらった一言は、とても素敵にたけしさんが料理してくれた。
本当に大大吉。

「お客がひとりでも笑ったらそこで終了」というまじめな芝居は、お客への課題みたいな部分もあった。
(笑っちゃいけないわけじゃないのですが)
普通に観ていたら笑わないであろうシーンでも、誰かが出て来て何か動作をしているだけで猛烈な笑いがこみあげてきてこらえきれなくなる。
LEEさんだと特に笑える。
これは箸が転げてもおかしい年頃となんら変わりはない。
私、LEEさんのこと好きなんだなぁと再認識した。
涙が出るほど笑った。
こんなおかしさは、経堂であつしさんがスズメバチを口に入れた時以来だ。

「思い出」であつしさんと淳くんに襲いかかる謎の獰猛生物。
このLEEさんとカタヨセさんの躍動感。
ドラクエの魔物のようです。









たけしさんの得意な、うざくて怖い女性は今回は出ず、そんな女性に正論で対峙する冷静な男が出た。
この男が「シーズザデイ」「今を生きろ」を説く。
こういう男がいたら嫌だろうなぁ。
何一つ間違っていないのに、なんだかとても嫌。
甘えを許さない男。

緞帳や装置の代わりに置かれていた紙を貼った木枠。
これ、夜の部でも必要なんだろうなぁと思いつつ、でも今ここで破らなきゃダメよね、と思っていたら淳君が破ってくれた。











LEEさんもすごくリアルな破り方をした。
さらに破いた紙をささっとまとめて赤ちゃんにしてしまったLEEさん。





6-dim+だもの。
これぐらいのことはあたりまえ。
そう思ってもいちいち嬉しくて感動する。

いつでも一番嬉しい終わり方をするマツモト。
6-dim+がすご過ぎて怖いと思う時期は、もうとっくに過ぎてしまった。





私は成仏して空から6-dim+を観ているような心境です。
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5月31日(金) TCS:D 13thライブ「和」

2017-06-04 23:24:37 | 東京コメディストア
日帰り出張帰りに夫と新宿で落ち合ってから渋谷へ。

フレッシュネスバーガーで時間をつぶして、それからクロコダイルへ、東京コメディストア:D 13thライブ「和」を観に行く。







今日はマミちゃんがいない。

2人ずつに分かれたチームのどれかに投票するようになっていて、「外務省」か「俺の女」かで迷って「外務省」に入れた。






結局は「俺の女」が、おもしろいことをやったらしくて最後まで勝ち抜いたのだが、ちょうどその時、私の携帯にうちのダースベイダーから電話がかかって来ていて観られなかった。
ダースベイダー、怖いねっ。
金曜日の夜に、家でおとなしくしてるなんて思わないでほしいわ。

第2部、カッピーのお祝いのコーナーで、あーあ、どうせうちの夫はこういう形でのお祝いなんて絶対思いついてくれないだろうなと思い、どんよりした気分でいたら、なんとカッピーと浦島さんに名前を呼ばれた。

夫がカッピーに頼んでくれていたらしい。






なんと結婚して31年目にして初めての夫からのサプライズだ!
確かに生まれ月ではあるが、誕生日は3週間以上も先なので頼むにしても無理があると思っていた。

まさに今日がお誕生日の人と一緒に舞台に上がって、即興ミュージカルに参加しちゃった。
りょーちんがたくさんいたらいいのに〜♪
と歌ったら、コーラスが
たくさんいなくていい〜♪
と歌ってくれた。
キャホー、これはおもしろい!

やっぱり生きているうちにやりたいことをやらなくちゃ。

歌うヒデトモは、なんだか飯田カジに似ている。



かわいい。

シュウが安定して出演するようになったらしい。
今日は2人ずつに分かれていたせいで、シュウの芝居もある程度観られた。
もっと弾けてくれるといいな。

:Dはいい感じだ。


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