ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

7月22日(金) 「人狼TLPT×宇宙兄弟」

2016-07-24 18:52:25 | セブンキャッスル
朝からものすごい筋肉痛。
全身だけど、特に太もも。
きのうの防災訓練で階段を23フロア分降りたせいだ。
仕事中も立ったり座ったりするたびにイテテと言っていたのだが。

1時間早上がりして、夫と待ち合わせ、新宿村LIVEへ「人狼TLPT×宇宙兄弟」を観に行った。







宇宙兄弟とのコラボだから、役名がいつもと違うし、人狼が始まるまでの台本芝居が長かった。
おもしろかったけど、オープニング芝居に45分!
それから「これより始まる物語は………」って前置き長っ!

前にサイコパスとのコラボを観た時にも思ったのだが、役名がいつもと違うだけで混乱する。
誰が誰やらわからないので、いつもより推理に集中できない。
いちいち頭の中で、
「えーと、福田ってのはバロウズで………?」
「嵐柴って誰だ、メイソンか」
と変換しなきゃならないのだ。
それだけ役柄が血肉になってるって凄いことよね。
財産だよね。

そしてこれが私の苦闘の痕跡。







人狼2匹、狂人、予言者、霊媒師は当てたが、狩人と3匹目の人狼をはずした。
これで一度でもパーフェクト取ったことがあるって奇跡だった。

しかし宇宙飛行士の訓練の場を人狼にこじつけるのは、うまい設定だった。
排除された人たちが喰われたわけではないので、ちょっと空気が違ったけど。

メイソンの立ち居振る舞いが好きだな~。
そして、シンプルな人狼が一番好き。
あの人たち、みんなとてつもなく頭がいいのよね。

さて、終演後が大変だった。

新宿村LIVEは、とても深い。
数えたことがないので正確にはわからないが、地下4階か5階分は潜ると思う。

23フロア分、歩いて降りて絶賛筋肉痛中の私にとって、それだけの階段を昇るのは手術前よりも困難だった。
エレベーターはないし。
搬入が必要なのだからエレベーターがないわけはないが、グルーーーッと大回りした所にしかなくて、観客は使えない。
地上に出るまでが死に物狂いだった。
10分ぐらいかかったかも。

ああ、人狼すべてのステージを観たいなあ。
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7月7日(木) 「リトルマーメイド」

2016-07-10 12:39:02 | 劇団四季
ホンスキー友達3人と「リトルマーメイド」を観に行った。
最前列センター。
首が、首が。












志音アリエル、三平アリエル、小林アリエルと観たが、4人目の松元アリエル。
友達のかよりんに似た、エキゾチック美人だった。

村トリトン、初見。
声に貫禄がある。
ああ、光枝さんのトリトンが観てみたい。
アースラの弟には見えないかもしれないけど。

竹内エリック、2度目。
ちょっとヤンチャで奔放なエリックなんだよね。
グリム泣かせみたいな。

グリムは田島さん。
ナジェットに見えてしかたなかった。

安定のカニちゃんとかもめ。
この2人が一番安心して観ていられるよ。
スカットルの脳みその小ささが好き。

初見のシェフ・ルイ、キャスト表がなければ気づかないほど外見が岩城シェフにそっくり。
メイクの雛型があるんだろうけどね。

フロットサムが有賀さん。
1フレーズの歌が、ものすごくうまくてもったいない。
フランダーやイアーゴやってほしい。
なんならアラジンでもいい。

友達の可愛かった発言。
スカットルのリハビリソングを聴いて
「あのカモメ、いい人だね」
シェフ・ルイが出て来た途端
「私、この人好き~!」
可愛い。

これでしばらくリトルマーメイドは見おさめかも。
もう一度、おっくー観たかった。

口がきけずに笑顔で好意を表現するアリエルは、ちょっと見倣うべきかもしれない。
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7月6日(水) 月刊ギィ・フォワシィ

2016-07-10 11:32:08 | 演劇
「月刊ギィ・フォワシィ」を観に行った。









川端さん、「ペンキ塗りたて」に出ていらして、昨日が千秋楽。
そして今日が「関節炎」。
劇団四季か!
というぐらいの切り替えぶりだね。

月刊ギィ・フォワシィは、すごく役者泣かせの企画で、とびとびの1回の上演のたびに稽古をし直さなければならないという過酷さ。
お客は毎月、いろんなギィ・フォワシィの作品を入れ替わり立ち替わり観ることができる。

川端さんは、ゆうべはちゃんと最後まで打ち上げに出ていたそうです。

まずは「椅子について」。
山田宏平さん、すごくおもしろい声の持ち主。
母音法かと思うほどくっきりと聴こえる。
不思議な声の魅力に聴き入ってしまい、演説があまり入って来なかった。

「動機」
村松恭子さんと小林千恵さん。
誘拐、監禁、脅迫、殺人、最後にあきらかになる動機。
女2人の芝居って、凄みがあって怖い。
カーテンコールでニコッと笑ってもらえるとホッとする。

川端さんと中島久之さんの「関節炎」。
一昨日の美術評論家とは、まるで別人。
川端さんのうまさが際立つ。

美術評論家は、観客サービスで川端さんが出て来たようなイメージだった。
「関節炎」では、常に身体に痛みを抱えていて、小心で、傷心で、変な人で、粘着気質で、殺し屋を洗脳しようとまでする、川端さんのひとりトライアスロンみたいに、気の抜けないおもしろさ。
中島久之さんといえば、ちょっと悪いイメージだが、川端さんにはかなわない。
なんだか殺し屋が気の毒になって来て、かばってあげたいぐらい。

私はこういう川端さんをもっと観たい。
これ、できればリピートしよう。

関節炎の痛みは本当につらいです。
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7月4日(月) 「ペンキ塗りたて」

2016-07-10 11:19:06 | 劇団NLT
NLTの「ペンキ塗りたて」を観に行った。





お金に困っているお医者さん一家のあちこちで、いいかげんに扱われていた絵が、急に高値がつくようになり、騒ぎが勃発する。
安く買って高く売りたい人や、贋作を作ろうとする人。
それぞれの思惑が交錯し、すれ違うところが、めちゃくちゃおかしい。
NLTの笑いは本当に品がいい。

一家の良心、凪ちゃんがピュアでものすごく可愛い。

あまりにも何も知らな過ぎて、爆弾発言をする長女の安奈さんも笑える。

健全で、心やさしいユルスール。
肖像画はナベケンが描いたそうです。














川端さんとまりさんは美術評論家夫妻。
いわば川端さんが、この舞台の「法」。

休憩中のトイレでは、ホームレスのリエ(アリエル)とバッタリ。

今週は観劇三昧です。
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7月1日(金) 「エクウス」

2016-07-03 09:05:50 | 劇団四季
夫と「エクウス」を観た。












40年前に市村アラン、9年前に望月アランを観ている。
今回は、ダイサートが味方さん!
9年前には、まだ日下さんがやっていらした。

高校受験を終えて、芝居らしい芝居はNLTしか観たことのなかった私が、初めて観たコメディーではない舞台が、市村さんのエクウスだった。
暗さや重さも含めて新劇なのだという気がしていた。
そもそも高校生なんてさ。
「舞台で全裸になるらしいよ」
って、その程度のことに神経が集中してしまうのよ。
たぶん、よくわかってなかったと思う。

市村さんは今の大人の彼とは違って、細くて、神経が全部身体の外に出てしまっているような、ヒリヒリした感じの役者さんだった。
(イメージです)

望月さんは、市村さんとは全然違うタイプなので、逆にまったく違和感なかったのだが、今日のアランは、ちょっと傾向が市村さん。

夫は
「市村さんと比べたらかわいそうだよ」
と言った。

馬が凄い。
筋肉や首の振り方が馬そのもの。

昔は、あの川原さんがナジェットをやっていたらしい。
えーーーー、観たはずだけど想像できない。

また馬の人たち、蹄鉄をはずして、人間の役をやる1シーンがあるのだけど、蹄鉄なしでも、まだデカい。
とにかくデカい。

味方さんは素晴らしかった。

全部、ぶちまけてしまいたいアランを誘導する様子が、親身で熱くて、真剣勝負で、とても色っぽいダイサート。

初エクウスの夫は、
「すごくおもしろい!」
と感動していた。

作者のピーター・シェーファーは、6月6日に90歳で亡くなったそうです。
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